高速・高精度化した空間認識AF
空間認識AFにより、被写体の位置を瞬時に認識し合焦
空間認識AFとは、パナソニック独自の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」によって、ピント位置の異なる複数のライブ画像から空間を認識して、被写体までの距離情報を瞬時に算出、一気に合焦領域までピント合わせを行うAF制御です。
撮影した画像そのものから、DFDテクノロジーにより被写体距離を、コントラストAFにより被写体のエッジ強度を同時に算出する為、従来のコントラストAFに比べて、高速性と高精度の両立を可能にしています。
オートフォーカスの新しい手法であるDFDについて解説しました。言葉を聞いても「どうやってるの?」と思われるでしょう。実は非常に難しくて説明する方もどこから説明して良いかわからないんですね。だから、理路整然とした説明を聞いたことが無いんじゃないでしょうか。
そこで、できるだけ感覚的にわかるように、極力簡単に説明してみました。最初から最後までじっくり見ないと多分わからないので、目次は付けません。できれば何度も見てもらって、概念だけでも理解してもらえたら幸いです。
●自己紹介
・カメラ開発者
精密メカ設計、光学メカ設計、商品企画、プロダクトリーダー、
ディビジョンリーダーとして33年間従事
・受賞歴
個人 :日本写真学会 技術賞受賞
リーダープロダクト:日本カメラグランプリ 大賞
日本カメラグランプリ 記者クラブ賞
・特許
出願 約300件、登録 約100件