Samsung、新メモリ採用の4TB SSDを量産開始
いくらぐらいになるのかな?
大容量のSSDストレージといえば高価なのは常識。Samsung(サムスン)が2016年に発表した4TBのSSDは1499ドル(約17万円)もしたものです。しかしSamsungが新たに量産を開始した「4TB QLC SSD」は、より廉価に販売されると期待されています。
新方式でデータの密度が高く
このQLC方式とは一般的に、読み書きのスピードを犠牲にする代わりに密度を高めたフラッシュメモリです。ただしSamsungによれば、4TB QLC SSDは540MB/sの読み取り速度と520MB/sの書き込み速度を実現しているそう。これなら、十分に高速といえるのではないでしょうか。
というとのも4TB QLC SSDはSATA端子で接続するので、そもそも数千MB/sの速度は出せないのです。数千MB/sの速度が出せてしまうPCIe M.2のSSDに慣れてしまっている人は、ちょっと物足りなく感じるかもしれませんね。
他のバリエーションも発表
また今回は4TBだけでなく、1TBと2TBの容量バリエーションも発表されています。製品には3年間の保証が付属するので、一般的な使い方なら製品寿命にはなんの問題もないはず。また、製品は年内に出荷される予定です。
なおSamsungは、今回のフラッシュメモリを利用した「M.2 NVMe SSD」をエンタープライズやデータセンタ向けにもリリースする予定だと伝えています。この際はいくつかのメモリモジュールを並列化して速度を出すのでしょうか? 楽しみですね。
Samsung SSD 1TB 850EVO 2.5インチ内蔵型 MZ-75E1T0B/IT ¥29300円