調教しましょ。Google MapsとAppleの「マップ」をもっと便利にする方法

調教しましょ。Google MapsとAppleの「マップ」をもっと便利にする方法

今お使いの地図アプリの便利さ、実はそれ、ユーザーの調教のたまものなのです…!

地図アプリも全面的に当てになるというわけではありませんし、AIやストリートビュー機能が発展したとはいえ、Appleの「マップ」やGoogleマップは、いまだに人力編集頼み。なので、地図アプリを改善するために、こんなふうに協力してあげれば、自分にも、他のユーザーにも、役に立つことしきり。

Googleマップを改善するには

Googleマップでは、行ったことのある場所にスターをつけるだけ、なんて簡単なものでもユーザーのインタラクションを大歓迎しているんですよね。スターをつけるのにはそれほど時間がかかりませんし、これだけでも、次に地図を使うときに、もっといい場所を勧めてくれるようになるんです。そのうえ、Googleはクチコミに書かれた「カクテルがおいしい」といったフレーズを、他のユーザーが探しているものとマッチさせてもくれるんです。

クチコミに写真を何枚かつけて投稿すればモアベター。マップに表示された地点をタップすると情報カードが現われるので、スクロールダウンしてクチコミや画像を投稿します。場所の内部が見られるようになれば、他のユーザーさんも助かりますね。

現場の情報を修正したり追加したりといった重要事項であれば、所在地、電話番号、営業時間の下にある「情報の修正を提案」をタップして作業します。閉業した、あるいは存在しない場所の削除依頼をすることも、記載された営業時間やそのカテゴリーを変更することも、ウェブサイトを追加することも、ここでいろいろとできるんです。

こんなふうに修正を提案しても、Googleマップのチームが全部確認するので、アプリに変更が反映されるまでは少し時間がかかるかもしれません。営業時間を示す看板の画像など、提案の裏付けとなるものがあれば、修正にかかる時間が短縮されることも。場所につけられたマーカーの位置を移動するには、「地図上の位置を更新できます」をタップして進めます。

「情報の修正を提案」というボタンは、ウェブ版のGoogleマップで場所を選んだときにも表示されるので、コンピューターの方がやりやすければそちらでも。Googleが承認するか否かについては、「内容次第で電子メールが来るかもしれない」という程度。だから、通知が何も来ていないからといって、あなたの案が採用されなかったというわけではないんですよ。

Googleは、編集の評価方法を明らかにしていないのですが、提供した情報量、修正を提案した件数、それに、他のユーザーによる提案もすべて関係してくるのではないかなと思います。

新しい場所を一から追加したい場合は、携帯アプリかウェブ版のメインメニューを開き、「地図に載っていない場所を追加」を選んで、名称、所在地、ウェブサイト、営業時間などをそこで入力します。これもまた、Googleに確認してもらいます。

A地点からB地点まで移動するというような肝心の経路に関しては、Googleマップが間違っていれば、そこにフラグを立てましょう。経路を特定し、それからウェブ版で経路を表示させ(この報告オプションは今のところ、モバイルアプリでは利用できません)、「フィードバックの送信」(画面右下)をクリックします。

経路のどの区間が間違っているかをGoogleマップが聞いてきますので、道路の名前が違うとか、道路が閉鎖されているとか、そういうことも添えてチクり…いえ、報告しましょう! 「送信」ボタンをポチッとして、Googleに送ります。

それに、なんと移動中でも問題を報告できるのです! (でも運転中は気をつけて!) Androidの携帯電話で「運転モード」を使用しているとき(iOSではまだ利用できません)、予想所要時間のところをタップすると、経路が表示されます。そこで、「レポートの追加」を選ぶと、「衝突事故」「交通渋滞」「スピード違反取締カメラ」という選択肢が表示されますので、チクって…いえ、ご報告願います。

特定の道路に関する問題については、AndroidやiOSでの報告が可能です。Googleマップで道路をタップし、情報カードを表示させ、「問題の報告」を選択します。道路の閉鎖、私道、表示が間違っている道路、一方通行の道路といった情報は、全部ここで記録できるんです。

Appleのマップを改善するには

ユーザーの投稿や修正に関して、AppleのマップはGoogleのと比べてそれほど積極的ではありませんが、われわれにできることはちゃんとあるんです。マークがついている場所のみならず、iOSのAppleマップ内にあるスポットならどれでも、タップすれば情報カードが表示されますし、その下の方に「問題を報告」というオプションが出てきます。

ここからAppleのマップに報告できるのは、マップに示されている場所の位置や詳細(営業時間や電話番号など)に関することです。Appleが詳細を確認しますので、修正案の裏付けとなる追記事項や画像をここで付け加えることもできます。

廃業した事業所についても、同じメニューから報告できます。macOSであれば、その「問題を報告」オプションが情報カードに表示されるので、そこから同じように報告を行います。

Appleのマップで画像やクチコミを投稿する方法は、残念ながらありません。「やだ!投稿したい!」とおっしゃるなら、Yelpやトリップアドバイザーをご利用いただくほかないですね。でも、特定の場所を情報カードからお気に入りに追加するということはできるんです。

新しい場所を追加するには、Appleマップの右上隅にある情報ボタン(アルファベット小文字の「i」)をタップして、「場所を追加」を選択します。そこでは場所のカテゴリーや所在地、あれば電話番号といった詳細を入力するよう求められます。それと同時に、その位置を新しくマップ上に特定します。

同じ情報メニューから「問題を報告」を選ぶと、マップラベル、経路、公共輸送機関の時刻表など、いろいろな修正事項についてAppleに知らせることができます。例えばナビゲーション画面だと、経路の中で間違っている区間を指摘して、補足説明や画像を証拠資料として追加すればバッチグー!

「問題を報告」ってもうどこにでもあんじゃね?という感じですが、iOSアプリだと、緑色の「出発」ボタンがついた、段階的な経路を示すカードにも出てくるんです。それをタップすると、Appleのマップで表示されるものよりも適切な経路を提案できるという、追加オプションが出てきますよ。

macOSだと、「マップ」メニューの「問題を報告」の中に、修正オプションがあります。画面に表示されているものや選択されたものによってオプションは変わってきますが、経路の提案や場所の追加などが、ここでも可能です。Google同様Appleも、地図データに関するユーザーの提案はすべて確認していますし、詳しい説明をあなたから聞きたいときは電子メールで連絡するかも…という話です。

また、Appleのマップアプリにバグがあったとか、道路が閉鎖されているとか、どんな内容のフィードバックでも残せるということは注目すべきでしょう。AppleマップのiOSアプリとmacOSのウェブ版にはフィードバックフォームがありますので、そちらからチクって…違う違う! ご意見をお寄せくださいね。

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