Microsoft、「VSTS」を「Azure DevOps」に改名して提供開始
米Microsoftは9月10日(現地時間)、クラウド開発ツール「Azure DevOps」を発表した。同社の開発者向けクラウドベースのソリューション「Visual Studio Team Services(VSTS)」をリブランドしたもので、現行VSTSユーザーは自動的にAzure DevOpsにアップグレードされる。
「Team Foundation Serve(TFS)」は「Azure DevOps Server」に自動的にアップグレードされる。
Azure DevOpsは以下のサービスで構成される。
・Azure Pipelines:“あらゆる”言語、プラットフォーム、クラウドに対応するCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)。6月に買収したGitHubなどのGitプロバイダーに接続し、アプリのビルド・テスト・デプロイが可能
・Azure Boards:作業を計画、追跡したり、作業に関する相談をしたりするためのダッシュボード
・Azure Artifacts:パッケージを作成、ホストしたらチームで共有し、1クリックでCI/CDパイプラインに追加する
・Azure Repos:クラウドでホストされた容量無制限のプライベートGitリポジトリを入手し、チームで協力してコードをビルドする
・Azure Test Plans:テストツール
価格は、オープンソースプロジェクトおよび5人までの小さなプロジェクトであれば無料で、それ以上のチーム向けは、チームの人数によって月額30~6150ドル。
Azure DevOpsのツールはモジュール式なので、既存のツールやMarketplace上のサービスと組み合わせることで柔軟に活用できるとしている。