一体誰が?首里城、火災現場の動画がツイッターで拡散

一体誰が? 首里城、火災現場の動画がツイッターで拡散

 首里城が炎上している様子を間近で撮影したとみられる動画がツイッターで拡散されている。消火活動中に現場にいたのは、消防隊員や施設関係者などごく一部。消防や警備会社は「炎上する様子の動画は映していない」と否定しており、拡散された経緯は分かっていない。

 城内の御庭(ウナー)内で撮影されたとみられる約15秒間の動画には、正殿や南殿、北殿が激しく燃えている様子が映り、拡声器のような物を片手にした人影もある。

 動画を見た那覇市消防局の担当者は「正殿の屋根が落ちていないので午前2時半~3時くらいだろう」と推測しつつ、「とても動画や写真を撮影できる状況ではなかった」と否定した。消防が撮影したのは火災鎮圧後の午前11時前だったという。

 一方、警備会社も動画をSNSで確認したとした上で「警備員は動画を撮っていない。そんな状況でははなかった」と否定した。

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がれき散乱、正殿跡形なく=現場周辺、報道陣に公開-首里城火災

 琉球建築の粋を集めた首里城正殿は、土台がむき出しとなり、跡形もなくなっていた。

 那覇市の首里城の大部分が焼失した火災で、現場周辺が4日午後、火災後初めて報道陣に公開された。正殿前の中庭広場「御庭」にはがれきが散乱し、半焼した「奉神門」は屋根の一部が真っ黒に炭化。辺りには時折、焦げた臭いも漂った。

 報道陣が入るのを許可されたのは、御庭に通じる奉神門から約50メートル手前の地点。門を通じて見えた正殿は、土台がむき出しになっていたが、正面の階段両脇には高さ約4.1メートルの「大龍柱」が、台座とともに形状をとどめていた。奉神門は屋根瓦は一部残っているが、上部は焼損し、黒い木材のようなものが空中に突き出ていた。

 九州・沖縄サミットの夕食会に利用された北殿の屋根瓦も、原形をとどめないほど損傷。火災の激しさを物語っていた。

 10月31日未明の火災から5日目となるこの日も現場で実況見分が行われた。奉神門前の広場「下之御庭」では、沖縄県警や市消防局の休息所が設置され、午後1時半になると、見分のためヘルメットをかぶった数十人が御庭に次々と入った。

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首里城火災から1カ月「人的要因の可能性もゼロではない」 延べ800人投入、原因究明に時間

 首里城火災発生から1カ月。出火原因の究明に向け実況見分を続ける沖縄県警と那覇市消防局は、これまで延べ800人(消防472人、県警約360人)を現場へ投入してきた。「9割以上が灰」(消防関係者)と化した中でめぼしい物的証拠は残っておらず、回収物の鑑定に時間を要している。捜査関係者は、出火要因の可能性として電気系統のトラブルを挙げる一方、「人的要因の可能性もゼロではない」としている。

 沖縄美ら島財団など関係者約50人への聴取と、首里城公園内約50台と周辺の防犯カメラの解析から、捜査1課は「外部侵入による可能性は低い」とする。

 実況見分は順次、エリアを広げて実施している。消防によると、正殿北側エリアを12分割して番号を振り、各エリアの灰やがれきを同じくエリア別に番号を振った御庭(うなー)に移動。灰をふるいにかけて微細な資料の選別収集を続けている。

 消防関係者によると、現在12エリアのうち8エリアで見分を終了。残り4エリアも順次実施する予定だ。

 回収物の鑑定は県警科学捜査研究所が現在続けているが、県警によると今後県外の専門機関に委託する可能性もある。

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