「人工心肺は“チーム医療”」スタッフ不足の懸念も

「人工心肺は“チーム医療”」スタッフ不足の懸念も

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、重症者の数も増加している医療現場の最前線を取材しました。現場の医師からは集中治療にあたるためのスタッフが足りなくなることを危惧する声が上がっています。

 東京の多摩総合医療センターの清水敬樹医師は重症患者に必要なECMO(人工心肺)による治療のエキスパートです。ECMOは肺の代わりに血液に酸素を送り込んで体内に戻す装置で、肺が回復するまでの時間を稼ぐことができ、重症患者を救う「最終手段」となっています。

 救命救急センター・清水敬樹センター長:「1台の『ECMO』を回すにはそれは本当に多職種といいますか、究極のチーム医療なんですね。相当なマンパワーを要するので、同時に回すとなると制限がかかる」

 清水医師によりますと、ECMOによる治療には医師や技士ら合わせて8人以上が必要なため、この病院の場合は8台のECMOのうち同時に運用できるのは3台だということです。今後、重症者が増加した場合に備え、ECMOを使うことができるスタッフの育成が必要だとしています。

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