超美麗4K有機EL&世界初のAI搭載ノートPC「AERO 15 OLED」を触る

超美麗4K有機EL&世界初のAI搭載ノートPC「AERO 15 OLED」を触る

 CPUもGPUも強力なノートPCは欲しいが、机の上に置きっぱなし運用前提のヘビー級な奴は欲しくない。ノートPCを買うからには、ある程度の機動力も必要だ……と考えている人に最適なPCが現われた。それがこのGIGABYTE「AERO 15 OLEDシリーズ」だ。

 すでに同名の製品は国内でも展開済みであったが、今回紹介するモデルは日本国内のユーザーに合わせてキーボード配列をUS配列からJIS配列に変更したものとなる。AERO 15 OLEDシリーズはスペック違いで4モデル用意されているが、今回紹介するのは下から2番目の「AERO 15 OLED XA-7JP5130SP」となる。

 6コア/12スレッドのモバイル向け第9世代Coreプロセッサー「Core i7-9750HK」に、「GeForce RTX 2070」のMax-Q Designを組み合わせ、さらにディスプレーは4Kの有機EL(OLED)を採用。有機ELを搭載したノートPCは今年各社から続々と投入されているが、これだけの要素を約2kgのボディーに収めている「AERO 15 OLEDシリーズ」は異色の存在だ。

 今回はこのAERO 15 OLEDシリーズの魅力を、性能検証を交えながらレビューしていきたい。一体どのような実力を見せてくれるのだろうか?

実は“Intel尽くし”の構成

 AERO 15 OLEDシリーズの基本スペックは以下の通りだ。CPUはIntelの第9世代Coreプロセッサー、SSDも同じくIntelの「SSD 760pシリーズ」、そして外部との拡張用に「Thunderbolt 3」を搭載。そして、無線LANネットワークにIEEE802.11ax(Wi-Fi 6)に対応したRivet Networksの「Killer AX1650」を採用しているが、この無線チップは実はIntelとの共同開発(Intel Wi-Fi 6 AX200)。かなりIntel濃度の高い製品と言えるだろう。

 ストレージは標準構成で512GB、メモリーも16GBと余裕のある構成だが、薄型化のためかメモリースロットに空きがないため、メモリーを増設することはできない。ゆえに、構成を変更するには地力でのメモリー交換になる。もっとメモリーが欲しい場合は、最上位モデル「AERO 15 OLED XA-7JP5130SP」(Core i9-9980HK、GeForce RTX 2080 MAX-Q、64GBメモリー)にするのも手だが、こちらの予想実売価格は税込みで52万9000円前後とかなり勇気のいる買い物になることだろう。

 ちなみに、ストレージはM.2のNVMe SSDが1基だが、内部にアクセスできればさらにもう1基増設できる。巨大なファイルを読み書きする機会の多い人には嬉しい配慮だ。

 ちなみに、バッテリーは15.6インチ級ノートPCとしては「業界標準2倍」(GIGABYTE談)にあたる94Whの大容量バッテリーを搭載している。公称駆動時間は8.5時間なので、さすがにゲームは厳しいがウェブブラウジングなどなら外出先で長く使いたい人にもうってつけだ。

UHS-II対応で対応SDカードの読み書きが超高速

 インターフェースに目を向けると、ギガビットLAN(Killer E2600)やHDMI出力などとスタンダードなものが揃っている。外部拡張用ポートとしては両側面にスタンダードなUSB 3.0ポートのほか、DisplayPort出力として使えるUSB Type-Cポートも備える。Thunderbolt 3として使えるのは右側面のポートだけだが、拡張性としては十分だろう。

 さらに、SDカードリーダーはUHS-II規格に対応している点にも注目したい。UHS-IIカードと組み合わせることによって、上限はSDカードの性能に強く依存するが読み込み速度は最大300MB/s程度が期待できる。デジカメで4K動画を撮りまくる人にとっては非常に嬉しい装備と言える。

JIS配列キーボード派には嬉しい変更

 冒頭部分で述べた通り、AERO 15 OLEDシリーズそのものは7月時点で発売されていたが、キーボード配列が英語であるというのは人を選ぶ仕様だった。JIS配列のキーボードに慣れていると、記号(「@」や「”」など)の位置や日本語IMEのオン・オフのキーが違うなどで混乱するというユーザーのために今回JIS配列モデルが加わったのだ。

 最近、特に海外資本メーカーのノートPCの場合、コスト節約のためか一部のキー(右Shift周辺やBackSpaceキーなど)を別のキーと合体させる設計を採用することが多いが、これは見苦しい上にミスタイプを誘発する非常に困ったデザインでもある。しかし、AERO 15 OLEDシリーズのJIS配列では合体キーを設けず、全キーが独立しているため見た目も使い勝手も良好だ。かなフォントにとって付けた感があるものの、しっかり作り込んでいる感じがして好感が持てる。

