ソニー「α9 II」解禁。変わらないキング・オブ・ミラーレスの余裕さよ、日本では55万円前後、2019年11月1日に発売

ソニー「α9 II」解禁。変わらないキング・オブ・ミラーレスの余裕さよ(追記:日本では55万円前後、11/1発売)

変わらない美しさ。

噂されていたα9の新型「α9 II」が、海外で発表されました! フルサイズミラーレス最高峰にして、絶対にミスできない報道の現場で重宝されている、ソニーのミラーレス一眼「α9」が2年半ぶりにアップデートです。

公開現在、欧州での情報になりますが、5,400ユーロ(約63万3000円)で、2019年10月に発売です。

(2019年10月4日 13:30追記)日本での販売も発表されました。価格はオープンで、市場想定55万円前後。10月9日 10時より予約開始で、11月1日発売です。

また10月12日(土)より以下の店舗で展示されます。

・ソニーショールーム/ソニーストア 銀座

・ソニーストア 札幌

・ソニーストア 名古屋

・ソニーストア 大阪

・ソニーストア 福岡天神

また、10月12日(土)・13日(日)にソニーシティ大崎で開催されるα Universe 2019 PREMIUM EVENTでも展示されます。

基本性能は変わらず

α7R IVの件もあり、ソニーにはいつも過度な期待をしちゃっている節ありますが、今回のα9 II、基本性能はキープ。

有効画素数は引き続き24.2MPで、α9最大の特徴であるブラックアウトフリーの連写も最大20コマ。AF性能も、693点の位相差AF、425点のコントラストAF。ただ、AFのアルゴリズムが変更・最適化されたようで、AF性能は少し上がっているかもしれません。

グリップが変更

では変わった点はというと、まず第一にグリップ。ソニーが声を大にして謳っているわけではありませんが、知っています。このグリップになるだけでαが、最高のカメラからサイゴゥ!のカメラに進化します。このαシリーズの新しいグリップは、α7R IVのときに感動しましたから。本体の全体的なデザインも見直され、シーリングも強化。

また、メカニカルシャッターの連写性能が最大5コマ/秒から最大10コマ/秒に進化。そもそもα9はセンサーの読み出しが速いので、電子シャッターでも歪みに強い特徴がありましたが、ローリングシャッター現象を抑えたい連写はメカニカルでどうぞ。

些細なことだけど嬉しい、5軸手ブレ補正も5.0段から5.5段に。

接続性能アップ

ソニーは今回のα9 IIについて画像の転送速度を押しています。まずα9 IIにもUSB-C端子がつきました。規格はUSB 3.2 Gen 1(5Gbps)。

また前モデルからついていたLAN端子の速度があがりました。このLANケーブルは、FTPサーバーに転送するために使われる端子で、最高約100Mbpsの「100BASE-TX」規格から、最高約1000Mbpsの「1000BASE-T」規格に変更。

進化にシビアな世界で使われるカメラ

素人目でみると「あれ、全然変わっていなくね?」って感じではありますが、進化が喜ばれる世界もあれば、逆も然り。報道写真などで使われるプロ機材なので、仕様を変えて信頼性が下がるより、むしろ変えないほうが望まるんですかね。α9は同じカメラでも、そんな全く違う世界で生きるものなんだなと改めて実感。

使うレンズ1本に対して、1台のカメラ使う世界なので、たとえばα9とα9 IIを二台からぶら下げたときに性能が大きく違うと使いにくいですしね。それとあと五輪のタイミングなので(カメラが売れる)。

変わらないこと、それは完成されたキングオブミラーレスにしかできない所業。AFや連写性能は、いまだに誰も越せないエポックメーキングなミラーレスですからね。脱帽。

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進化した高速通信性能で、スポーツや報道のプロフェッショナルの撮影とワークフローを強力にサポート
革新的な高速撮影性能を備えるフルサイズミラーレス一眼カメラ『α9 II』発売

