キヤノンの新コンセプトコンデジ「iNSPiC REC」発表会にあった望遠専用コンデジに興奮した
メイン食うレベル(ギズモード的には)。
本日、キヤノンから新しいコンセプトのカジュアルなコンデジ「iNSPiC REC」が発表されました。新製品には目がないギズモード編集部は、当然のごとく新製品発表会におじゃまさせてもらったのですが、そこで我々はものすごく魅力的な製品を見つけちゃったんですよ!
手のひらサイズの800mm対応望遠専用コンデジ現る
今年のCP+で参考展示されていた「Multi functionale Telephoto Camera」(仮称)です。簡単に言えば、単眼鏡タイプのデジカメ。手のひらに収まるサイズで、100mmと400mm相当のズームを実現。デジタルズーム併用で800mmまでの望遠に対応しています。いわば。望遠専用コンデジなんです。
単眼鏡のようなフォルムを採用することで小型軽量を実現しているのが、なんといっても素晴らしい! 双眼鏡デジカメというのはありますが、両手で支えなければいけませんし、それなりに大きいですよね。でも、この製品は片手で手軽に使えるのが魅力的です。
まだ試作段階ということで、画素数やセンサーサイズなど詳しいスペックはわかりませんでしたが、EVFの見え方がなかなかよく、顔認識AFも搭載されていました。静止画だけでなく動画も撮影できるようです。
野球やサッカー、ラグビーなど屋外でやるスポーツの撮影に、これはなかなか使えるんじゃないでしょうか。お子さんの運動会とかにも役立ちそう。2020年に行なわれる東京五輪の競技を観戦するときにもよさそうです(それまでに発売されるかわかりませんが)。
ただ、高感度撮影時の画質には期待できないかも。CMOSのサイズ小さそうだし。でも、これだけ小さくて軽くて望遠撮影ができるんですから、言うことないですよね。
望遠専用コンデジという新しいジャンルのデジカメ。キヤノンさんには頑張っていただいて、早く製品化していただきたいと思います。待ってるよ!
メインの新製品は手軽に楽しく撮影できるデジカメ!
本日の発表会のメインは、以前Makuakeで先行予約を受け付けていたコンデジ「iNSPiC REC」です。
この製品は、スマホ写真がメインの若い世代に、もっと手軽にデジカメを使った撮影を楽しんでもらおうというのがコンセプト。難しい設定などはなく、基本的にはシャッターボタンを押すだけ。
モードも静止画と動画、そして静止画と動画を同時に撮影できるマルチモードがあるのみ。液晶ディスプレイもありません。その潔さたるや、よし。
その代わりというわけでもないですが、簡単にバッグやベルトなどに取り付けられるカラビナデザインを採用。
ポケットやバッグにはしまわない、いつでも外に出しておけ! というコンセプトなんですね。
本体は小型軽量ですが、水深2m・30分までの防水性能と、IP68等級の防塵性能、2mの耐衝撃性能を備えているので、少々手荒に扱っても問題なし。つまり、お子さんに持たせるデジカメとしてもいいのです。水場でも砂場でも、なんでもこいですよ。
ちなみに、Wi-FiとBluetoothを内蔵。スマホ専用アプリ「Canon Mini Cam」と接続することで、カメラ内画像の確認・転送やリモート撮影、そして記録画質の変更などが行なえます。こういうところは、やっぱり今風なんだなーと。
発売は12月下旬の予定。キヤノンオンラインショップ販売予定価格は1万3800円(税別)となっております。
最近の「よくできたデジカメ」とは真逆の方向性ですけど、「難しいこと考えずにバシャバシャ写真撮ろうぜ!」って思わせてくれるのがiNSPiC REC。1台あれば、家族全員で使えるカメラになりますよ!