『FF7 リメイク』がやっと「初期の構想段階」を脱する
スクウェア・エニックスによる『ファイナルファンタジーVII リメイク』はE3 2018を“すっぽかした”最大のタイトルのひとつだ。今年3月にも品質向上のため、新たな人材を募集したばかりだということを考えると、本作の発売までは相当長い道のりがあるだろう。しかし、野村哲也ディレクターはIGNとのインタビューでファンに明るい希望を与える発言をした。『FF7 リメイク』はやっと「初期の構想段階」を脱し、本格的な開発に入ったというのだ。
野村ディレクターはIGNに対し、『FF7 リメイク』と『キングダム ハーツIII』の開発が「並行」して行われていると発言。『キングダム ハーツIII』の仕事をしていないときは『FF7 リメイク』にすべての精力を注いでいるという。
「今はもう、ただの初期の構想段階ではありません」と野村ディレクターが『FF7 リメイク』について話す。「私たちは実際に開発に入っています。私は今、『キングダム ハーツIII』に100%打ち込んで、そして『ファイナルファンタジーVII』に100%打ち込んで、また『キングダム ハーツIII』に100%打ち込むという感じで、両者の間を行ったり来たりしています」
両タイトルの並行開発を実現させるために、野村は長時間仕事をしなければならないが、特に気にしないという。野村は余暇の時間を他人と過ごすよりも、残業の方が好きだと話している。
「私は全然疲れを感じませんね」と野村。「仕事は楽しいですよ。実は人間関係のことよりも働くのが好きなので、人間関係の管理をしなくても良いときは、仕事に集中してモノを創りたいです。仕事をしないよりも、している方が私にとっては心地よいですね」
野村にたくさんの味方――ファン――がいることは、彼にとっては非常に望ましい環境だ。それはゲームを制作するキャリアを可能にしているだけでなく、野村が仕事にずっと力と時間を注いでいくインセンティブともなっている。
「自分のゲームをプレイしてくれるファンの存在は重要ですね。ファンがいないとゲームを作ることもできません」と野村。「間違いなく、ファンの皆さんは私がどんどん前へ進んでいくモチベーションになってくれています」
先日、『キングダム ハーツIII』がマーケティングや営業の観点から延期されたことが明らかになった。同作の2019年1月(日本では25日、海外では29日)のリリース後、野村は1つの大型タイトルから解放されることとなるが、その後も『キングダム ハーツIII』のDLCを制作する可能性が高そうだ。
『キングダム ハーツIII』に関して、野村はネタバレのないように、ファンに多くの謎を残している。プレイヤーが自分でゲームを体験することで、『キングダム ハーツ』のアドベンチャーがソラと友人たちをどこまで連れて行くかをこの目で見届けてほしいと野村は話している。
『FF7 リメイク』、「原作を超えるタイトル」を目指す
転職サイトに掲載されたバトルプランナーとレベルプランナー向けの求人情報によると、本作は「単なるリメイクに留まらない『新たな創造』」を目指している。スクエニはこの求人情報で、本作を社内体制で開発していることを改めて強調。以前、同社はサイバーコネクトツーと協力して『FFVII リメイク』の開発を進めていた。
スクエニは先月も、作品の品質向上と「もう一段高みを目指す」ため、新たなレベルデザイナーを募集している。去年5月、ゲームディレクターの野村哲也は「多くの人員を確保するのが急務となっている」と述べていた。
『ファイナルファンタジーVII リメイク』はもともと複数のパートに分けてリリースされる予定だった。スクエニが今もそのつもりでいるのかどうかはわからない。
待望のリメイクをジリジリと待つ間、去年公開された素晴らしい2枚のスクリーンショット、ゴージャスなアートワークをチェックしよう。
