観客減っても、しっかり熱演 茨城県大洗水族館でイルカやアシカショー
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町磯浜町)は3月に入って以降の入館者数が例年の半分以下に減少している。同館で人気のイルカやアシカのパフォーマンス「オーシャンライブ」は8日も行われ、家族連れが詰め掛ける普段の週末と違い空席が目立った。同館は「動物たちは元気に頑張っています」と事態の早期終息を願っていた。
外出自粛ムードを受けて入館者は減っているが、イルカの力強いジャンプやアシカの愛嬌(あいきょう)ある演技はいつも通りで、家族連れなどが歓声を上げていた。
同館総務課の大曽根貴則さんは「状況によってはいつ臨時休館になるか分からず、先が見えない不安はある。終息するのを待つしかない」と複雑な表情を浮かべた。(菊地克仁)