プリント倶楽部のセガ、20年ぶりに市場に再参入 担当者「“技術のセガ”で令和のプリクラ文化を創造」
プリクラの元祖・セガが、約20年ぶりに市場に再参入。最新プリクラ機「fiz」(フィズ)を発表した。
7月10日(金)から、ラウンドワン横浜駅西口店、ゲーム キングジョイを皮切りに、全国の対象店舗で期間限定の先行リリースを実施。発売は秋を予定している。
KAI-YOUではセガの「fiz」担当者に取材。およそ20年ぶりの参入の理由を聞いた。
「プリント倶楽部」誕生から25年の節目に
かつて「プリント倶楽部」で一世を風靡し、「プリクラ」という言葉を確立させたセガ。
2020年はその「プリント倶楽部」が誕生して25周年。
この節目にセガが発売する最新プリクラ機「fiz」最大の特徴は、通常の撮影と同時に、しっかりと盛れるスムーズな3秒動画が撮影できる「モーメント」。
また、明るい照明環境と23.8インチの大画面を2枚設置した撮影ブース、32インチのらくがきブースといった豪華な機体で、より遊びやすく、より盛りやすい環境で撮影ができる。
セガ担当者「市場への再参入は自然の流れ」
「プリント倶楽部」が誕生して25年という節目に展開される「fiz」。KAI-YOU.netの取材に対しセガの担当者は「市場への再参入は自然の流れ」とコメント。
誕生から平成を代表するカルチャーとなったプリクラは、現在も記念日の記録や思い出づくりなど、「スマホでの撮影とは違ったニーズがあり、一定の規模がある市場」と説明する。
ニーズがある以上は、再参入も自然な流れ。「fiz」では「盛れ」と「王道感」は守りながらも新たな機能を加え、「令和時代の新しいプリクラ文化の創造」を目指すという。
セガ担当者コメント
プリントシール機市場は1995年にセガとアトラスが共同開発した「プリント倶楽部」から生まれた市場であり、その後は中高生を中心とした平成を代表するカルチャーに成長いたしました。
プリクラは現在においても、イベントや記念日などの特別なときの記録、友達や恋人との思い出作りといった体験型コンテンツとして、スマホでの撮影とは違ったニーズがあり、一定の規模がある市場です。
多くのお客様に求められているジャンルである以上、同市場への再参入は自然の流れであったと考えております。
「fiz(フィズ)」は現在のプリクラに求められる「盛れ」と「王道感」は守りながらも、「技術のセガ」だからこそできる、3秒動画の「モーメント」など、新しいアプローチにも多数チャレジしております。
セガは令和時代の新しいプリクラ文化の創造に努めてまいります。
セガの挑戦、「プリント倶楽部」から「fiz」へ
「fiz」の発表にあわせて、受付でQR会員証をかざすだけで撮影データをダウンロードできる連動アプリ「プリクラON」をリリース。
画面を変化させたサプライズ演出ができる「プリもっと」や、シールが動き出すARプリクラなど、これまでのプリクラ機になかった「fiz」ならではの仕様を多数実装。
さらに、1プレイで受け取れるデータは最大12枚(プリクラ6枚、モーメント6枚)。プリクラとセットでモーメントのデータもダウンロードできる。