ステンドグラスのような羽「海を渡るチョウ」 京都・京丹後の海岸に舞う

ステンドグラスのような羽「海を渡るチョウ」 京都・京丹後の海岸に舞う

 「海を渡るチョウ」として知られるアサギマダラが、京都府京丹後市丹後町の海岸に今年も飛来し始めた。砂浜で自生する多年草スナビキソウの花の蜜や休憩場所を求めて優雅に舞う姿が見られる。

 アサギマダラは羽を広げると8センチ前後のチョウで、水色や茶色のステンドグラスのようなまだら模様が特徴。沖縄県や台湾などの南方で越冬した後、日本列島を北上する。

 京丹後市丹後町の海岸では、群生するスナビキソウが白い花を咲かせる。近畿地方が梅雨入りした16日、時折雨が降る中、アサギマダラが羽を動かしながら花弁に止まり、浜風に揺れながらも懸命に蜜を吸っていた。

 一帯での飛来のピークは今月下旬から6月上旬とされ、観察を続ける山陰海岸ジオパーク公認ガイドの男性(78)は「足元のスナビキソウを踏むことなく、アサギマダラをそっと見守るようにして観察してほしい」と呼び掛ける。

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