三浦春馬さん 前日までドラマ撮影、朝連絡取れず…分け隔てない人柄、信頼厚く
俳優・三浦春馬さんが18日、死去した。自殺とみられる。30歳。三浦さんは現在、9月スタートのTBS系連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(火曜、後10・00)の撮影中だった。自宅からは遺書のようなものが見つかったと報じられているが、所属事務所は同日夜、「詳細に関しましては、現在確認中」(公式サイト)と説明した。
関係者への取材によると、三浦さんは17日までドラマ「おカネ-」の撮影に参加。18日朝から連絡がつかなくなっており、18日のロケは急きょ中止となっていた。
三浦さんは6月から始まった同ドラマの撮影に情熱的に取り組んでおり、演じ方などについて、監督と熱心に話し合う姿もみられていた。ドラマの役柄通り明るく現場を盛り上げていたという。
現場ではスタッフに分け隔てなく接し、にこやかに声をかけるなど、現場の信頼も厚かった。
三浦さんと一緒に仕事をしたドラマ関係者は「本当にいい人で…こんなこと…信じられない」とショックを隠しきれない様子だった。
三浦春馬 10年前の苦悩は…
俳優の三浦春馬(29)が11日、都内で主演映画「アイネクライネナハトムジーク」(20日公開)の学生お悩み相談イベントを行った。
10年の時を超えた恋と出会いがテーマの映画。三浦は10年前に悩んでいたことを問われ、主演ドラマ「ブラッディ・マンデイ」に挑戦していたことを回想。「ハッカーで、作業しながらセリフを言う役でもあったので、セリフ覚えに追われていた」と当時の苦悩を懐かしんだ。共演の多部未華子(30)は「就活どうしようかなとか、どんな恋愛していこうとか、普通の女の子が悩むようなことを抱えていた」と明かしていた。
朝ドラ主演俳優が自宅で首つり自殺 死の直前、意味深ブログ
NHKの朝ドラ「凛凛と」に主演し、TBS系昼ドラ「温泉へ行こう」ではヒロインを支えるイケメン支配人役を演じた俳優・田中実さんが2011年4月25日、自宅マンションで首を吊り、自殺した。44歳。まじめな人柄で知られた。死の2週間前に投稿された最後のブログには「下を向いて考える時はどこか気持ちが沈んでいるような…(中略)空を見上げて考え続けたい」などと、何かに悩んでいるかのような記述があった。
【2011年4月26日のデイリースポーツ紙面より】
俳優・田中実さん(44)が、25日に東京・大田区の自宅マンションで首をつって死んでいたことが26日、警視庁池上署などへの調べで明らかになった。同署は自殺とみて調べている。
田中さんは高校卒業後に仲代達矢さん主宰の無名塾に入塾。1990年、NHK朝の連続テレビ小説「凛凛と」に主演し、さわやかな好青年ぶりが人気となり、ドラマ、映画などで活躍していた。まじめな性格で知られ、近年は精神的に不安定だったと証言する関係者もいる。
44歳。あまりにも急ぎすぎる死だった。
池上署と所属事務所によれば、田中さんは25日、午前11時30分から2時間ドラマの撮影の仕事が入っていたが、現場に現れず、心配したマネジャーと田中さんの母親が自宅に駆けつけたところ、窓についた落下防止用の鉄格子にマフラーをかけて首をつり、座った状態の田中さんを発見した。部屋着姿で、すでに意識はなかったという。
すぐに母親が119番通報し、午後3時すぎに都内の病院に救急搬送されたが、同4時20分ごろ、死亡が確認された。
いつも30分前に仕事現場に到着している田中さんが姿を見せなかったため、マネジャーは、田中さんの自宅や携帯電話に連絡をしたが、応答はなし。田中さんの妻に電話したが、仕事中だったため、妻が自宅近くに住む田中さんの母親に連絡し、駆けつけたマネジャーとともに自宅に入った。妻は午前10時前に外出していた。
救急車の搬送を目撃した近所の住民によると、田中さんの足は紫色で血の気がなく、救急車に同乗する妻とみられる女性が泣きわめく声が響いていたという。
親しい関係者は田中さんについて「非常にまじめな好青年。人当たりもよく、真っ正直な男」と口をそろえる。自殺の動機は明らかになっていないが、一方で「まじめすぎて人に何かを相談できなかったのかも」「何かを思い詰めていたのかも」と話す人もいた。
まじめすぎる田中さんは精神的に落ち込むことがあったと証言する芸能関係者も。「2年ほど前に会ったときは、精神的に不安定で、明らかに様子がおかしかった。夫婦関係の悩みをポロリとこぼしていた」という。
所属事務所によると、最近は2時間ドラマなどの仕事が多く、スケジュールは半年先まで決まっていた。4月からは毎週水曜日に後輩の演技レッスンを行っており、20日にも“先生“役を担当したばかりだった。
私生活では93年に結婚した2歳年上の一般女性との間に高校生の長男、中学生の長女がいた。遺書などは見つかっていないが、池上署は自殺とみて動機などを調べている。
三浦春馬さん急死で芸能界パニック 撮影中連続ドラマお蔵入りか
テレビ、映画、演劇など多方面で活躍していた俳優の三浦春馬さん(享年30)が18日、死去したことが明らかになり、芸能界はパニックに見舞われた。各担当者は情報収集と対応に追われた。
18日も三浦さんはTBS系連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(9月スタート、火曜・後10時)の収録に参加予定だった。前日まで熱演を披露していただけに、関係者の衝撃は計り知れない。
ドラマの公式ツイッターはこの日夜、追悼文を掲載。「撮影現場ではムードメーカーでいつも現場を明るい笑顔で盛り上げ、大変な時にはそっと手を差し伸べてくれる優しさもある、皆から愛される方でした。スタッフ一同、心よりお悔やみ申し上げます」としのんだ。
ドラマの今後については未定。TBSは「これから関係各所と協議していきます」とコメントした。第1話はすでに完成し、第2話以降の収録を行っていた。台本は6話までできあがっている。代役を立てるプランもあるが、共演者やスタッフの心のケアも必要となることから難航は必至。芸能関係者は「作品はお蔵入りになる可能性が高いのでは」と話した。
映画関係者も「突然のことで驚きました」と衝撃を隠せない様子で対応に追われた。女優の長澤まさみ(33)が主演する映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(田中亮監督)に天才恋愛詐欺師のジェシー役で出演しており、配給の東宝によると予定通り23日から公開するという。
23日の公開初日には、新型コロナウイルス感染予防の観点から都内劇場から無観客の舞台あいさつを行い、全国の劇場に同時生中継を予定。関係者は「実施するか協議中です」と明かし、中止の可能性も示唆した。長澤、東出昌大(32)、小日向文世(66)ら主要キャストの登壇が告知されているが、三浦さんは当初から予定に入っていなかった。
また、新田真剣佑(23)らと共演する映画「ブレイブ―群青戦記―」(本広克行監督)も関係者によると現状では予定通り、来年公開予定。撮影はすべて終わっているという。