フランス、接触アプリの利用低迷 情報収集で不信感 新型コロナ

フランス、接触アプリの利用低迷 情報収集で不信感 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、フランス政府が導入したスマートフォンの濃厚接触者追跡アプリの利用が低迷している。

 24日付の仏紙レゼコーによれば、2日のインターネット公開以降のダウンロード数は約190万回。仏国民の3%にすぎず、アプリの効果が得られるとされる10%には程遠い状況だ。

 利用低迷の背景には、アプリを通じた情報収集への不信感がある。政府は当初、アプリは1メートル未満の距離で15分以上接触した人の情報を収集し、感染が判明した人の濃厚接触者を把握、本人に通知すると発表。しかし仏ニュースサイトのメディアパートは15日、実際には行き交う人全ての情報がサーバーに送られていたとする研究者の証言を報じた。この研究者は「感染予防には意味がなく、プライバシーが危険にさらされる」と非難した。

 政府は報道について「調査中」としつつも、アプリを改良すると表明。それでもレゼコーによると、ダウンロード後にアプリを削除した人の数は46万人に上り、連日「数万件規模」で削除数が増えているという。トリビューン紙は「壮大な失敗だ」と酷評している。

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