感染者8人は中洲のキャバクラの客や店員 福岡市が270店に感染対策要請
福岡市は16日、同市や東京で10日以降に確認された新型コロナウイルスの感染者8人が、同市・中洲のキャバクラの客や店員だったと発表した。8人の共通点や店名は調査中。市は中洲の接待を伴う飲食店約270店に感染予防の徹底を求める要請文を郵送した。
市によると、感染が判明した福岡市の30代男性2人は、今月4日に東京から来た友人の男性4人と一緒に中洲のキャバクラに来店。友人4人も15日までに東京都の調査で陽性と分かった。男性たちは店名を明らかにしていないという。
また、市内のほかの感染者のうち、この30代男性2人と3日に会食した20代女性と、女性の友人の30代男性がキャバクラの店員だったことも判明。市はそれぞれのキャバクラが同一店舗かを確認中という。
一方、北九州市は16日、小倉南区の90代女性の感染を確認した。感染経路は不明。感染者の確認は5日連続。同市で感染が再拡大した5月23日からの累計は156人となった。
市によると、女性は15日に意識障害のため医療機関に救急搬送され、16日のPCR検査で陽性が判明した。濃厚接触者は同居する息子1人という。