日亜化学工業がYouTube「ユーチューブ」提訴 「中傷」動画削除求め

日亜化学がYouTube提訴 「中傷」動画削除求め

 動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿された動画で誹謗中傷され社会的信用を損なう恐れがあるとして、日亜化学工業(阿南市)が運営元の米ユーチューブ社を相手取り、動画の削除を求める訴訟を徳島地裁に起こした。提訴は昨年10月9日付。

 訴状によると、動画は2種類あり、いずれも昨年4月12日に元従業員を名乗る者が日本語と英語で投稿した。一つは、日亜化学の製造現場について「工場は鳥や犬が紛れ込む不衛生な状態」などのテロップを流し、製品を購入しないよう呼び掛けている。もう一つは、実在する従業員の名前と自宅住所のテロップを入れ、この従業員による部下へのパワーハラスメント行為があったと指摘している。

 日亜化学は「監査を毎年受け、鳥や犬が紛れ込むような不衛生な環境で製造していない」「権限によって過度の仕事を部下に押し付けることはなかった」と主張。動画は事実に基づかない内容とし、「会社や従業員の名誉、社会的評価を低下させる行為。公益目的は存在しない」としている。

 日亜化学は従業員から連絡を受けて動画の存在を知った。昨年6月に削除を依頼したものの、ユーチューブは「名誉毀損に当たるかどうか判断できなかった」と応じなかった。

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日亜化学の「中傷」動画削除 ユーチューブに仮処分命令

 動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿された動画で誹謗中傷され社会的信用を損なう恐れがあるとして、日亜化学工業(阿南市)が米ユーチューブ社を相手取り、動画の削除を求めた訴訟で、徳島地裁がユーチューブに削除などを求める仮処分命令を出した。

 日亜化学によると、発令は8日付で、動画削除のほか、発信者情報の開示も求めている。ユーチューブは応じる方針という。

 訴状によると、昨年4月に元従業員を名乗る者が、日亜化学の製造現場が不衛生であるほか、実在する従業員によるパワーハラスメント行為があったと指摘する動画を投稿。日亜化学は「事実に基づかない内容」として6月に削除を依頼したものの、ユーチューブが応じなかったため、10月に提訴し、仮処分を申し立てた。

 日亜化学総務部は「裁判所の適切な対応に満足している」とコメントした。

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