台湾脱線、立ち席で被害拡大か 約120人、全員が倒れる
台湾の特急列車脱線事故で、約120人が座席のない立ち席だったため人的被害が拡大したとの指摘が上がっている。台湾当局は因果関係を調べ、立ち席の制限を検討するとした。当局は4日、死者を51人から50人に修正し、負傷者は日本人2人を含む202人と発表した。
事故は、死者を供養する祝日「清明節」の4連休の初日に当たる2日午前に発生。帰省や観光の旅客で混雑しており、乗客494人のうち122人が立ち席だった。列車は最高時速130キロで走行。目撃者によると、事故の瞬間、立ち席の人々は全員倒れたという。
作業車ブレーキかけ損じか、台湾
台湾東部・花蓮県の特急列車脱線事故で台湾当局は救助活動を終え、検察当局など捜査機関は3日、本格的な事故原因究明に乗り出した。現場近くの坂道でパーキングブレーキをかけ損なった作業車が斜面を滑り落ち、線路をふさいで列車と衝突したのが原因とみられる。蔡英文総統は3日午前、同県の病院を訪れ、負傷者らを見舞った。
事故は2日午前に発生し、50人が死亡、日本人2人を含む146人が負傷した。列車には乗客490人超が乗っていた。検察当局は作業車を停車した落石防護施設の建設業者の責任者の勾留申請を行うとともに、現場など複数箇所で捜査に着手したと明らかにした。
