さらにビジネスモバイルに特化!薄くなったクアッドコア2in1モデル「レッツノートQV8」最速レビュー
驚くほどの軽さと長時間駆動、そして高い頑丈性で人気のレッツノートシリーズ。夏モデルでは大画面の「LVシリーズ」、12.1インチと小ぶりながら光学式ドライブ内蔵の「SVシリーズ」、着脱式2in1の「XZシリーズ」、そして10.1インチモバイルの「RZシリーズ」というラインアップだったが、この秋冬モデルでは新たに「世界最小※」を謳う「QVシリーズ」が登場した。
※底面積57,111.6mm2(幅273.0mm×奥行209.2mm)。第8世代インテル® Core™プロセッサー クアッドコアCPU搭載の2in1モデルにおいて。(2019年9月6日現在)
QVシリーズは液晶が360°回転する12インチの2in1モデルで、コンパクトながらも性能の高いクアッドコアCPUを搭載しているのが特長だ。クラムシェルとしてもタブレットとしても活躍してくれる新モデルの魅力を見ていこう。
レッツノートの特長を色濃く継承しながら
トレンドをうまく取り入れた新2in1モデル
QVシリーズは他のレッツノートシリーズと同様の頑丈性を備えているものの、大きく変わったポイントがいくつもある。
まず最初に気がつくのが、その「コンパクトさ」だ。幅273.0mm×奥行209.2mmのフットプリントは、A4用紙よりも小さく、書類や資料などとサイズ感が変わらないため、PC用のカバンでなくても収納できるのがメリットだ。飛行機内の小さなテーブルに置いても横にコップやスマホを置いておけるほど小さい。また、厚みはわずか18.7mmしかなく、SVシリーズの24.5mmはもちろんのこと、RZシリーズの19.5mmと比べても、ひと目でわかるほど薄くなっている。
もちろん質量はLTE搭載の最上位モデルで約979g、それ以外なら約949gと軽いので、持ち歩く場合でも負担とならないのがうれしい。
最近のノートPCのトレンドは、単純な薄型モデルから軽量モデルへと少しずつシフトしてきているが、レッツノートは軽さが先にあり、そこから薄型化を追求してくるという逆方向からのアプローチとなっているのが面白い。他社と比べると薄型化ではまだ追い付いていない部分もあるが、そのかわり、軽さと頑丈性の面では一日の長がある。モバイル用途ではこの軽さと頑丈性が重要なだけに、QVシリーズが優位となるシーンは多い。
この薄型化に関して意外な点としては、着脱可能なバッテリーがある。着脱可能にすればそのぶん厚みが出てしまうため、現在ではバッテリーが取り外せないメーカー(機種)がほとんどだ。とくに薄型軽量のモバイル機ならその傾向が強くなる。
しかしQVシリーズはこの点にこだわり、着脱できるようになっている。これにより、バッテリーを差し替えることで充電環境のない場所での駆動時間を延ばせるほか、例えバッテリーが劣化しても、交換するだけで新規購入時と同じ駆動時間に戻せるのがメリットだ。PCを数年で買い替えるのではなく、さらに長期間使えるよう設計されているのがいかにもレッツノートらしい。
薄型化のトレンドをうまく取り入れつつ、従来からの軽さと頑丈性を継承、そしてコンパクトなボディで持ち歩きやすいというのが、QVシリーズのコンセプトのひとつとなっている。
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使いやすく進化した高精細液晶とインターフェース
実用性の面から見た進化ポイントとして挙げたいのが、液晶ディスプレー部だ。RZシリーズのように360°回転が可能で、普段はクラムシェルとして使い、動画やウェブサイトを見るなど、素早く情報をチェックするときはタブレット型にするなど、シーンに合わせ変形して使用できる2in1タイプとなっているのがメリットだ。
写真を見て気づいた人もいると思うが、実はこの液晶、画面比が3:2と一般的なワイド液晶よりも縦が広くなっている。縦長のウェブサイトが見やすいというのはもちろん、書類表示時も余白がほとんど無く、画面を端までフルに活用できるため、ワンサイズ上の液晶と変わらない大きさで閲覧できるわけだ。
しかも解像度は2880×1920ドットと高精細なので、細部が潰れる心配はない。文字は小さくなるものの、1ページ丸ごと表示しても拡大することなく読める。
