あの家電の電気代や消費電力量は? それ、スマホで見られます

あの家電の電気代や消費電力量は? それ、スマホで見られます

 身の回りの家電製品の消費電力量は、大雑把には知っていても、細かいところまでは把握できていない人は多いはず。どの家電製品に毎月いくらぐらいの電気料金を払っているか、具体的に何をすれば消費電力量を減らせるのか、即答できる人は少ないだろう。

 単に、コンセントから家電製品に流れている電力量を見るだけなら、複数のサプライメーカーが販売している「ワットチェッカー」を使えばよいが、そのほとんどはリアルタイムの値を本体のモノクロ液晶に表示できるだけで、長期に渡って履歴を取得し、分析する用途には向いていない。

 そこで、今回紹介するのがラトックシステムのBluetoothワットチェッカー「REX-BTWATTCH1」だ(標準価格税別8400円)。Bluetoothでスマートフォンと接続するだけで、消費電力量の推移をグラフで表示したり、具体的な電気料金に換算して表示したりできるようになる。データのCSV出力にも対応しており、消費電力にまつわるデータの“見える化”だけでなく長期に渡って取得・分析するにもぴったりだ。

 まさに省エネライフの申し子とも言えるこの製品だが、Amazonなどでも評価は高く、複数台を導入している人も少なくないようだ。筆者自身も2018年に購入して以来、何かにつけてその有用性を実感しているので、今回は基本的な使い方を、次回は身の回りの家電製品から実際に得られたデータを紹介する。

●測定データはスマホアプリで表示可能

 REX-BTWATTCH1のボディーサイズは、約55(幅)×95(奥行き)×37(厚さ)mmだ。350mlのドリンク缶と同じくらいと言えば想像しやすいだろうか。本体の背面にはプラグ、正面にはコンセントがそれぞれ1基ずつあり、壁面のコンセントと家電製品のプラグの間につなぐだけで設置は完了だ。

 本体側に液晶画面はなく、操作およびデータ表示はすべてスマホアプリ「BTWATTCH」で行う。Bluetoothでデータを取得するので、設置場所が物陰だったり、あるいは高い位置だったりしても手軽に見られるし、マンション程度の広さであれば、必ずしも機器の前まで行かなくても、その場でデータが取得できてしまう。

 利用を始めるにあたっては、まずスマホと本体間でBluetoothのペアリングが完了した状態で、アプリを起動して「接続」→「計測開始」をタップする。この操作を行わず、ただ物理的につないだだけではデータは記録されないので要注意だ(特にコンセントから抜き差しした後は)。

 なお、別のコンセントにつなぎ替えるなどして再度「接続」→「計測開始」を行った時は、前回のデータを消去して計測を始めるか、それとも追記していくかを選べる。つまり、コンセントを抜き差ししても、測定データが本体内に保存されていることを意味する。うっかりコンセントを抜いてしまっても、データを失う心配がないのは大きな利点だ。ちなみに製品ページによると、1日単位で約50カ月分の消費電力量データを保持しているとのことだ。

●電気料金なども測定可能でCSVエクスポートにも対応

 では、具体的な計測データの見方を紹介しよう。スマホアプリ「BTWATTCH」では、計測値をリアルタイムのほか、1時間、1日、1カ月という単位でグラフを表示できる。それぞれのデータは「時間刻み」もしくは「累積」で表示できるので、用途ごとに見やすい表示方法を選べる。

 1時間、1日、1カ月単位で取得できるデータは、消費電力量、電気料金、CO2排出量の3種類だ。一般的なワットチェッカーは消費電力量だけしか表示されないことがほとんどなので、電気料金に換算して表示してくれるのは、本製品の大きな強みだ。

 電気料金の単価はオプション画面で変更できるので、居住地域やプランの違いによって単価が異なる場合は、適宜修正が可能だ。

 これらのデータは、CSVファイルへの出力にも対応しているので、PCでさらに詳細な分析をしたい場合や、長期的にデータを保存したい場合に便利だ。このように家庭用としては機能はかなり充実しており、業務用でも使えるシーンはありそうだ。

 次回は、いよいよREX-BTWATTCH1を使って、いろいろな家電をチェックする。最も電力使用量が高かったのは何か、意外なところで電力を使っていたものなどを取り上げていく予定だ。

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