Googleが仮想通貨に「NO!」 Web広告を全面禁止へ
最近何かと世間を騒がせている仮想通貨。最近ではテレビで仮想通貨のコマーシャルを見かけることも多くなりました。しかし、インターネット業界では、Googleが仮想通貨の広告を全面禁止にするなど、仮想通貨関連の広告を排除する動きが活発になってきました。
Googleが禁止したのは、仮想通貨に関連するすべての商品のオンライン広告。つまり、仮想通貨だけに限らず、仮想通貨取引所、新規仮想通貨公開(ICO)、仮想通貨ウォレット、仮想通貨コンサルティングなど、少しでも仮想通貨に関連する商品の広告はすべて禁止となり、仮想通貨ビジネスにとってはかなり厳しい対応となりました。
Googleの広告部門ディレクター、スコット・スペンサー氏は「我々は仮想通貨がこの先どこに向かっているのか、それを知る水晶玉を持っていません。しかし、これまでに、消費者への被害、および潜在的な被害が発生しています。そのため、この分野には最新の注意を払う必要があります」と理由を説明しています。
仮想通貨の広告を禁止したのは、Googleが初めての企業ではありません。2018年1月には、Facebookが同サービス、およびインスタグラム上で仮想通貨やICOに関する広告を禁止。同社は、ユーザーに新しい製品やサービスを広告を通じて出会ってほしいとしながらも、仮想通貨関連の広告が誤解を招く宣伝手法に関係しているとして、禁止にいたった理由を説明。また、アメリカ最大級の掲示板「reddit」においても、2016年に仮想通貨関連の広告が禁止されています。
まだ正式な発表こそありませんが、Twitterも仮想通貨の広告禁止に踏み切るという報道が出ており、インターネット上から仮想通貨関連サービスの広告をあまり見かけなくなる日も近いかもしれません。