「半沢直樹」最終回 SNS「半沢ロス」一色に!第3弾期待の声も続々 全10話連続世界トレンド1位

「半沢直樹」最終回 SNS「半沢ロス」一色に!第3弾期待の声も続々 全10話連続世界トレンド1位

 俳優の堺雅人(46)が主演を務めたTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)は27日、15分拡大で最終回(第10話)を迎え、新シリーズが完結した。主人公・半沢(堺)の「1000倍返し」が炸裂し、前作最終回で半沢が出向を命じられた理由も明らかになるなど伏線を回収。7年ぶりの続編となったが、回を追うごとにストーリー展開とキャストの熱演は濃密さを増し、性別や世代を問わず大反響。社会現象を巻き起こした。この夜は放送中(午後9時20分時点)に「#半沢直樹」が全10話連続となるツイッターの世界トレンド1位。オンエアが終了するや、インターネット上にはドラマ終了を惜しむ声や感謝の声が相次ぎ、瞬く間に「半沢ロス」一色となった。

【写真】「半沢直樹」最終回。半沢に別れを告げる中野渡頭取

 最終回終了1時間後、Yahoo!リアルタイム検索のトレンドは1位「春永」(香川照之がツイッターに書いた言葉)、2位「頭取」、3位「大和田」、4位「白井大臣」、5位「1000倍」、8位「上戸彩」、9位「盆栽」(白井大臣が叩き割る)、10位「ダメ沢直樹」、11位「黒崎」、12位「箕部幹事長」、14位「半沢ロス」、17位「児島」、19位「はなちゃん」と関連ワードが20位以内に13個もランクイン。SNS上を席巻した。

 最終回は、伊勢志摩ステートから箕部幹事長(柄本明)への金の流れが記された決定的証拠は、大和田(香川照之)と中野渡頭取(北大路欣也)の計らいにより箕部の手に戻り、握りつぶされる。怒りに燃えた半沢(堺)は3人に対し「1000倍返し」を誓うも、帝国航空再建プロジェクトから外されてしまう。頭取にまで裏切られ、バンカーとしての熱意を失いかけていた半沢だったが、森山(賀来賢人)と瀬名(尾上松也)に背中を押され、もう一度立ち上がり、闘うことを決意。そして渡真利(及川光博)と共に紀本常務(段田安則)の居場所を突き止めるが、ある衝撃の事実にたどり着く。しかし、中野渡頭取が債権放棄を認める会見の日は目前。運命の最終決戦。待つのは、バンカーの誇りと正義、そして銀行の未来を懸けた全身全霊の1000倍返しか?辞表か?…という展開。

 (※以下、ネタバレ有)

 東京中央銀行は過去の問題融資を発表し、謝罪。生中継された会見で不正を暴かれた箕部は土下座。政治資金規正法違反などで逮捕された。タスクフォースのリーダー・乃原(筒井道隆)は強要罪により弁護士会を退会処分。帝国航空の自力再建は開発投資銀行を中心に行われることに。白井国交相は離党届を提出し、大臣を辞任。無所属議員として再出発した。

 インターネット上には「あー、スカッとした最後の大和田が挑発して半沢の辞表を破り捨てて銀行に残させたのは胸熱だった。半沢の最後の笑みは乗せられたと分かってのことだろうが…早くもロス。新作が待ち遠しい」「大和田取締役の愛で終わりましたね。この2人のやり取りをまだまだ見たい。何年後でもいいので続編を!中野渡頭取むちゃカッコイイし、白井大臣も素敵。何より笠松秘書、大島さん良かったよ!最高のドラマでした」「圧倒的な全10回でした。最終回のMVPは白井大臣だったのでは。半沢につくというのは現実社会ではあり得ない気もするが、箕部の盆栽を叩き壊したのはスカッとしたし、最後の大臣をやめて離党した後のさわやかな表情も印象的でした。最後にやっと素直な笑顔が見れましたね」などの書き込みが続出した。

 「泣けた!中野渡、大和田、半沢3人が涙する白井大臣を前に揃って頭を下げたシーンでウルッと来て、会見場でドアが開いて大和田が入ってきた瞬間、涙腺崩壊…最終回は全員で戦うんだろうとは思ってたが…中野渡頭取の最後の後ろ姿、大和田の最後の最後まで憎まれ口で挑発しながらも、本心は半沢に銀行の未来を託したんだろうなぁって…ケンカ別れのような大和田なりの惜別の最後…ドラマの後半から深い男の信頼、友情、絆みたいなものが伝わってきて、泣けて泣けてどうしようもなかった。半沢直樹最高だった!またいつか帰って来てくれ!」「あの終わり方、半沢直樹パート3確実だね。しばらく半沢ロスになってしまいそうだけど、また次回作があると信じて気長に待つとするよ。最終回、花ちゃん大活躍だったね。思わず涙が流れてしまいました」などと第3弾期待の声も続々。

 「なんだかんだ最後は、半沢と因縁の相手・大和田との2人だけのシーンに。結局はこの2人から始まり、終わるのだという幕の閉じ方に胸が熱くなった。大和田の、退職願を破り、半沢を叱咤激励する姿に泣けた。それと謝罪の言葉は、彼からの、初めての心からの謝罪であったのだと思う。自分の判断に間違いはなかった、と言い切るところは、彼の最後の、バンカーとしてのプライドだったんだろう。いずれにしろ振り返った半沢の笑顔が、すべてを物語っていた。半沢と大和田は最高のパートナーだね。関係者の皆さま、7カ月、本当にお疲れさまでした。コロナ禍の日本に、元気を与えてくれてありがとうございました。感謝と恩返しだ!」などと感謝の声が相次いだ。

 ドラマ側も本編終了後に「みなさん、応援ありがとうございました!」のテロップ。番組公式ツイッターも「皆さん、日曜劇場『半沢直樹』をここまで応援くださいまして、ありがとうございました。コロナ禍で大変な世の中にもかかわらず、多くの皆様にご視聴いただけたこと、大変うれしく思っております。応援いただいた皆さんの御恩に『1000倍の恩返し』の気持ちを込めて。さらば!半沢直樹スタッフ一同」と謝意を表し、別れを告げた。

 今年2月のクランクインから、新型コロナウイルスの影響による中断を挟み、7カ月に及んだ全撮影は24日夜に終了。当初は4月19日に始まる予定だったが、新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れの幕開けとなった。

 2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 7年ぶりの新シリーズとなった今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。脚本・丑尾健太郎氏ほか、演出・福澤克雄氏ほか。半沢は大和田常務(香川)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになった。

 新シリーズ全10話は動画配信サービス「Paravi(パラビ)」が有料配信。無料見逃し配信サービスを行う民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」「TBSFREE」は最終回を無料配信(1週間限定)。

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