米ツイッターTwitter、クライアントアプリ14万3000超を除去 ボット対策で

ツイッター、クライアントアプリ14万3000超を除去 ボット対策で

米ツイッター(Twitter)は24日、「ボット」と呼ばれる自動投稿プログラムによる悪質な活動を防ぐ対策として、4月以降に14万3000超のツイッター向けアプリを除去したと発表した。

 アプリ開発業者がボット作成に使用する自社のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)へのアクセスも厳しくした。

 ツイッター製品管理部門のロブ・ジョンソン(Rob Johnson)氏は「ツイッターをより良い場所にする製品やサービスを開発するデベロッパーに、当社のプラットフォームへのアクセスを提供することに取り組んでいる」と表明。だがスパムや悪意あるボット、監視、プライバシー侵害といった課題があるとし、「アプリ開発業者向けのプラットフォームがツイッター上の会話の全体としての健全性に寄与するよう、追加の措置を講じている」と説明した。

 ジョンソン氏は、除去したアプリの詳細には触れなかったが、ツイッターは間違った情報を拡散したり、個人に関する主張や政治的な訴えを不当に増幅したりするボットをめぐって、対策の強化を求める声が上がっていた。

 24日以降、ツイッター向けアプリの開発のためにAPIへのアクセスを求めるデベロッパーには、新たな申請手続きを行い、ツイッターの利用について詳しい情報を提供することが求められる。

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ツイッター、偽アカ削除で利用者100万人減 株価急落

 米ツイッター社は27日、今年4~6月期の決算で、純損益が1億ドル(約110億円)の黒字になったと発表した。1億1600万ドルの赤字だった前年同期からは回復したが、全世界の月間利用者数は約3億3500万人と、前年同期より約100万人減少。利用者数減の先行きの不透明感から、株価は20%超、下落した。

 売上高は前年同期比約24%増の7億1100万ドル。より対象を絞った広告や、動画広告などが好調だった。

 一方、同社は大量の自動投稿をしたり不審な動きをしたりしている偽アカウントなどを削除する対策に乗り出しており、これが利用者数の減少につながった。

 ジャック・ドーシー最高経営責任者は電話会見で、「短期的な数字より、長期的に健全になることを目指す」とし、今後、利用者数がさらに数百万人減るとの見通しを示した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)

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TwitterのMAUが前期比100万人減、“会話の健全性”対策で

 米Twitterは7月27日(現地時間)、第2四半期(4~6月)の決算を発表した。増収増益だったが、MAU(月間アクティブユーザー数)が前期より100万人減り、3億3500万人になった。前年同期比では3%増だった。

 TwitterはMAUが前期より減った原因は、“会話の健全性”のために実施した対策(スパムをばらまくbotの大量削除など)、一部地域でのSMS経由のアプリ利用をサポートしなかったこと、欧州連合(EU)の5月のGDPR(一般データ保護規則)の施行などだとしている。

 同社は、これらの影響で、第3四半期のMAUも前期比で減少する見込みだと説明した。なお、TwitterはDAU(日間アクティブユーザー数)を公表しないが、DAUは前年同期比で11%増加したという。

 売上高は前年同期比24%増の7億1100万ドル、純利益は1億ドル。前年同期は1億1600万ドルの赤字だった。株式報酬費やTACコストなどの特別費用を除いた非GAAPベースの純利益は1億3400万ドル(1株当たり17セント)だった。

 アナリスト予想は、売上高は6億9620万ドル、非GAAPベースの純利益が1株当たり17セントだった。

 ジャック・ドーシーCEOは発表文で「われわれは人々に、Twitterで自由に、安全に表現できると感じていて欲しい。そのために公的な会話をゆがめ、混乱させる問題行動に対処するための新たなツールを立ち上げている」と語った。

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