Windows 10のBluetoothペアリングが簡単に、プレビュー版で新機能追加

Windows 10のBluetoothペアリングが簡単に――プレビュー版で新機能追加

Microsoftが、Windows 10の開発者向け早期ビルドを提供するInsider PreviewのFast Ringにおいて、Build 18985(20H1)をリリースしました。このビルドでは、Bluetooth機器とのペアリング方法が一部簡略化され、これまで以上に簡単なものになっています。

Bluetooth機器のペアリングは、Windows 10に不慣れな初心者にとっては難しく感じるポイントの1つです。これを少しでも改善するため、2018年初めにリリースされたWindows 10 バージョン1803では、BluetoothペアリングにSwift Pair機能が導入されていました。これはペアリング状態のBluetooth機器が見つかった場合、その場でポップアップを表示してペアリングを行うかどうかを確認するというもの。ここで接続を選ぶと、従来の設定画面が開いてペアリングが行われます。

これに対し、Build 18985で導入された改良されたSwift Pairでは、設定画面を開くことなくポップアップ通知内でペアリングが完了します。また、ペアリングを行わない場合のために、ポップアップを閉じるボタンも追加されています。

ただし、この新機能はすべてのBluetoothデバイスで利用できるわけではなく、デバイス側での対応も必要です。現在サポートされているのは、以下のMicrosoft製品のみ。また、この機能はInsiderの中でも50%ほどにしか提供されていないとのことです。 Surface Ergonomic KeyboardSurface Precision MouseMicrosoft Modern Mobile MouseSurface Mobile MouseMicrosoft Arc MouseSurface Arc MouseSurface Headphones

こうした動作は、Apple製品でAirPodsなどをペアリングする際の動作に近いイメージです。デバイス側の対応が必要なのはネックですが、Bluetooth機器のペアリングが簡単になるのは歓迎したいところです。

なお、Swift Pair以外の変更点としては、これまで一部のInsiderでテストが行われていたSnip&Sketch(切り取り & スケッチ)の新バージョン10.1907が、すべてのInsiderに提供開始されました。合わせてこのバージョンはInsider以外にも一部提供されているとのことです。

変更点としては大きく2つ。1つはシングルウィンドウモードが標準設定となりました。新しい切り取りを行うと、以前のウィンドウは閉じられます。なお、設定から複数ウィンドウを残したままにもできます。

もう1つの変更点はズームのサポートです。スクリーンショットが小さすぎて注釈を入れられないという場合にも、拡大して書き込めます。

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