ソニーは、高速撮影性能や高いAF性能を備えながら、スポーツや報道撮影のプロフェッショナルのワークフローをサポートする高速通信性能が進化したα™(Alpha™)レンズ交換式デジタル一眼カメラ『α9 II』を発売します。

本機は、『α9』の無音・無振動の電子シャッターによる高速20コマ/秒※1のブラックアウトフリー連続撮影※2に代表される革新的な高速撮影性能に加え、プロの現場での撮影から納品までのワークフローを強力にサポートするため、リモート撮影やデータ納品時の高速データ転送を実現したフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラです。併せて、プロの要望に応え、堅牢性や操作性などを一層強化しています。

ソニーは、『α9』や超望遠600mmおよび400mmなどのGマスター™のレンズ群の拡充により、これまで撮影することができなかったような表現を追求するプロを中心として、最大60回/秒※3のAF/AE演算処理によるAF/AE追従最高20コマ/秒※1のブラックアウトフリー連続撮影※2や、解像性能と美しいぼけの両立を高い次元で実現した描写性能など、ソニー独自の価値を提案してきました。

当社は、今後もお客様の期待に応え、その声を反映しながら、αシステムの開発を続けてまいります。

商品名 型名 発売日 価格
デジタル一眼カメラα 『α9 II』 ILCE-9M2 (Eマウント) 11月1日 オープン価格

予約販売の受付は10月9日(水)10時より開始します。

* 『α9 II』で撮影した高画質作例は、Sony Photo Galleryをご覧ください。

* 『α9 II』の機能紹介動画は、Sony Japanをご覧ください。

※1:連続撮影モード「Hi」時。シャッタースピードが1/125秒以上の場合に有効です。AF-Cモード時は、装着レンズ、撮影モードによって最高連続撮影速度が異なります。装着レンズによってソフトウェアのアップデートが必要になる場合があります。互換情報詳細については、サポートサイトをご覧ください。

※2:電子シャッター使用時に有効です。シャッター速度が遅くなると、画面表示の更新が緩やかになります。

※3:シャッタースピードが1/125以上の場合に有効です。装着レンズや撮影設定によって異なる場合があります。

主な特長

1. 撮影から納品まで、プロフェッショナルの現場におけるワークフローの高速化を実現する通信性能

現場のプロからの要望に応え、リモート撮影や、撮影中および撮影後のデータ転送、転送時の使い勝手の強化など、大幅に利便性を向上させました。最高1Gbpsの高い転送速度を実現する規格1000BASE-Tに対応したLAN端子を内蔵し、リモート撮影やデータ納品時の高速データ転送を実現しています。デスクトップアプリケーション「Remote Camera Tool」(リモートカメラツール)※4を用いたPCリモート(テザー)撮影において、レリーズタイムラグ、ライブビュー画面遅延などを抑えた、快適な撮影が可能です。また、FTPS(File Transfer Protocol over SSL/TLS)規格に対応し、SSLまたはTLSで暗号化したデータ転送ができるため、高いセキュリティーを確保します。本体内の無線LAN(Wi-Fi®)機能は「IEEE 802.11ac」規格にも対応し、『α9』同様の2.4GHzに加え、5GHz帯域での高速なデータ転送も可能になりました。

新たに音声メモ機能を搭載することで、撮影現場にて撮影シーンや位置などの情報を音声データとして画像に付与し、納品時に活用できます。また、「Imaging Edge™」のモバイルアプリケーション「Transfer & Tagging add-on」(トランスファーアンドタッギングアドオン)※5を使って、『α9 II』からモバイル機器に画像と音声データ(WAVEファイル)を転送し、音声を自動でテキスト化※6してIPTCメタ情報※7として画像に埋め込むことが可能です。さらに、本モバイルアプリケーションに新たに搭載された、サーバーへの自動FTPアップロード機能と組み合わせることで、モバイル機器を操作することなく、テキスト化された音声データ付き画像をサーバーに納品できます。『α9 II』 は、撮影から納品までのスピードが求められるスポーツや報道系のプロフォトグラファーのワークフローの効率化を実現します。

