watchOS 7でApple Watchに パーソナライズ、健康管理、 フィットネスについての重要な 機能が追加に

watchOS 7でApple Watchにパーソナライズ、健康管理、フィットネスについての重要な機能が追加に

文字盤の共有、睡眠記録、自動手洗い検出が登場

カリフォルニア州クパティーノ —Appleは本日、watchOS 7のプレビューを行いました。watchOS 7によって、世界で最も先進的なスマートウォッチに、強化されたカスタマイズツールと強力な新しい健康管理およびフィットネスの機能が加わります。共有できて見つけやすい文字盤構成によってこれまでとは比べものにならないほどパーソナライズが可能になります。また、睡眠記録、自動手洗い検出、ダンスなどのワークアウトの種類の追加、新しい耳の健康のための機能により、健康的な生活を送るために役立つ詳しい情報が得られます。また、これらはプライバシーに配慮した設計となっています。マップアプリケーションでは自転車の経路案内、Siriでは言語の翻訳もできるようになり、手元から便利に確認できるようになります。

「Apple Watchがお客様にポジティブな影響をもたらすことで、私たちも元気をもらっています。お客様の健康、フィットネス、ウェルネスをサポートする新しく意味のあるツールをお届けできることにわくわくしています。watchOS 7では、睡眠記録、自動手洗い検出、新しいワークアウトの種類に加えて、まったく新しい文字盤の見つけ方や使い方によって、さらに健康に、アクティブに、つながることができるようになります」と、Appleの最高執行責任者であるジェフ·ウィリアムズは述べています。

文字盤と共有

有益な情報が一目でわかる文字盤は、Apple Watchの体験の中心であり、お客様がApple Watchをパーソナライズできる部分でもあります。watchOS 7は、子供が生まれたばかりの親から、サーフィンの愛好家、テニスプレーヤー、写真家まで、どのようなアクティビティやライフスタイルにもぴったりな文字盤になるように構成を変え、ユニークな組み合わせを見つけて共有できる、新しい方法を提供します。コンプリケーションを含め、無限にカスタマイズやパーソナライズができる文字盤は、メッセージやメールで共有することが可能です。App Storeのほか、ウェブサイトやソーシャルメディアのリンクから見つけることもできます。

watchOS 7では文字盤が新しくなり、さらに自由なパーソナライズや、お気に入りのアプリケーションへのスムーズなアクセスを可能にします。細部まで美しく、超高精細なクロノグラフプロには、一定距離に対する移動時間を基に速度を計算するタキメーターを搭載しています。また、「写真」の文字盤にはカラーフィルタ、さらにくっきりとした「特大」の文字盤には多彩なコンプリケーションを追加するオプションが加わります。

デベロッパは、1つの文字盤に、同じアプリケーションから複数のコンプリケーションを提供できるようになります。たとえば、1つの文字盤上でGlow Babyの複数のコンプリケーションを表示して、子供が生まれたばかりの親がミルクの時間、母乳の時間、搾乳の統計、昼寝時間を記録したり、Dawn Patrolでお気に入りのサーフスポットの潮の満ち引き、風速、水温を表示したりできます。

睡眠

watchOS 7ではApple Watchに睡眠記録が搭載されます。包括的なアプローチで睡眠をサポートするこの機能は、ユーザーが目標とする睡眠のゴールを達成するため、必要な睡眠時間を確保し、予定通りに就寝し、就寝前のルーティンを作るため、役立つツールを提供します。Apple Watchに搭載された加速度センサーが睡眠中の呼吸のサインである微細な動きを検出し、身につけている人がいつ眠っているか、毎晩どれくらいの睡眠時間を取っているかを賢く認識します。朝になったら、前の晩の睡眠について、起きている期間や眠っている期間を含めて視覚的に確認できます。また、毎週の睡眠の傾向を示すグラフもチェックできます。

米国睡眠医学会によると、就寝前のルーティンは、身体が眠る準備をするのに役立ちます。就寝準備の機能を使うと、Apple WatchとiPhoneで就寝前のルーティンを作成し、ホームアプリケーションで特定のシーンを設定したり、リラックスできるサウンドを聞いたり、お気に入りの瞑想アプリケーションを使うことができます。睡眠モードでは、Apple Watchのおやすみモードがオンになり、夜間は画面を自動的に暗くします。

ユーザーが起床しやすいように、Apple Watchは消音した触覚的なアラームや優しいサウンドを用意し、起床画面には現在のバッテリー残量を表示します。ユーザーの充電パターンに応じて、就寝1時間以内のバッテリー残量が少なすぎる時は、Apple Watchが就寝前にユーザーに充電するよう促します。睡眠データはデバイス上、またはiCloudの同期によってiCloud内で暗号化され、データは常にユーザーが管理できます。

自動手洗い検出

適切に20秒以上手を洗うことは、病気の感染防止に役立ちます。ウェアラブルデバイスではじめての、これまでにないイノベーションとして、Apple Watchはモーションセンサー、マイク、そしてデバイス上の機械学習を利用し、手を洗う動きと音を自動的に検出します。検出すると20秒のカウントダウンタイマーがスタートし、ユーザーの手を洗う時間が短い際に、もっと続けるよう促します。また、ユーザーが帰宅した時に、Apple Watchが手を洗うよう知らせる便利な機能もあります。

