好調!鍋料理 今季注目『こなべ』 “おうち時間”で関連商品売り上げアップ 飲食店では「一人鍋」提供も
特集は「冬の鍋事情」です。引き続き、新型コロナの影響で外食を控える傾向から、スーパーでも鍋料理関連の売り上げは好調です。また、箸でつつきあわない「一人用の小鍋」も注目されています。
気温が下がり、鍋料理が恋しい季節がやってきました。今年の傾向を探ってみると…。
スーパーでは…。
長野市のスーパー、ザ・ビッグ三輪店。今月から手軽に鍋料理ができる「つゆ」や「素」を集めたコーナーを店内3カ所に設け、合計30種類以上を並べています。
これに合わせて白菜やネギ、ニラなど材料となる野菜も目立つように陳列しています。店によりますと、新型コロナの影響でいわゆる「おうち時間」が増えたこともあって、売上は前年の3割増しになっているということです。
客:
「外食は控えて本当に家で食べるという生活をして、鍋をしたり、おでんをしたり。(鍋は)簡単だし、あったまるし、栄養的にもいい」
「子どもがマスクをしたがらないので、ちょっと外食した時に怖いな。子どもも鍋だったら野菜取ってくれるので(家族)みんな大好き」
ホームセンターの雑貨売り場では…。
(記者リポート)
「店頭にはずらりと鍋が並んでいますが、小さな一人用の鍋も置かれています」
こちらの店舗ではワンコインで買えるコンパクトな鍋や(398円税別)IH対応などの「一人用の鍋」を取りそろえています。店は食材と共に今後の売り上げに期待を寄せています。
綿半ホームエイド・倉島佳与子さん:
「今年はより小さい、1人前で食べられるような小さい鍋の食材などが(売り上げが)増えていくのではないかと少し期待してる」
この動きは飲食店でも…。こちらは養命酒製造が運営する、松本市の「和ダイニングくらすわ」です。今月18日からナツメや八角などの生薬を使った「黒養一人鍋」の提供を始めました。(税込2200円)
白菜や赤大根などの旬の野菜を始め、豚肉や豆腐を生薬の入ったスープで煮込んだ鍋です。
(記者リポート)
「生薬の独特の香りがするんですが、これがまた食欲をそそりますね。いただきます。しょうゆベースの味に、にんにくとショウガが効いていて、体の芯まで温まりそうですね」
和ダイニングくらすわ・宮坂兼一朗料理長:
「冬の一つの楽しみである鍋なんですけど、コロナの時期なので、みんなで鍋をつつくことに抵抗があると思って。安心安全に食べてもらえるように一人鍋を始めた」
鍋は以前からある2人前用のものを活用していてボリュームもたっぷり。〆はラーメンがおすすめということです。
和ダイニングくらすわ・宮坂兼一朗料理長:
「トウガラシやショウガ、養命酒に使われてる生薬を数種類入れた香り高いスープになっている。1人で来た客も、気軽に来てもらえるような感じになってくれれば」
業界団体のガイドラインも大皿は避けて、料理は個々に提供するよう求めており、小(個)鍋はこれに沿ったメニューです。
公衆衛生看護が専門の長野保健医療大学・塚田ゆみ子助教は「家族で鍋を囲む場合、極力1人が専用の箸を使い、取り分けた方がよい」としていますが「家族の中に仕事などで不特定多数と接触した人がいる場合は、安心して味わうための選択肢として1人鍋スタイルも有効なのでは」としています。
食卓にも影響を及ぼす新型コロナ。「こなべ」も新たな日常の一つになるかもしれません。