2. 強化されたスピード性能や追従性・精度が向上したAF性能による更なる撮影領域の拡大

有効約2420万画素のメモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™(エクスモアアールエス)と、最新の画像処理エンジンBIONZ X™(ビオンズ エックス)との組み合わせにより、最高20コマ/秒※1のブラックアウトフリー連続撮影※2や最大60回/秒※3の演算によるAF/AE追従、最高1/32000秒※8の歪みを極限まで抑えるアンチディスト-ションシャッター※9などの高速性能を備えます。20コマ/秒連写でJPEG約361枚※10/圧縮RAW約239枚※11の連続撮影が可能で、スポーツ撮影などにおいて、被写体の一連の動きを捉えることができます。また、メカシャッターを使用した際も新たに最高約10コマ/秒の高速連写が可能になったほか、蛍光灯などの人工光源の点滅によるフリッカーの影響が少ないタイミングを検出し、シャッターを切ることができるフリッカーレス撮影※12にも対応しました。

AF性能においては、693点の像面位相差AFセンサーを撮像エリアの約93%に高密度に配置。加えて、AFアルゴリズムを本機のために最適化したことにより、安定したフレーミングが難しいシーンや動きと速度に緩急のある動体に対しても、追従安定性と精度の向上を実現します。さらに、AI※13を用いて動体を高精度に追従し続けるリアルタイムトラッキングと即時に瞳情報を検出しフォーカスを合わせ続けるリアルタイム瞳AFにも対応しています。リアルタイムトラッキングでは、被写体が人物の場合は自動で瞳AFによるフォーカスの追従を行い、被写体の顔が見えていない場面や被写体が人物以外の場合でも、色、模様、距離情報などから物体認識を行い撮影被写体を自動で追尾。撮影対象のフレーミングに集中しやすくなります。

3. プロフェッショナルの撮影現場でも活躍する堅牢性、操作性、信頼性

約678g※14の小型・軽量ボディに、プロの高いレベルの要求にも応える撮影機能や性能を凝縮。厳しい環境下において躍動的かつ決定的な瞬間を収めたいプロの撮影を支えます。

様々なフィールドでの使用を想定し、さらに強化した防塵防滴に配慮した設計※15

静止画・動画ともに有効な最高5.5段※16の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構

重量レンズ装着時や長時間の使用時に、撮影者の負担を軽減するホールド性を向上させたグリップ形状

ボタンを押したときのクリック感や配置の調整によりグローブ着用時でも快適な操作性

露出補正ダイヤルロックボタンの追加や後ダイヤルの操作性の改善など、確実な操作をサポートするデザイン

USB Type-C™端子を新規搭載し、USB経由のPCリモート接続時の快適な撮影や転送

連続撮影による大容量データの高速処理に対応したデュアルカードスロット(UHS-II対応)

長時間の撮影※17を可能にする高容量Zバッテリー対応

Zバッテリーを2個搭載可能な縦位置グリップ『VG-C4EM』(別売)対応

遅延の少ない、約369万ドット 高精細・高輝度なビューファインダー Quad-VGA OLED Tru-Finder™

自由なアングルで撮影でき、タッチ操作にも対応するチルト可動式液晶モニター

約2.4倍※18(6K相当)の情報量を凝縮しフルサイズ領域で全画素読み出しによる高解像4K(QFHD:3840×2160)動画

ソニー製業務用カメラで採用されているデジタルオーディオインターフェースを追加したマルチインターフェースシュー™(MIシュー)