 また、最近のゲーミングPCの慣例として、本機のキーボードもRGB LEDで派手に発光させられるが、キーごとに発光色を調整できるタイプであるため、アプリのショートカットキーのヒントを発光で示すなど、ゲーム以外の用途にも有用だ。特に動画編集をショートカットキーで迅速にこなしたい人には嬉しい機能と言える。

色の表現力が抜群な4K AMOLEDディスプレー

 AERO 15 OLEDシリーズ最大の見どころは、Samsung製AMOLED(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)ディスプレーにある。これは有機ELにTFT液晶のようなアクティブマトリクス駆動を追加し、応答速度を向上させたものだ。解像度は3840×2160ドット(4K)でも応答速度1ms(明記はされてないが白→黒だと推測される)、さらにDisplayHDR 400にも対応となかなかの内容。

 それに加えて色域はDCI-P3カバー率100%、カラーキャリブレーターメーカーであるX-Rite社が定める「X-Rite PANTONE認証」を取得した色校正済みというスペックが乗る。つまり、普通のsRGB液晶よりも表示できる色の範囲が格段に広く、さらにHDR映像の明暗もしっかりと描き分け、正しい色が出るように調整されている4Kディスプレーを採用している、ということだ。

 確かにAERO 15 OLEDシリーズのディスプレーは高精細で発色も良く、実にビビッドな映像が堪能できる。表面はグレア仕上げだが、使ってみるとそれほど映り込みは気にならない印象だ。有機ELの宿命とも言える焼付きに対してはどの程度もつのか未知数だが、プロ向け液晶ディスプレークラスの発色がノートPCサイズに入っていることを優先したければ断然買いと言える。

 このAERO 15 OLEDシリーズ最大の欠点は、本機搭載のOELDディスプレーに慣れてしまうと、普通のディスプレーの発色が我慢できなくなるという点だろうか。安価なsRGB色域程度の液晶で写真を見るのがたまらなく寂しくなる。贅沢な悩みだが、眼が肥えてしまったのだと諦めるしかないだろう。

 ただひとつ注意点としては、本機でゲームをする場合、画面解像度はフルHDと4Kの実質2択しかないという点。通常の4KディスプレーだとWQHD(2560×1440ドット)も選べるものだが、AERO 15 OLEDシリーズのディスプレーはパネルの仕様からか、2048×1152ドットや2560×1600ドットといった一般的なノートPCやディスプレイが採用している縦横比16:9とは異なる比率になってしまうのだ。縦横比を16:9にキープしたまま選べる選択肢はフルHD/2048×1152ドット/4Kの3つしかないのがなんとも歯がゆい。

 そして、ディスプレーのリフレッシュレートが60Hzである点も少々残念なところだ。上記の制約からゲームをフルスクリーンで楽しむ場合、フルHDで遊ぶのがメインになるのだが、リフレッシュレートが60Hzなのでゲーミングに特化した製品に比べると快適度はやや下がる。やはり主体は有機ELディスプレーの美しい画面をクリエイティブな用途に活かすPCで、なおかつゲームも楽しみたいという人のための製品と言えるだろう。

ユーザーの“ひと手間”をAIでカバーする

 AERO 15 OLEDシリーズは「世界初のMicrosoft Azure AI」を搭載したノートPCである点にも注目したい。厳密に言えば、今回レビューしたモデルが「世界初」なのではなく、先行発売されたUSキーボード版や第8世代Coreプロセッサーを搭載した前モデルにも組み込まれている。とはいえ、JISキーボードを搭載し日本語環境へのローカライズ度を高めたモデルとしては本機が最初の製品となる。

 さて、Azure AIを何に使うかだが、別にWindows Helloの顔認証でAIを活用というようなものではない。最前面で動いているアプリを見て、パワーを最大限絞り出せるように設定するというものだ。つまり、従来のノートPCにある“ゲームモード”とか“ターボモード”といったボタンをAIに置換することで、シームレスに状態を遷移させようというものになる。

 簡単に言えば、省電力運用でも構わないアプリの時にターボモードのままで動かしてしまう、あるいはゲームをノーマルモードで動かしてしまう、といったミスをAIがカバーしてくれる機能と思ってもらっていい。

 このAI機能はデスクトップの右上に表示されるウィジェットからアクセスする。AIを機能させるには自分のPCで収集したデータをAzureクラウドにアップロードし、学習済みデータをダウンロードすることが必要になるが、プライバシー面で気になるならダウンロードのみで運用しても良いし、あるいはアップロードもダウンロードもせず手持ちの学習済みデータだけで運用することも、すべてを無効化することもできる。

 また、この後のベンチマーク編で事例を出すが、処理によってAIモードが有用な場合とそうでない場合があることにも触れておこう。ただし、今後学習が進むことによって、AIの有用なシーンが増えていくことも十分想像できる。このあたりはハードコードされた機能にはない柔軟さと言えるだろう。

AIのオン・オフで性能は変わるのか?

