米テキサス州とオハイオ州で銃乱射相次ぎ29人死亡、民主党はトランプ氏ら非難

米で銃乱射相次ぎ29人死亡、民主党はトランプ氏ら非難

米テキサス州とオハイオ州で週末に2件の銃乱射事件が相次いで発生し、合わせて29人が死亡、数十人が負傷した。テキサス州の事件は人種差別に絡むヘイトクライム(憎悪犯罪)とみられており、一部の民主党大統領選候補者はトランプ大統領が人種間の分断を招いているとして非難した。

最初の乱射事件は3日、メキシコとの国境に近くヒスパニック系住民が多いテキサス州エルパソにあるウォルマートで起き、20人が死亡した。容疑者は身柄を拘束された。

テキサス州当局は人種差別が動機とみられるとし、連邦検察は事件を国内テロとして扱うと明らかにした。

4日未明にはオハイオ州デイトンでも乱射事件が起き、9人が死亡、少なくとも26人が負傷。容疑者は警察に撃たれて死亡し、2つの事件の死者は容疑者も含めて30人となった。

事件を受け、2020年大統領選の民主党候補者の多くは銃規制強化をあらためて訴えた。エルパソの事件については、白人至上主義や排他的政治の台頭と関連付ける見方も出ている。

一部の候補者はトランプ大統領に間接的な責任があると主張した。ブッカー上院議員はCNNの番組で「トランプ大統領は恐怖心や憎悪、偏見をあおっており、(事件の)原因になっている」と述べた。

トランプ氏は記者団に対し、「憎悪はこの国にふさわしくない。問題に対処する」と言明。防止策について米連邦捜査局(FBI)やバー司法長官、議会関係者らと意見を交わしたと述べた。ただ、具体的内容には踏み込まず、5日午前にホワイトハウスで発表を行うとした。

大統領による人種差別的な発言や移民に反対する発言に批判が出ていることには言及せず、「これは精神疾患の問題でもある」との見方を示した。

民主党の大統領選候補者でエルパソ出身のオルーク前下院議員は、トランプ大統領が白人至上主義者だと思うかとのCNNの質問に対し、「そう思う」と答えた。また「トランプ氏は自身が人種差別主義者だと公然と認めており、人種差別の拡大をあおっている」と非難した。

サンダース上院議員もCNNで「トランプ氏は人種差別主義者で、白人至上主義者の支持を得ているようだ」と述べた。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