新モデルとなるQVシリーズの中でも、最もレッツノートらしさがある場所といえばインターフェースだろう。USB3.1 Type-C Gen2に対応するだけでなく、GPU BOXの接続などでも活躍してくれるThunderboltTM 3に対応。さらに、USB Power Delivery(USB PD)にも対応し、ここから充電することまで可能だ。
また、HDMIを備えるほか、モバイルノートにもかかわらず有線LAN、アナログ映像出力のD-Sub15ピンまで装備。さすがに最近はD-Sub15ピンの出番はほとんどないとはいえ、本当に必要なくなるまでは搭載し続けるという強い意志を感じるほどだ。
なお、インターフェースのサイズ・形状はすべて標準のもので、アダプターや変換ケーブル不要で使えるものばかり。このあたりの使いやすさへのこだわりがありがたい。
ユニークなのが、本体手前に引き出し式の小さな足を装備していることだ。これを立てることで本体の下にわずかな空間を作ることができ、インターフェースに挿したケーブルのコネクターが机などにぶつからなくなる。薄型化したための問題を、ちょっとした工夫で解決していることに感心してしまった。
なお、この小さな足はヒンジ部分にも装備されており、本体全体を数ミリ持ち上げられる。QV8シリーズは底面吸気、背面排気という冷却方法となっているため、底面の隙間を大きくすることで冷却能力を高められる。高負荷で長時間使う時は、足を立てて使うといいだろう。
もちろん足を立てたからといっても、キーを打つたびに本体が揺れるといった心配は無用だ。足を折りたたんだ時と同じよう、しっかりと打鍵できた。
19mmピッチの打鍵しやすいキーボードと伝統の円形タッチパッドを採用
薄型・軽量化のための工夫はキーボードにも及んでいる。アイソレーションタイプの普通のキーボードなのだが、MXシリーズなどの従来モデルではトップケースの上にキーボードとアイソレーション用の樹脂製「桟」を載せるという構造になっていたが、QVシリーズではこの「桟」を廃止し、キーボードをトップケースの裏側からネジ止めするスタイルへと変更。これにより、わずかながらも軽量化を実現している。
またキーピッチは横幅19mmを確保し、タッチタイプも楽にできる。縦方向はSVシリーズより短くはなっているものの、こちらはすぐに慣れて違和感なく打鍵できるので、それほど困らないだろう。さすがに本体サイズが小さいこともあり、記号などのキーが若干小さめになっているが、打ちにくく感じるほどではない。
なお、タッチパッドはMXシリーズやRZシリーズのような四角いタイプではなく、SVシリーズなどと同様の伝統的な円形のホイールパッドを採用。打鍵時でも指がタッチパッドにあたりにくいほか、外周をなぞってスクロールできるという使い勝手の良さが光る。また、クリックが物理ボタンとなっているのも、操作しやすい。
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4コアCPUの採用などで大きく進化した性能・機能面
QVシリーズで採用しているCPUは、モバイル向けながらも4コア8スレッドとなるインテル第8世代コアWhiskey Lake-U。店頭モデルは4モデル用意されているが、そのうち上位の2モデルでCore i7-8565U、下位の2モデルでCore i5-8265Uが採用されている。
これ以外のスペックは、メモリーが16GBもしくは8GB、SSDが512GBもしくは256GBといったもの。なお、SSDは4モデルすべてがPCIe接続となっており、ファイルの読み書きなどが大きなボトルネックとならない仕様だ。
各モデルの詳細な仕様は以下の表を参照してほしい。
では、実際どのくらいの性能があるのか、Core i5-8265U、8GB メモリー、256GB SSDといったスペックとなる「CF-QV8FDGQR」を使い、定番ベンチマークソフトで性能を少し見てみよう。
CPU性能は、CGレンダリング速度からCPU性能を測る「CINEBENCH R20」を使用。マルチスレッドの効果が出やすいベンチマークソフトだが、それだけにCPU本来の性能を比較しやすい。
比較対象がないと性能が高いかどうかがわかりにくいため、メモリー搭載量などの条件は変わってしまうものの、参考までに手元のデータと比較してみよう。Core i7-8565Uを搭載したレッツノートSV8のスコアは、マルチスレッドで1479pts、シングルスレッドで463ptsとなっていた。CPUに差があることもそうだが、さすがに薄型ということもあって冷却性能で余裕のあるSVシリーズまでは届かないようだ。
