デノンがネットワークプレーヤーなどエントリー向けHi-Fiオーディオを発表、最新のAirPlay 2に対応

デノンがネットワークプレーヤーなどエントリー向けHi-Fiオーディオを発表

 デノンは7月9日、Hi-Fiオーディオのエントリーモデル3製品を発表した。プリメインアンプとネットワークプレーヤー、CDプレーヤーとなる。

 3機種ともにアナログオーディオ回路には上位機種で用いられているカスタムコンデンサーを採用。エントリーモデルながら、同社のフラッグシップ製品である「SX1」シリーズの流れをくむパーツを多数使用している。

 さらにリブ入りのフット(足)の採用やトップカバーを従来製品より厚くすることで、それぞれ振動に強い筐体を実現した。

ハイレゾ音源対応のプリメインアンプ

「PMA-800NE」

 8月中旬発売予定の「PMA-800NE」(希望小売価格は税抜7万円前後)は、一般的なトランジスタの3倍のピーク電流供給が可能なHC(高電流)トランジスタを採用。性能にばらつきの出る多数の素子を並列駆動することなく、1ペアの素子のみで高電流を得ることで音のにごりを低減している。

 増幅回路も回路と素子の数を減らして信号経路を短くシンプルにするハイゲインアンプ構成を採用。上位機種と同様にプリアンプでの増幅は行なわない構成となっている。

 デジタル入力は192kHz/24bitの信号に対応。入力部の基板を金属ケースでシールドすることで、ノイズを外に出さない造りでほかの回路への影響を抑えている。

 さらに、アナログ入力時はデジタル入力の給電を断つことで高周波ノイズの発生を抑える「アナログモード」も利用できる。

 アナログ部はMM/MC対応のフォノイコライザーを搭載し、アナログレコードプレーヤーの接続にも対応する。

最新のAirPlay 2に対応するネットワークプレーヤー

「DNP-800NE」

 9月中旬発売予定の「DNP-800NE」(希望小売価格は税抜6万円前後)は、同社のワイヤレスオーディオ技術「HEOS」に対応したネットワークプレーヤー。

 NASなどに保存された音源の再生はもちろん、SpotifyやAmazon Musicといった音楽ストリーミングサービスの受信、インターネットラジオの聴取、他のHEOS対応製品への音楽配信などができる。

 本機は無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)とBluetooth(コーデックはSBCのみ)が利用可能で、最新の「AirPlay 2」にも対応している。

 D/Aコンバーターには上位機種で採用されている「PCM1795」を採用。音源は192kHz/24bitまでに対応し、さらにDSD(5.6MHzまで)の再生も可能だ。

 加えて、アップサンプリング&ビット拡張機能の「Advanced AL32 Processing Plus」を搭載しており、44.1kHz/16bitのPCM音源であれば705.6kHz/32bitまで拡張できる。

 このほか、ヘッドフォンアンプ機能も搭載。3段階のゲイン切り替えが可能だ。

DSDの再生も可能なCDプレーヤー

「DCD-800NE」

 8月中旬発売予定の「DCD-800NE」(希望小売価格は税抜6万円)は、USBストレージに保存されたハイレゾ音源の再生ができるCDプレーヤー。

 DNP-800NEでも採用されたD/Aコンバーター(PCM1795)や音源拡張技術(Advanced AL32 Processing Plus)を搭載しており、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源や5.6MHzまでのDSDファイルの再生ができる。

 このほか、DACを正確に動作させるとともにデジタル回路全体の同期の精度を高めるための設計や、ディスクの回転などで生じる内部振動を極力抑える防振構造の採用など、高音質再生のための工夫が施されている。

「AirPlay 2」で何が変わったの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「AirPlay 2」で何が変わったの?』という質問に答えます。

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AirPlay(エアプレイ)は、Wi-Fiを利用する音声と映像のストリーミング規格です。登場当初は「AirTunes」という名称で音声のみを対象としていましたが、のちに映像も扱うことが可能になり現在の「AirPlay」に改名されました。iOS 11の現在では、オーディオ/ビデオ再生のほか、iPhoneの画面をApple TVへリアルタイムに出力する機能(AirPlayミラーリング)にも活用されています。

iOS 11.4でサポートされた「AirPlay 2」は、そのAirPlayのオーディオ部分を拡張した規格です。iPhoneから複数のAirPlay 2対応デバイス(スピーカーなどのAV機器)へ音楽を同時に送信する「マルチストリーミング」に対応したことが、大きな改良点です。AirPlay 2に対応したオーディオ機器であれば、同じ曲を複数台で同時再生することも、複数台でそれぞれ異なる曲を再生することも可能になります(マルチルーム再生)。

ストリーミング再生がよりスムーズになったことも改良点のひとつです。再生する楽曲データをある程度先読みして蓄えておく(バッファリング)機能が強化され、再生指示から実際に音が出るまでの時間が短縮され、音途切れの発生も減少しました。

AirPlay 2はAirPlayとの後方互換性が維持されており、サンプリングレート(アナログ信号をデジタル信号に変換する処理の1秒間あたりの回数)は最大44.1kHzまたは48kHz、量子化ビット数(データを何段階で表現するか示す値)は16ビットになっています。サンプリングレート48kHz以上、量子化ビット数24ビット以上が必要とされるハイレゾ音源の再生には対応していません。

つまり、AirPlay 2は再生品質面で特に変更はないけれど、マルチルーム再生や音途切れ防止といったユーザエクスペリエンスの向上に重きを置いたアップデートといえます。対応製品の登場はこれからですが、次第に増えてくることでしょう。

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