1000語以上を覚えた手話のできるゴリラ「ココ」死ぬ、46歳だった。種超えた交流が話題に

手話のできるゴリラ「ココ」死ぬ 種超えた交流が話題に

手話を習得し、人間と信頼関係を築いていたことで知られるニシローランドゴリラの「ココ(Koko)」が20日、米カリフォルニア州で死んだ。46歳だった。ゴリラ財団(Gorilla Foundation)が21日明らかにした。

 ココは1971年、独立記念日の7月4日にサンフランシスコ動物園(San Francisco Zoo)で生まれ、日本語からハナビコ (花火子、Hanabi-ko)と名づけられたが、ニックネームで広く知られていた。

 動物心理学者のペニー・パターソン(Penny Patterson)博士が72年に手話を教え始め、アメリカ手話(ASL)の1000語以上を覚えたとされる。類人猿の言語使用をめぐる分野で最も有名な研究対象の一つになり、書籍やテレビでも話題になった。

 1985年には米誌ナショナルジオグラフィック(National Geographic)が、子猫の「オール・ボール(All Ball)」を与えられたココの記事を掲載。2匹の関係は「Koko's Kitten(ココの子猫)」として書籍化され、学校の教材にもなった。ココはインターネットのチャットに参加したこともある。

 ゴリラ財団はカリフォルニア州北部で行った発表で、ココが眠っている間に息を引き取ったと説明。「ココはすべてのゴリラを代表する大使として、そして種間の意思疎通・共感の象徴として、多くの人の心を動かした」と述べた。

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