審理開始遅くなると聞き逃亡 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告「成功率75%」

審理開始遅くなると聞き逃亡 ゴーン被告「成功率75%」

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)=金融商品取引法違反と会社法違反の罪で起訴=が、レバノンへの逃亡を決意したのは「裁判官から会社法違反事件の審理開始が遅くなると聞いたためだ」と、元検事の郷原信郎弁護士に語ったことが19日、分かった。逃亡の成功率は「75%」と考えていたという。テレビ電話で被告と直接やりとりした郷原氏が、共同通信に明らかにした。

 関係者によると、東京地裁は金商法違反事件の審理を今年4月に始める方針だったが、会社法違反事件の日程は見通しが立っていなかった。

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