猛暑で危険“スマホ熱中症” 対処法 ここに「落とし穴」

猛暑で危険“スマホ熱中症” 対処法 ここに「落とし穴」

私たちの暮らしになくてはならないスマートフォン。

ところが今、突然通話が切れたり、画面が暗くなるトラブル続出。

原因は夏の暑さにあった。

8月21日、大阪市では観測史上2番目となる38.6度を観測。

大阪の女性「殺人的暑さですね」

大阪の男性「気持ち悪いですね。コンクリートからの熱が熱すぎて...」

一方、36度と4日ぶりに猛暑日となった東京では、午後3時までの速報値で82人が熱中症の疑いで搬送されている。

厳しい暑さが続く中、猛暑で具合が悪くなるのは人間だけではない。

今や生活にかかせない存在となったスマホにも、暑さの危険が潜んでいるという。

ITジャーナリスト・石川温氏「炎天下の中で長時間の動画撮影やゲームをすると『スマホ熱中症』になる可能性があります」

スマホ熱中症とは炎天下でスマホを使い続けるなどした結果、電源が落ちたり、充電ができなくなる症状のことをいう。

最悪の場合、スマホが故障し使えなくなる恐れも。

スマホ熱中症について街で聞いてみると...。

10代女性「電話してた時にどんどん(スマホの)温度が上がっていたらしくて、いきなりブツッと切れたことはあります」、「いきなり画面が暗くなっちゃって何も動かなくなりました」

多くのスマホは気温35度までの場所で使用することを推奨。

そのため、炎天下で使い続けていると「高温注意アラート」が表示される場合がある。

Live News it!では、厳しい暑さの中で実際に使用した場合、スマホがどれくらいの温度になるのか検証してみた。

まずは室温25度の室内で一定時間スマホを操作した後、温度計で測ると...。

冷房が効いた部屋の中でのスマートフォンの温度は、28.0度。

一方、気温37度の暑い屋外で過ごした後はどうなるのか...。

実際46.5度もある。

街の人が使っているスマホもサーモカメラで見てみると、スマホの表面が46度と表示された。

女性「あー熱いですね」、「めっちゃ熱いじゃん」、「でも熱いとバグったりします」

スマホが44度表示された女性「自分の頭が熱すぎ...(スマホが)熱い...壊れそう」

スマホが40度と表示された女性「びっくりしました。こんな高いと思わなかったので怖いなと思いますね」

暑さが招くスマホ熱中症。

日陰など直射日光があたっていないからと言って安心はできない。

実はこんな落とし穴が。

男性「(スマホってどこに入れていますか?)いつも(ズボンの)ポケットですね」

女性「(スマホってどこに入れていますか?)(ジーパンの)ポケットです」

ポケットに入れて持ち歩く人も多いスマートフォン。

しかし気温が高い日にポケットに入れたままにしていると、熱の逃げ場がなくなるため注意が必要だという。

さらに高温になりやすい車の中にスマホを放置するのは大変危険。

そうかと言って、熱くなったスマホを一気に冷やそうと保冷剤を使うと思わぬ事態を招く恐れが。

ITジャーナリスト・石川氏「スマホの中に結露が発生する可能性があります。そうしますと中の部品を痛めて、最悪の場合壊れてしまいます」

そして専門家が熱くなったスマホを冷やすのに試す価値があるとして挙げたのは、10円玉をスマホに貼ったり、のせたりする方法。

ITジャーナリスト・石川氏「10円玉によって熱が逃げると、(10円玉は)銅でできていて非常に熱伝導がいいので、裏技的ですけど効果的だと言われています」

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