 ではAERO 15 OLEDは実際どの程度のパフォーマンスで動作するのか検証してみよう。まずはAIを無効化した状態で「CINEBENCH」のR15とR20のスコアーをチェックする。

 6コア/12スレッドのCPUだけあってマルチスレッドのスコアーは高いが、デスクトップ用のCPUに比べるとTDPが低いぶんスコアーも控えめ。ただし、シングルスレッドのスコアーは現行CPUだけあって高いので、どんな処理でも安心してこなせるだろう。

 続いては「3DMark」のスコアーを比較する。今回は特に何かと比較するわけでなく、AIオフの状態でこんなスコアーが出た、という報告だけにとどめたい。

 RTX 2070を搭載しているのでDXR(レイトレーシング)のテストもできるが、ノートPC用かつ発熱と性能の最適点を追求するMax-Qデザインであるため、スコアーは全体的に控えめ。とはいえ、フルHDなら大抵のゲームを高画質設定でプレイできるはずだ。

 ではここからのテストはAIをオフにした状態とオン(AI Azure Download and Upload)にした状態で比較しながら進めていこう。まずはPCの総合性能を見る「PCMark10」を利用する。全テストグループを実行する「Extended Test」を実施した。総合スコアーだけではわかりづらいので、各テストグループごとの結果も比較する。

 総合(Overall)スコアーで見るとAIをオンにした時のスコアーは3%程度向上したが、最も効果があったのはGamingで、約8%向上した。また、マルチコアを一番使いそうなDCC(Digital Contents Creation)はほぼ同じスコアーになる一方で、Productivityは6%伸びているので、AIがCPUとGPUどちらに効果があるのかは断言しにくい。

 AIを使う以上クラウド側で良い学習データが得られていなければスコアーも伸びないので、今回の結果は検証個体の特性というよりも、現在のAIがラーニングした結果こうだった、と考えていただきたい。

クリエイティブ系の作業はAIの学習不足?

 ではクリエイティブ系アプリのパフォーマンスをAdobe「Media Encoder CC」でチェックしよう。「Premiere Pro CC」で用意した約3分半の4K動画のエンコードをMedia Encoder CCにキューを出してMP4形式に書き出した時の時間を比較する。H.264はビットレート平均80Mbps(最大95Mbps)、H.265はビットレート25Mbpsでエンコードする。なお、それぞれVBR1パス設定だ。また、GPUを利用したハードウェアエンコード時の性能も比較した。

 このテストではAIをオンにすると最大1分程度処理時間が短縮された。ちなみに、今回のテストはコーデックとソフトウェア/ハードウェア、AIオンとオフの組み合わせで都合8種類のエンコード検証となったが、今回は3セット実施して中央値で比較している。というのも、AIオンだとある程度のブレがあったからだ。ゆえに、「AIをオンにしたら気持ち速くなった」程度の感覚で使うのがよいかもしれない。

 続いては「Lightroom Classic CC」で検証してみた。200枚のRAW画像(ARW形式、6000×4000ドット)を読み込み、DNGに一括変換する時間と、そのDNGにレンズ補正などの調整をした状態で最高画質のJPEG画像に書き出す時間を計測。なお、書き出し時にシャープネス(スクリーン用、適用量標準)も追加した。

 Media Encoder CCでは効果があったAIだが、こちらでは逆にオンにしたら微妙に処理時間が長くなってしまった。Lightroom用の学習データがすでにあるということだが、そのデータがどういった処理について学習したものか、という情報は本稿執筆時点では明らかにされていない。

 ただし、上のグラフをまとめる前のプレテスト段階でLightroomを使った限りでは学習データがなかったらしく、AIをオンにしても13分を超えていた。それを考えると学習効果があったと言える。今後さらに学習が進めば、AIの効果が期待できるかもしれない。現状ではAIオフのほうが効率が良かった、というだけの話だ。

ゲームではAIオンが有利!

 続いてはゲーミングのパフォーマンスを見てみよう。まずは「Apex Legends」で比較する。画質は最も重い設定とし、トレーニングステージにおける一定のコースを移動する際のフレームレートを「OCAT」で測定した。解像度は前述の制約から、フルHDと4Kの2通りとなる。

 いずれの解像度でもAIをオンにするとフレームレートが向上した。AIをオンにしてフルHDで遊べば平均フレームレートは120fpsを超えてくるが、残念なことにAERO 15 OLEDのディスプレーは60Hz駆動なのでそのパワーを活かすことができない。高リフレッシュレートを体感したいなら外部液晶を利用すべきだろう。また、4Kだとちょっと息切れ感が出るので、画質を相応に落とす必要がある。

 続いては「Rainbow Six Siege」で試す。画質「最高」をベースに、レンダースケールを100%とした設定を準備。内蔵ベンチマーク機能を利用して計測した。

 こちらもApex Legendsと同様の傾向を確認できた。AERO 15 OLEDのAIはゲームに効いている、と考えてよいだろう。

DLSS効果がAIでブースト!?

