【格安SIMまとめ】ASUSから1万台の新ZenFone、通信障害対策にDSDSや格安SIMが有効!?
主要格安SIMの料金表(今回はデータSIM)とともに、格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週はASUSから1万円台の新エントリー機が登場。また、ソフトバンクの大規模障害により、同社のネットワークを用いる格安SIMも利用できない事態が発生した。
税抜1万6800円ながら、縦長画面+DSDS対応が魅力的
「ZenFone Live(L1)」
まず1つめの話題はASUSの新SIMフリースマホ。12月中旬以降の発売を予定している「ZenFone Live(L1)」は、税抜1万6800円というエントリークラスの1台となる。
1万円台ながら、画面は縦長の5.5型液晶(720×1440、18:9)で、横幅は約71.7mmと比較的コンパクト。CPUもオクタコアのSnapdragon 430で、2GBメモリー、32GBストレージと十分に実用的な性能となっている。DSDSにも対応しているので、サブ端末としての利用も良さそうだ。
ビックカメラのサイトで5000mAhバッテリー搭載
+ミドルハイの性能で税抜3万円弱の新ZenFoneが
そのASUSからの正式な発表はないが、「ZenFone Max Pro M1」なるモデルが、ビックカメラ(同グループのソフマップでも)のECサイトで販売開始されている。
製品名からもわかるように、5000mAhという大容量バッテリーが自慢のモデルで、18:9の6型IPS液晶(1080×2160)、3GBメモリー、32GBストレージ、16メガ+5メガカメラ(イン8メガ)、Android 8.1などのスペックがサイト上で確認できる。ネットワーク面でもドコモ/au/Y!mobileのVoLTEに加え、DSDVにも対応とのこと。
このようにミドル~ミドルハイクラスの性能でありながら、税抜2万9800円という価格はなかなか魅力的と言えるだろう。
ソフトバンクの通信障害でSB網を用いる格安SIMも利用不可に
DSDS対応スマホや他ネットワークの格安SIMを持つのが吉?
先週6日(木)の午後から夕方にかけて、ソフトバンクが大規模通信障害により、音声通話/データ通信の両方が全国規模で利用不可になったのは、実際のユーザー以外も報道などで知っているだろう。
これにともない、今年になってから増加していたソフトバンク網を利用する格安SIM、具体的にはb-mobile、LINEモバイル、mineoなどのソフトバンク版SIMで同様に利用できない状態が発生した。ソフトバンク側のトラブルとは言え、実際にMVNOのサービスが利用できなかったのは確かであり、どういう形での対応がなされるかは1つの課題と言えよう。
このような規模の通信障害は今後発生しないことを期待したいが、絶対起きないとも言いきれない。SIMフリースマホ/格安SIMのユーザーであれば、DSDS対応スマホに異なる通信網を用いるSIMを挿しておくというのは1つの対策になりうる。月額料金が安いデータSIMであっても、LINEによるメッセージや通話、メールでの連絡などは可能だ。
仕事の関係で、まったく連絡が取れない、所在が不明になると、大きな問題になるというような人は、月1000円程度のデータSIMを追加契約しておくのを検討してみてはいかがだろうか。
月1000円前後の人気格安データ通信サービス(税込)
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月1500~2000円台の人気格安データ通信サービス
(すべて税込)
※1:518円/1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可(他は3ヵ月後の末日まで利用可能)。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円。