【ストロボ使い方】日中シンクロで屋外ポートレートを撮る基本設定

【ストロボ使い方】日中シンクロで屋外ポートレートを撮る基本設定

ストロボを買ったらぜひ挑戦してもらいたいのが日中シンクロ。一見すると難易度が高いように思えますが、ステップ通りに撮影すれば誰でもカンタンに撮れますよ。クリップオンストロボの基本撮影からオフカメラ(ワイヤレス発光)多灯ライティングまで、日中シンクロの基本をお伝えします。

定常光と閃光がわかれば日中シンクロは撮れる!

背景の定常光とストロボの閃光の違いとは?

日中シンクロを撮るために欠かせない、光と露出の関係をおさらいします。

日中シンクロは背景の「定常光」とストロボの「閃光」の2種類の光があること、そしてそれぞれを別の方法でコントロールすることを知っておきましょう。

まず背景の定常光です、こちらは普段の風景撮影と同じです。写真の明るさ(露出)を変えたい場合は、f値(絞り値)、シャッタースピード、ISO感度の3つを操作します。ここまではカンタンですね。

次に閃光です、こちらは背景の定常光と違い一瞬の光です。ストロボの閃光の発光時間はおよそ1/10000秒(1万分の1秒)程度と言われています。

つまり、ストロボが光っている時間は、カメラのシャッターが開いている時間に対して40倍も短いのです。(スタジオで使うモノブロックストロボの発光時間は1/125秒程度と長いので注意してください)

カメラのシャッタースピードは同調速度より早くできない

また、カメラとストロボを連動させてシャッターを押すと同時にストロボを光らせるとき、カメラのシャッタースピードは決まった数値より遅くしないといけない決まりがあります。その数値は機種によって違いますが、一般的には1/250秒です。このシャッタースピードを同調速度といいます。

背景と人物は露出補正の方法がそれぞれ違う

背景の定常光とストロボの閃光の違いは理解できましたか?ここから少し難しくなるのでじっくり読み進めてください。

ストロボの閃光の発光時間はカメラのシャッタースピードより何十倍も短い時間です。

すると、露出の3大要素 f値(絞り値)、シャッタースピード、ISO感度のうち、シャッタースピードを変えてもストロボが当たっている人物の明るさは変わらない、ということになります。

ここを理解しておかないと、背景の明るさを変えたい、人物が少し暗いので明るくしたい、といったときに、何を操作すればいいのかわからなくなってしまいます。

例えば先ほどの作例で、人物はそのままで背景をもう少し明るくしたいなら、シャッタースピードを遅くするのが一番簡単です。ストロボの光が当たっている人物の明るさはストロボの閃光で決まるので、シャッタースピードを変えても変わりません。(実際には定常光が人物に少し当たっているので、若干は明るくなります)

もしf値(絞り値)を開けたりISO感度を上げて背景を明るくしようとすると、一緒に人物まで明るくなってしまうので、ストロボの発光量を下げないとバランスがとれなくなってしまいます。

逆のケースとして、背景はそのままで人物を明るくしたい場合はどうでしょうか?シャッタースピードを遅くしても人物の明るさは変わらない、f値(絞り値)とISO感度を変えると背景の明るさまで変わってしまう。ここではストロボの光量を上げるのが一番カンタンな調整方法です。

自然に仕上げる日中シンクロ撮影術|○EVの露出差で背景と人物をクッキリ撮る!

日中シンクロとは!撮影のコツ!初心者でも、ストロボを使ったポートレート撮影を簡単に / 昼間撮影するときのポイント、NDフィルター、HSS、超広角レンズで、絞る撮り方など【イルコ・スタイル#318】

【撮影テク解説】逆光ポトレ撮影で日中シンクロ

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