加藤厚労大臣「クルーズ船感染者の増加も」 今日を起点に「14日間を念頭に船内にとどまっていただく」

加藤厚労大臣「クルーズ船感染者の増加も」 今日を起点に「14日間を念頭に船内にとどまっていただく」

 横浜港沖に停泊しているクルーズ船について5日、ウイルス検査でおよそ10人の乗船者に新型コロナウイルスの感染が確認された。加藤勝信厚生労働大臣は会見を行い「検査結果の出た31人中10人が陽性と確認した。さらに100人の検体を検査中で、今後感染者が増える可能性がある」と発表した。

 乗客・乗員はおよそ3700人の大型客船ダイヤモンド・プリンセスでは、おととい夜から検疫が行われていて、発熱などの症状がある人やその濃厚接触者あわせて133人から検体を採取し、ウイルス検査が実施されている。

 またWHOが発表した10日の潜伏期間については「PCR検査を行った方は10日間だが、クルーズ船の方々に関して現段階ではPCR検査云々ではないので、今日5日を起点とし、14日間を念頭に船内に居ていただくことになる」などと話した。

 陽性が確認された10人のうち日本国籍は3人。今朝の7時30分頃から神奈川県内の医療機関に搬送されているが、重症者はいないとのこと。年齢は50代以上、中には80代の方もいるという。

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クルーズ船の乗客全員下船へ、19日から-全員の検体採取完了で

(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客全員が19日から順次下船することになった。検疫検査で、船内に残っていた乗客全員の検体採取が終了したことを踏まえ、早ければ21日までに下船を完了する見通し。加藤勝信厚生労働相が18日の閣議後会見で明らかにした。

  これまでの検査で陽性となった乗客も下船して医療機関に搬送することにしている。乗員についても今後、全員に対してウイルスを高精度で検出するPCR検査を実施する方針。横浜港に接岸して検疫を実施していた同船には当初乗員・乗客約3700人が乗船していたが、入院加療が必要な人や感染確認者のほか、高齢者、基礎疾患を持つ一部乗客らが既に下船している。

  同船では17日に新たに99人の陽性が確認され、クルーズ船の感染者は同日時点で、検査を受けた延べ1723人のうち計454人(うち日本人212人)だった。5日朝から乗客全員を自室で待機させ14日間の健康観察を行っている。厚労省は症状もなく、検査で陰性が確認された乗客は19日以降は「感染している恐れはないことは明らか」として検疫法に基づき下船し、日常生活に戻ることを認めた。

オーストラリア、カナダなどもチャーター機

  茂木敏充外相は18日の閣議後の記者会見で、米国に続き、オーストラリア、カナダがチャーター機を19日以前に派遣し、自国民を帰国させるほか、イタリア、韓国、香港もいずれかの段階で航空機を派遣する意向を示していることを明らかにした。19日以前の下船については日本の一般市民と接触しないよう、今後対策を調整するという。米国はチャーター機で自国民の乗客約300人を退避させた。

  また、クルーズ船「ウエステルダム」からカンボジアで下船した日本人乗客4人が18日に成田空港に到着した。茂木外相によると、現地の検査では感染していないと判明したが、成田でも再検査を受けている。 

イベントに影響

  国内での感染拡大を受け、23日の天皇誕生日で一般参賀が中止になったほか、3月1日の東京マラソンで一般ランナー参加が取りやめになるなど影響が広がっている。3月8日には自民党大会も予定されているが、同党は延期か規模を縮小する検討に入ったと共同通信は報じた。加藤厚労相は、開催するかどうかは「イベント主催者で適切に判断すること」との認識を示した。

  一方、菅義偉官房長官は18日午前の閣議後会見で、共同通信社の職員10人が既に感染が判明したハイヤー運転手の車を利用していたことを明らかにした。同社の政府への報告では10人全員を17日から自宅待機させているが、発熱などの症状はない。過半数は乗車からウイルスの潜伏期間とされる2週間が経過しているという。

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