※4:Ver.2.0以降が必要です。詳細は「Remote Camera Tool」Webサイトを確認ください。

※5:Ver.1.1(10月リリース予定)以降で対応。詳細は「Transfer & Tagging add-on」Webサイトにてご案内します。

※6:Googleサービス非展開地域を除く。また、50秒を超える音声メモはテキスト化できません。

※7:IPTCメタデータとは、IPTC(International Press Telecommunications Council)によって策定された、デジタル画像に含まれるメタデータの標準規格です。

※8:MとSモード設定時のみ1/32000秒まで選択可能です(1/16000-1/32000秒の間は選択ができません)。それ以外の撮影モードでは最高1/16000秒になります。

※9:撮影環境・条件によっては、微小な歪みが見えることがあります。

※10:連続撮影モード「Hi」時、UHS-IIカード使用時。弊社測定条件によります。

※11:連続撮影モード「Hi」時、画質「RAW (圧縮RAW)」時。UHS-IIカード使用時。弊社測定条件によります。

※12:光源の点滅周期が100Hzか120Hzの場合のみフリッカーを検知できます。また、連続撮影速度が遅くなることがあります。電子シャッター使用時、バルブ撮影中、動画撮影時はフリッカーレス撮影ができません。

※13:機械学習を含むAI(人工知能)の技術を活用。

※14:バッテリーとメモリーカード含む。

※15:防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。

※16:CIPA規格準拠、Pitch/Yaw方向、 Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時。

※17:静止画撮影:ビューファインダー使用時約500枚。LCDモニター使用時約690枚。CIPA規格準拠。30秒ごとに1回撮影、10回に一度、電源入/切する。

※18:24p記録時。30p記録時は1.6倍。

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ソニーα9Ⅱを発表! 発売日は2019年11月1日(金)予定。 ボディの市場推定価格は55万円前後(税別)。 - Webカメラマン

ソニーはα9の後継機となるα9Ⅱを発表した。発売日は2019年11月1日(金)で価格はオープンだが、ボディの市場推定価格は55万円前後(税別)。来年の東京オリンピックを見据えたフラッグシップの後継機がようやく明らかになった。

α9Ⅱの主な特長・進化した点

・最高20コマ/秒連続撮影が可能

・画面のほぼ全域(93%)をカバーする693点像面位相差AF

・リアルタイムトラッキングでより精度の高いAF追従が可能。

・進化したAFアルゴリズムにより最大60回/秒の演算によるAF/AE追従が可能。

・絞りF16以上の連続撮影時のAF追従が可能。

・5.5段の補正効果を実現する光学式5軸ボディ内手ブレ補正

・フォーカス枠の色指定と半押し時のAF枠の移動が可能に。

・人間でも動物でも対応可能なリアルタイム瞳AFが進化。

・1000BASE-T 高速FTP転送、5GHz Wi-Fiが可能

・メカシャッターによる最高10コマ/秒の連続撮影に加えてフリッカーレス撮影が可能。

・露出補正ダイヤルにロックボタンを搭載

・カメラ設定保存機能の進化

・ファンクションボタンのカスタマイズ性向上

約2420万画素センサーは基本的に前モデルと変わらない。

露出補正ダイヤルにロックボタンが追加された。

グリップはホールドしやすいように形状を変更。また、このカバーを開けるとカードスロット部が現れるが、ユーザーの要望を反映してSLOT1を上にSLOT2を下に変更した。どちらのスロットもUHS-Ⅱ対応だ。

さらに進化した点

1000BASE-T 高速FTP転送、5GHz Wi-Fiなど、より高速なデータ転送が可能となった。

・防塵・防滴性能の向上

・低振動、高耐久(約50万回レリーズ耐久性)のシャッターユニット

・高解像4K動画とプロの要求に応える多彩な機能

新開発のシャッターチャージユニットには応答性に優れた新規のコアレスモーターを採用し、さらにメカ先幕/後幕用にブレーキ機構を搭載することで高い制振性能も実現している。それにしても約50万回のレリーズ耐久はすごい。

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