 続いては「MONSTER HUNTER: WORLD」にHi-Res Texture Packを組み込んだ環境で試す。集会所を作成し、一定のコースを移動した時のフレームレートを「OCAT」で測定した。画質は「最高」に設定したが、このゲームはWQHD以上だとRTX 20シリーズだけが利用できる「DLSS」を効かせることができる。そこで、4K解像度時はDLSSを有効(シャープネスは0.3)にしたときの値も計測している。

 AIでフレームレートが伸びているのはこれまでのゲームと同様だが、4KでDLSSを効かせると最低フレームレートがドッと伸びている点に注目。平均フレームレートがようやく30fpsを超える程度なので超快適とは言えないが、DLSSの効果は確かにあるようだ。

 ただし、内蔵ディスプレーを使う場合、フルスクリーンのWQHDでプレイできない点が非常に惜しい。リフレッシュレートの仕様と同様、外部液晶を使うかウィンドウモードで遊べば良い話ではあるのだが、せっかくの美麗4K OLEDで思う存分遊びたいと思うのは当然の欲求ではなかろうか。

 以上のようにAIはゲームに効く……と持ち上げたいところだが、良い面ばかりではない。今回試した範囲では、AIをオンにするとDirectX 12ゲームの動作がおかしくなることが多々あった。ゲームが起動しないとか、すぐ落ちるなどかなり致命的な問題だが、これがAIの影響なのかどうかは確たる情報がない(オフにしても落ちる時は落ちた)。Azure AIもまだまだ未完成な部分があるようだ。

なぜゲームで性能が上がるのか?

 今回の検証では、AERO 15 OLEDに搭載されたAIはゲーム時に効果が見えやすいことがわかった。では実際AIをオンにするとどういった“チューニング”が施されるのであろうか? そこで「HWiNFO」を利用し、ゲーム(MONSTER HUNTER: WORLD)を30分プレイ状態で放置、その時のCPUやGPUのクロックや温度を追跡した。エアコンは25℃設定の室内で計測している。

 CPUクロックはコア単位で変動するため、そのままでは非常に見にくいし、最大値と最小値だけ見ても差がわかりにくい。そこで6コアの平均値で比較したところ、AIをオンにしたほう(グラフ内の青い線)が若干CPUのクロックが高めに出ていることが確認できた。上のグラフでは20分を過ぎたあたりからより顕著になっている。

 続いてはCPUのパッケージ温度も見てみよう。重量2kgで20mm厚とかなり薄型なので、いかにヒートパイプ5本仕様とはいっても冷却はそれなりにキツいはずだ。これも上のグラフと同じタイミングで計測したデータから抜粋している。

 薄型ボディーに6コア/12スレッドのCPUを入れているためか、ゲーム中のCPU温度は91~93℃あたりで安定する。サーマルスロットリングのフラグも90℃を超えたあたりからほぼ入りっぱなしになるので、熱的な余裕はほとんどない印象だ。AIがオフでもサーマルスロットリングのフラグは立つので、高負荷な作業をする際はノートPC用のクーラーが欲しくなるかもしれない。

 続いてGPUのクロックと温度を一度に見てみよう。

 GPU温度はAIのオン・オフに関係なくほぼ同じカーブを描いて上昇するが、注目すべきはGPUクロックだ。AIがオフの時は1110MHzあたりで安定するが、AIをオンにすると1215MHzあたりで安定する。GPUクロックが上がるのだから、ゲームのパフォーマンスが上がるのは当然だ。Media Encoder CCもGPUパワーをデコードに使うので、処理が高速化するのも頷ける。

まとめ:AIは抜きにしても満足度は高い

 AERO 15 OLEDはやはり有機ELディスプレーの美しさが心に強く残った。ゲームをより美しい画面で楽しみたい人はもちろんだが、やはりRAW現像などをやる人に使っていただきたいところ。ハードの基本スペックの充実度はもちろん素晴らしいが、このディスプレーのためだけに買っても惜しくはないほどだ。

 薄型設計だけにゲーム中の温度が高止まりするとか、まだ学習不足なのかAzure AIが一部の処理では足をひっぱるなどの荒削りな面もある。だが、AIは今後も進化する可能性があるため、「現状では荒削り」という評価にとどめたい。税込みで31万円強と決して安くはないマシンだが、一度は使ってみたいという所有欲をそそられるマシンに仕上がっている。

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