オリンパス、連結子会社(映像事業の中国生産子会社)中国・深センの工場の操業停止!贈賄疑惑否定

オリンパス、中国の工場操業停止…贈賄疑惑否定

 オリンパスは7日、デジタルカメラや交換レンズを生産する中国・深センの工場の操業を停止したと発表した。

 スマートフォンの普及によるデジタルカメラ市場の縮小で、稼働率が低下していた。

 工場の今後の活用方法は未定だが、従業員約1700人は解雇される見通し。オリンパスは、中国とベトナムでデジタルカメラを生産しており、17年3月期の出荷台数は計83万台。今後はベトナムに集約する。

 この工場をめぐっては、地元税関当局への贈賄の疑いが一部で報道されていたが、会社側は「法令違反は認められなかった」としていた。

2018年05月07日 連結子会社(映像事業の中国生産子会社)の操業停止に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、中国・深圳市にある当社の中国現地法人 Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.(以下「OSZ」といいます) の操業停止を決議いたしましたのでお知らせいたします。

1. 操業停止の理由
当社は 1991 年 12 月、中国・深圳市に OSZ を設立し、デジタルカメラ事業関連製品の製造を行って

きました。しかしながら、スマートフォンの普及に伴いデジタルカメラ市場が急激に縮小しており、OSZ の稼働率が著しく低下し、また、設立から 26 年が経過し設備の老朽化も進み、OSZ の競争力を維 持することが極めて困難な状況となっております。

これまで当社は、デジタルカメラ事業関連製品を OSZ とベトナム・ドンナン省にある Olympus Vietnam Co., Ltd.(以下、「オリンパスベトナム」といいます)の2拠点で生産してまいりましたが、 上記の状況に鑑み、OSZ の操業を停止し、生産をオリンパスベトナムに集約することを決定いたしまし た。これにより、生産効率、収益性を向上させ、デジタルカメラ事業のグローバルでの競争力強化を 図ります。

2. Olympus(Shenzhen)IndustrialLtd.概要

(1)名称

Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.

(2)所在地

No.1, Kejibei 2nd Road., North Hi-Tech Industrial Park,

Nanshan District, Shenzhen, Guangdong Province, 518057

P.R.C.

(3)代表者の役職・氏名

代表取締役社長 小松 亨

(4)事業内容

デジタルカメラおよびデジタルカメラ用レンズユニットの製造

(5)従業員数

1,774人(2018年3月末時点)

(6)資本金

70,100千USドル

(7)設立年月日

1991年12月4日

(8)大株主及び株主比率

Olympus China Co.,Ltd.(注1)

(9)当社と当該会社の関係

資本関係

当該子会社は、当社が100%を間接出資する連結子会 社です。

人的関係

当社の従業員が当該会社の役員に就任しています。

取引関係

当社と当該子会社間で製品の売買関係があります。

関連当事者へ の該当状況

当該会社は、当社の連結子会社であり、当社の関連当 事者に該当します。

(10)最近3年間の経営成績及び財務状態 (千香港ドル)(注2)

決算期

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

資本合計

891,569

935,399

895,938

資産合計

1,045,776

1,106,323

1,093,016

1 株当たり資本(香港ドル)

1.63

1.71

1.64

売上高

1,289,195

1,119,470

980,739

営業利益

28,049

81,226

32,659

親会社の所有者に帰属する当期利益

20,806

62,555

14,785

1 株当たり当期利益(香港ドル)

0.04

0.11

0.03

(注1)Olympus China Co.,Ltd.は、当社が100%出資する連結子会社です。

(注2)ご参考:1香港ドル=13.94円(2018年4月末の為替レート)

3. 操業停止の日程
2018年5月7日 当社取締役会決議、同日にOSZの操業を停止。

4. 業績への影響 当該子会社の操業停止に伴い、一時費用が発生する見込みですが、当社連結業績に与える影響については現

在精査中であり、5月 11 日の 2018 年3月期決算発表の際にお知らせする予定です。

以上

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