手を洗うことは健康全体にも関係するため、iPhoneのヘルスケアアプリケーションは、ユーザーの手洗いの頻度と時間を表示し、手を洗うことの重要性に関する情報も表示します。手洗いの検出に使用される音が、ヘルスケアアプリケーションやApple Watchによって自動的に録音または保存されることはありません。

ワークアウトの種類およびフィットネスアプリケーション

ワークアウトアプリケーションは、Apple Watchの人気アプリケーションの1つです。watchOS 7では、強力な心拍数アルゴリズムおよびカスタム仕様の動作アルゴリズムでサポートされる4種類の新しいワークアウトである、コアトレーニング、ダンス、機能的筋力トレーニング、クールダウンが登場します。

ダンスにおけるカロリー消費を正確に把握するため、Apple Watchでは高度なセンサーフュージョンを用いて、心拍数センサーからのデータと加速度センサーおよびジャイロスコープからの入力を統合することで、独自の方法によりダンス特有の体から腕までの様々な動作の測定に関する処理を行っています。このワークアウトは、エクササイズで人気の高い、ボリウッドダンス、カーディオダンス、ヒップホップダンス、ラテンダンスの4種類の主要なダンスを使って検証、確認が行われました。

新しいデザインとなり、フィットネスという名称となったiPhoneのアクティビティアプリケーションでは、日々のアクティビティ、ワークアウト、バッジ、アクティビティのトレンドを一方のタブで、アクティビティの共有および競争を別のタブで見るなど、データをスマートに閲覧することができます。

iPhoneのフィットネスアプリケーションでは、アクティビティのデータをよりスマートに閲覧できるようにするため、デザインを刷新しました。

聴覚

環境音レベルおよび騒音にさらされる時間を測定するノイズアプリケーションをwatchOS 6で導入したことに続き、watchOS 7では、耳の健康をさらにサポートするため、ヘッドフォンによる音声通知機能を追加しました。これにより、iPhone、iPod touch、Apple Watchで接続したヘッドフォンを通して視聴しているメディアの音量レベルを認識することができ、そのレベルが将来的に聴力に影響を与えるかどうかを理解することができるようになります。

ヘッドフォンを使用した聴取時間の合計が安全レベルの週間限度に達すると、Apple Watchから通知が届きます。この限度時間は世界保健機関の推奨に基づくものであり、たとえば、80デシベルまでの音量であれば、週に40時間さらされても聴力に影響は生じないとされています。1 iPhoneのヘルスケアアプリケーションを使用して、毎週どの程度の時間高いデシベルレベルの音量にさらされたのかを確認し、ヘッドフォン音量の最大レベルを管理することもできます。ヘルスケアアプリケーションまたはApple Watchでは、ヘッドフォンによる音声通知機能の音声の記録や保存は一切行われません。

watchOS 7に関するその他のアップデート

自転車に乗る際には、手首の上で確認できる自転車の経路案内が便利です。経路案内は大きく読みやすく表示され、自転車を降りて歩く必要がある時や時間節約のために階段を使ったほうがよい時などにはマップアプリケーションが教えてくれます。ユーザーは、急な坂道を避ける経路や、目的地までの最短時間、最短距離での経路などを選ぶことができます。

ユーザーは手首に着けたApple WatchのSiriを使って多くの言語を翻訳することができます。メッセージの音声入力などの際には、強力なApple Neural Engineによって音声入力はデバイス上で行われ、素早く信頼性の高い処理が施されます。またApple WatchはSiriによる着信メッセージの読み上げ機能もサポートします。さらにApple Watchでショートカットアプリケーションの利用も可能になり、コンプリケーションとして使用することもできます。

デベロッパはSwiftUIを使用してグラフィックコンプリケーションを作成することも可能で、Xcode Previewsなどの新しいデベロッパツールを使用すれば、さらに作業を簡単に行うことができます。

ネイティブ機能用の新しいコンプリケーションには、カメラリモート、睡眠、およびショートカットなどがあります。

ヘルスケアアプリケーションで利用できる新しいMobility Metricsには、低レンジカーディオフィットネス、歩行速度、階段降段速度、階段昇段速度、6分間の歩行距離、両脚支持時間、歩幅、歩行非対称性などの項目があります。これらの計測は、患者が安全に動き、患者の年齢にふさわしい動作を容易に行う能力を持ち合わせているかどうかを医療機関が判断するために重要なものです。一般的には研究所のような環境においてのみ測定が行われるこれらの計測項目ですが、Apple WatchとiPhoneを使えば独自の測定を行うことができ、また、筋骨格ヘルスケアの会社であるZimmer Biometのようなデベロッパが、患者のケアやmymobilityアプリケーションのような管理ツールのために利用することも可能です。

プライバシー

プライバシーはAppleの基礎にある理念であり、ヘルスケアに関するデータにおいては特に重要です。そのためAppleでは、ヘルスケアに関するすべての機能をプライバシーを念頭に置いて設計しています。ヘルスケアに関するデータは、デバイス上、iCloud上、またはiCloudの同期に際して暗号化され、データは常にユーザーの管理下に置かれます。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