志村けんさん急逝後、ツイッターに「恐怖」の感情急増 著名人の死がもたらす衝撃

志村けんさん急逝後、ツイッターに「恐怖」の感情急増 著名人の死がもたらす衝撃

 新型コロナウイルスに関してツイッターに投稿されたツイートを感情面で分析したところ、同ウイルスによる肺炎でコメディアン志村けんさんの急逝が報じられた3月30日以降、「怖(い)」「厭」といった否定的な感情が急増したことが、東京大学の鳥海不二夫准教授(計算社会科学)の調査で分かった。特に「恐怖」を意味する「怖」は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染が起きた2月上旬のレベルにまで伸び、著名人の死がもたらした衝撃が示された。

 1月16日から3月31日までの期間で、新型肺炎、コロナウイルス、COVID-19などのキーワードで収集した2189万8494件のツイート(リツイートは含まない)について、感情分析ツールで解析した。怒(怒り)、厭(嫌い)、怖(恐怖)、安(安らぎ)、喜(喜び)の五つの感情でツイートを判別し、それぞれの感情がどの程度含まれているかを日ごとに調べた。

 1月は「怖」が多く、その後は「厭」が増加。当初は治療法がない未知のウイルスそのものへの恐れを反映しているとみられ、続いて、仕事や教育など行動様式を変える必要が生じるなど、社会全体に影響することへの嫌悪感が高まったと読み取れる。

 3月20~22日の3連休付近では、「怖」の感情が1月以来最低になり、「喜」が上回った。この時期は、医療関係者らが懸念した「市民の気の緩み」とも重なり、「ユーザーの油断の現れではないか」(鳥海准教授)という。だが、志村さんの死去を境に負の感情が再び一気に増加。「厭」は過去最高に達し、「怖」も大きく増加した。

 鳥海准教授は「志村さんの死がツイッターユーザーの感情に与えた影響は非常に大きい。新型コロナへの警戒心を一時的にでも取り戻すきっかけになった可能性がある」としている。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

たけし 志村さんの死で「うつになっちゃった。ノイローゼになった」

 ビートたけし(73)が11日、レギュラーを務めるTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に出演。3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)について、初めて語った。たけしはあまりの突然の別れに「ちょっと鬱(うつ)になっちゃった」と語るなど、ショックの大きさをにじませた。

 先週の同番組の放送がお休みだったため、雑誌のコラム以外でたけしが志村さんについて触れるのは今回が初めて。

 「けんちゃんは苦労してるからね。荒井注さんがやめるまでボーヤ(ドリフターズの付き人)だったからね。」と正式にザ・ドリフターズのメンバーとなるまでの若き日の苦労をしのび、「お笑いについては、コント、芸人そのもので。コント一筋の人で、なかなかできないですよ、こういう人は。テレビの時代が変化しても、この人はやっぱり、お笑いのコントを突き詰めた」と笑いに対する努力と才能を称えて、最大限の尊敬の思いを語った。

 志村さんは3月20日に病院に搬送された。意識は戻らないまま、29日、息を引き取った。新型コロナウイルスへの感染が公表されたのは25日。たけしは「何もこれで逝かなくたっていいじゃない…。もうちょっと、人間はいずれ死ぬけど…」とコロナによる肺炎で突然、この世を去ったことを悔やんだ。

 「ちょっとうつになっちゃって、ノイローゼになっちゃって」とも打ち明け、「何にも考えなくなくなったね…。オレはこれからどういう人生を歩むんだ…ぐらいまで、考えた、やっぱりね。どうしよう、と思ったね」とショックの大きさを口にしていた。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