ソニー「α7S III」とCFexpress Type Aカード/リーダー
本日発売の新製品を紹介します。お買い物の参考にどうぞ。
ソニーのミラーレスカメラ「α7S III」
"Sensitivity"のSを冠し、高感度(広ダイナミックレンジ)と動画性能を特徴とするフルサイズミラーレスカメラ「α7S」シリーズの最新モデル。前機種の「α7S II」は2015年10月に発売された。
記録メディアは「CFexpress Type A」に新対応。ソニーはメディアとカードリーダーも同時に発表した。Type Aは"SD相当のコンパクト形状"と表現されている。α7S IIIの記録メディアスロットは、SD系カードとCFexpress Type Aのどちらでも挿入できるスロットが、ダブル構成で備わる。
接続インターフェースにはCFexpress Type B同様PCI Expressを採用。Type Bとの主な違いはサイズ形状と転送速度。サイズは20×28×2.8mmで、フルサイズのSDカード(24×32×2.1mm)よりも小さい。
またPCI Express接続である点はType Bと同じながら、レーン数が2レーンのType Bに対してType Aは1レーンとなっており、転送速度の違いにつながっている。参考までに同社CFexpress Type Bカード(CEB-Gシリーズ)の最大転送速度は、読出が1,700MB/秒で、書込は1,480MB/秒となっている。
ソニーα7S III は「CFexpress Type A」を採用する最初のカメラになる?
数日前にソニーα7S III のカードスロットに関する奇妙な噂を聞いたが、本日、ついに信頼できる情報を得た。
「ソニーα7S III は新しいCFexpress Type A カードを使用する最初のカメラになる。素晴らしいことに、この2スロット搭載カメラは、同じスロットでSDカードとCFexpress Type Aカードの2種類のカードを使用できる」
ソニーの素晴らしい解答だ! しかし、大きな疑問は、このカード(CFexpress Type A)がどれくらいの価格になるのかということだ。このカードは、まだ1つも市場に流通していない。
先日、α7S III にはCFexpress mini が採用されるという噂が流れて、様々な憶測を呼んでいましたが、これはCFexpress Type A のことだったようです。
SDとの共用カードスロットになるという噂もどうやら本当だったようで、安価なSDと高速なCFexpressを使い分けられる非常に便利な仕様のカードスロットになりそうですね。
ただ、Type Aのカードはデジカメでは初採用のカードで、まだ市場に出回っていないということなのでどの程度の価格になるのか気になるところです。