WHO総会、米中対立が先鋭化 台湾不参加、習主席発言へ コロナ対応検証も焦点

WHO総会、米中対立が先鋭化 台湾不参加、習主席発言へ コロナ対応検証も焦点

世界保健機関(WHO)の年次総会が18日、2日間の日程でオンライン会議方式で開幕する。

 台湾のオブザーバー参加や新型コロナウイルスの初動対応が焦点だが、台湾は開幕直前、WHOから招待されなかったため参加できないと表明。参加を後押ししてきた米国と、強く反対してきた中国の対立は不可避だ。

 台湾の呉釗(※金ヘンにリットウ)燮外交部長(外相)は、「WHOは中国の圧力に屈服した」と指摘し、中国の意向が働いたと批判。台湾政府はWHOに抗議文を送る方針だ。中国外務省によると、習近平国家主席は総会で発言する予定で、台湾の参加や新型コロナ対応に関し、中国の立場を強調する見通しだ。

台湾、WHO総会の招待状届かず 呉外相「深い遺憾と強い不満」表明

台湾時間18日午後6時にテレビ会議形式で開幕する世界保健機関(WHO)総会について、外交部(外務省)の呉釗燮部長(外相)は18日午後2時すぎ、台湾に招待状が届かなかったと発表した。また、WHO事務局が中国政府の圧力に屈し、2300万の台湾人の健康権を無視し続けていることに対し、外交部として「深い遺憾と強い不満を表明する」と述べた。

中央感染症指揮センターの記者会見で語った。会見に同席した陳時中衛生福利部長(保健相)は、WHO事務局に抗議の書簡を送る方針を明らかにした。

WHO非加盟の台湾は2009年から8年連続でオブザーバーとしてWHO総会に参加してきたが、17年以降は中国の圧力を背景に出席できていない。今年は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、日本や米国、欧州など各国の政治家や議員が台湾のWHO総会参加に支持を表明していた。呉部長によれば、台湾支持の声は43カ国の政界から寄せられたという。

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