なお、CPUのCore i7-8565UとCore i5-8265Uは発熱状況によって大きく動作クロックが変動し、ベンチマーク結果もゆらぎやすい。実際、他社製も含むCore i7-8565Uを搭載した薄型モバイルノートのスコアは、手元のデータだけでも1117~1479ptsとかなり幅広くなっている。このことを考慮すれば、Core i5-8265Uで1111ptsというスコアは悪くないどころか、かなりいい方だといえるだろう。
SSDの速度は「CrystalDiskMark」で計測。一般的なSATA接続のSSDではシーケンシャルアクセスで550~600MB/sあたりが限界となるが、PCIe接続のSSDではどうだろうか。
シーケンシャル性能を見ると、SATA接続と比べ性能は4倍近くにまで向上していることがわかる。また、ランダム性能も高くなっているため、ソフトの起動といった動作もさらに高速化することが期待できる。ソフトの起動やファイルの保存といったストレージへのアクセスは頻繁に行われるだけに、体感速度の向上に役立ってくれるはずだ。
そしてもうひとつ、機能面で忘れてはならないのが、生体認証機能。レッツノートシリーズでは多くのモデルで顔認証用のIRカメラが搭載されてきたが、QVシリーズではさらに指紋センサーも搭載。カメラに顔を向けるだけでロックを解除できる顔認証と、手で触れるまで解除されない指紋認証、好みの方を選べるようになった。
ちなみに、この秋冬モデルからはLVシリーズ、SVシリーズでも全モデルで指紋センサーが搭載されている。
もちろん、パナソニックのショッピングサイト「パナソニックストア」では、レッツノートQV8にもWeb直販モデルが用意されている。
Web直販モデルは、以下の特長がある。
●CPUにvProTMプロセッサーを搭載
・CoreTM i7-8665U vProTM 1.90 GHz(最大4.80GHz)
・CoreTM i5-8365U vProTM 1.60 GHz(最大4.10GHz)
●SSD(PCIe)は最大2TBまで選択可能
●シルバー筺体に加え、ジェットブラック筺体を選択可能
●カラー天板/ホイールパッドのカラーカスタマイズが可能
●標準で4年無償保証、5年保証/5年特別保証プレミアムも選択可能
●外観や中身の点検・クリーニングを行うレッツノート・クリニックも利用可能
また、パナソニックストアでは、以下の3つのキャンペーンも行っている。
「QVシリーズ」購入者特典 オリジナル名刺ケースと本革ケースのプレゼントキャンペーン
パナソニックストアで「QVシリーズ」を購入した方にオリジナル名刺ケースと本革ケースをプレゼント!
・キャンペーン期間:2019年9月24日~10月15日
「QVシリーズ」登場特別企画 QVクイズキャンペーン
QVシリーズ登場記念として、「QVシリーズ」にまつわるクイズを実施。5問全てに正解するとOffice半額クーポン(通常、税別+2万5000円が税別+1万2500円に)をプレゼント
・キャンペーン期間:2019年9月24日~10月15日
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よりモバイルに特化し、幅広い用途で使える理想の2in1モデル
レッツノートシリーズは基本的に持ち歩きを重視し、軽さと頑丈性、そして長いバッテリー駆動時間とで人気を勝ち取ってきたシリーズだ。12インチのQVシリーズは12.1インチのSVシリーズと被ってしまうようにも思えるが、光学式ドライブ非搭載で薄型、そしてスタイルを変えられる2in1モデルという点で、SVシリーズよりもモバイル用途の幅が広くなっているのが強みだ。
小型2in1モデルとなるとすでにRZシリーズがあるが、こちらは10.1インチとさらに小さく、CPUも2コア4スレッドと弱めになっているため、あくまでサブ機として使う用途に特化されている点で住み分けができている。
職場や会議室の移動で便利な大画面のLVシリーズ、光学式ドライブ内蔵でメインPCとしても使えるSVシリーズ、小さくて軽いサブノートのRZシリーズというラインナップに加わった新しいQVシリーズは、高性能で軽く、用途に応じて自由に変形できるという柔軟性が魅力。
しっかりとした性能があり、どこにでも気軽に持ち出せるのが何より心強い。出張や外出の多いビジネスマンにとって頼りになる、最強の相棒となってくれるだろう。
(提供:パナソニック)
