あおり運転で全額賠償命令 福岡地裁、一審の過失相殺を否定
福岡市内で2017年、オートバイに乗用車が追突した事故を巡る訴訟で、福岡地裁がオートバイのあおり運転が原因として男性運転手に対し、修理代など車側が請求した約27万円を全額賠償するよう命じていたことが25日、分かった。一審福岡簡裁は車も減速などを怠ったとして1割過失相殺していたが、二審の地裁は認めなかった。
地裁判決によると、17年11月に同市博多区の路上でオートバイの男性が乗用車に追い越されたことに憤慨し、爆音を上げて追い上げて並走。窓をたたくなどした上、車の前で急ブレーキをかけ追突された。