マクドナルド難民になった40代、年収は頑張って110万円。求人はブラック企業ばかり…

マクドナルド難民になった40代、年収は頑張って110万円。求人はブラック企業ばかり…

 ますます広がる日本社会の格差。その日暮らしを強いられる年収100万円程度の人たちは、過酷な環境下でどのように過ごしているのか。今回は年齢とともに過酷さが増す中高年に注目。社会から見捨てられた漂流者たちのリアルを取材した。

リアル天気の子の末路は中年マクドナルド難民

 世の中に報われない努力があるのは事実だ。しかし、貧しい生活を強いられる状況は「努力不足による自己責任」と言い切れるのだろうか。日雇い労働などの不安定な雇用と低賃金を理由に、本来なら寝泊まりが禁止される貸倉庫やゴミ屋敷化したネットカフェに住む人々の存在を報じ、読者から「貧困は自己責任」、「役所を頼れ」といった厳しい声が多数寄せられるなど、多くの反響を呼んだ。(「年収100万円台の衝撃。トランクルーム1畳半に住む40代に聞いた」2019年9月2日配信/「ネットカフェの“ゴミ屋敷化した半個室”に3年住む、37歳日雇いの窮状」2019年09月16日配信)

 貧困問題について年間500件の相談を受ける社会福祉士の藤田孝典氏は、雇用の質の低下が漂流に繫がっているとも話す。

「中高年の貧困者の多くは、職を失う恐怖があることから仕事に対してまじめな人が多い。しかし、有効な求人票はブラック企業ばかりなので、職場環境に耐えきれず、うつ病を発症したことで難民化するケースは数え切れません」

 大ヒット映画「天気の子」でも、主人公がネットカフェやマクドナルドを漂流するシーンが描かれていた。平田正治さん(仮名・43歳)は、運命の女性と出会わなかった場合の主人公の20年後か……。平田さんは専門学校卒業後、契約社員として複数のブラック企業を渡り歩いた。4年前、ついにうつ病を発症。現在、昼は派遣バイトで働き、夜はマクドナルドで寝泊まりしている。

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<平田正治さんの漂流年表>

20歳 専門学校卒業後、契約社員に

25歳 初めての転職を経験

26歳 ブラック企業を渡り歩く

38歳 パワハラが原因でうつ病に

40歳 シェアハウスに移り住む

42歳 マクドナルド難民を始める

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 マクドナルド難民といえば、’06年頃にコーヒー1杯で24時間営業の店で朝まで過ごす生活困窮者が増えたことで社会問題化したが、まだ根深い問題として残り続けているのだ。

「年収は頑張って110万円ぐらい。深夜の日雇い仕事を入れたいけど、ない場合は24時間営業の店で100円バーガーと水だけで過ごす。初めの頃は渋谷センター街にいたんだけど、早朝に『大丈夫ですか?』と声をかけてくるボランティアが苦手で……」

 そこで下北沢のマクドナルドを“定宿”にしたが、店内で寝泊まりする難民客が増え、深夜は着席できないシステムに変更されてしまった。ほかの店舗も続々と24時間営業を中止しており、平田さんはまたすみかを失いかけている。

「朝までいられる店があっても、横になると店員に起こされる。だから座ったまま寝ないといけないんで、首も肩もボロボロ。頼れる人もいないから、この生活を続けるしかない」

低所得者への家賃補助もない実情

 貧困に苦しみながらも貯金もなく民間の賃貸住宅を借りられない中高年。そんな彼らが公営住宅などに入ることはできないのだろうか? 藤田氏はこう語る。

「公営住宅が住宅全体の3%にとどまり、低所得者への家賃補助もないのがこの国の実情です。社会的な構造が貧困を生み出しているのは否めません。セーフティネットが著しく弱い社会にもかかわらず、転落のきっかけが無限に存在するのです」

貧困な人間関係が人生を追い詰める

 また藤田氏は、中高年の漂流者たちの“孤立化”についても指摘する。

「難民化する人の多くは、実家・親族と折り合いの悪い人が多く、人間関係も貧困。友人もなく、身近に救いの手を差し伸べてくれる人がいないんです」

 振り返れば断崖絶壁という絶体絶命のサバイバル生活を、中高年の漂流者たちは今日も目隠しのまま歩み続けている。

【社会福祉士・藤田孝典氏】

NPO法人ほっとプラス代表理事、反貧困ネットワーク埼玉代表、ブラック企業対策プロジェクト共同代表。著書に『下流老人』など多数

<取材・文/週刊SPA!編集部>

※週刊SPA!10月8日発売号「年収100万円の絶望 漂流する中高年編」

―[年収100万円の絶望]―


武井壮さんのツイート:

社会でなく『教育』が良くない。学校での学習に『収入を高める技術や知識』が殆どない。大学や専門学校でも知識は教えても『収入を得る力』を与えられない。『つまらない授業』を『仕方なく受ける』教育から『生きる武器』を『手に入れに行く』教育に変えるべき時代だと思う。

大学生や専門学校の学生さんたち、授業を『受けなきゃ行けない不必要なもの』だと思わず、選ぶ学科も履修する授業も自分が将来『豊かな暮らし』を手に入れるために必要な『武器』を得るために選んで受けるべき。卒業してもただ出席の為に授業出て、話も聞かず座ってるだけなら学位なんか意味はないよ。

卒業してなんとかいい会社に、と思うこともいいが、学びとった『武器』を生かしてまず社会で必要とされる自分の仕事を作る為にどうするべきか考えるべきだ。自分でスタートするより、魅力的で大きな事業を展開している会社があって、その会社に必要な能力を自分が手に入れているなら就職も有益かと思う

オレはスポーツを絡めて人生を作ろうと思っていたから小中学校で体育大学の教科書を読み切って、大学は体育ではなく法律とビジネスを学びたかったから法学部と商学部を修了して指導もできるよう教員免許も二つ取っておき、さらに全国大会優勝のタイトルを獲得しておく為に陸上部で技術と体力を磨いた

その後は芸能界も見据えていたので、テレビ番組で多く放送され、多くの金額が動くスポーツ『ゴルフ』『野球』を身に付けるために留学や選手活動、コーチングすることなどで知見を増やしてスポーツに見識のあるタレントになる準備をしつつプレーもしてスポーツの言語感覚を磨いた事が今に役立っている。

30代はそうした知識を使いプロスポーツ選手などの指導を担当して短い時間で必要な収入を得て、他の時間をタレントになるための『お喋り』の技術を手に入れるため芸人さん達と話す時間に割いた。全ての活動は今のビジネスに必要な時間であったし、偶然タレントになった訳でも優勝したわけでも無かった。

誰に教わった訳でも無いが、親のいない環境で育った事で他の子供達や、仲間よりも『幸せになりたい』と子供の頃から強く願って手に入れた力だった。 日本の教育は『与えられるもの』だという考え方が殆どだが『より良い人生』を手に入れるために『もぎ取りに行く』感覚が足りないと思う。

更に『自発的な経済活動をした事の無い教員』が多くて、学生が卒業後自発的な経済活動を行う事を前提に教育をできる人材が足りな過ぎる。『労働を提供して給与を得る』経験しか無いから『活動や商品、サービスをより高い価格に設定し取引をして満足を提供する』事を教える前提が無いことも一因かと思う

『学ぶ側』と『教える側』が社会で『より豊かに生きていく』事に注力できていないことが今の教育の一つの問題だと思う。カリキュラムにも改善点は多くあるとは思うけれど、そこにいる『人』が何のために学ぶのか、時間を使うのか。

『豊かに暮らすための武器を得る』

ための時間と内容も必要だと思う。

こういう話すると必ず『金儲けだけ教えるのが教育じゃない』とか『現場は素晴らしい努力をしてますよ』という二極の反論が来るが、今ある日本的なその素晴らしい教育に、さらにビジネス的な観点を盛り込んで生徒の選択肢を増やせたらと考えてみたらどう?ビジネスを理解しても心は貧しくはならないよ。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