<ユーチューブ>「儲け指南」ご用心 消費者庁が事業者公表
「ユーチューブの15分の作業で最低月収50万円」などの虚偽のうたい文句で、ネット経由で送られるユーチューブでのもうけ方マニュアルの販売や有料コースへの勧誘をしたとして、消費者庁は26日、消費者安全法に基づき事業者名、イメージ(東京都渋谷区)を公表。注意を呼びかけた。マニュアルの購入者は約5000人で、うち約1300人が有料コースの代金を支払い、計3億円を集めていた。
消費者庁によると、イメージ社は2017年6~12月に自社のウェブサイトやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、キャッシュバックがあるから安心といい、5000~1万7000円のマニュアルを販売。さらに、10万~130万円の有料コースに入れば確実に稼げると、しつこく勧誘していた。しかし、実際にユーチューブで収益を上げるのは難しかった。
全国の消費生活センターに相談が99件寄せられ、被害総額は1700万円に上る。サイトには「78歳の○○さんも稼いでいます」との体験談も載せ、被害者は10~70代に及んだ。イメージ社は消費者庁に対して「もうけたかった」と虚偽を認め、サイトを昨年末で閉鎖した。
消費者庁は「誰でも簡単に稼げるといった説明を見たら、まずは疑い、契約前に冷静に考えてほしい」としている。【岡礼子】
ネットのもうけ話 注意 高額「解説書」に誘導、被害相談相次ぐ /東京
「あなたの写真が今すぐお金になる」「月収200万円以上稼いでいる人もいる」--。こんなウソの広告をインターネット上に掲載し、稼ぎ方を記した「解説書」なる高額の電子書籍を売りつける業者に関する被害相談が、都内の消費生活センターに相次いでいる。都は「もうけ話をうのみにしないで」と注意を呼びかけている。【柳澤一男】
都取引指導課によると、この業者は「株式会社アイデア」(渋谷区)。同社は「デジタルカメラや携帯電話・スマートフォンの中に眠っている写真が現金に変わるチャンス」などとうたった「カシャカシャビジネス」という広告をインターネットに掲載している。広告には架空の体験談などを盛り込んでいる。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで連絡してきた消費者に対し、2万円の「解説書」を売りつけ、さらに興味を持った消費者には、多額の利益をうたった最大150万円の「特別コース」に入るように電話で勧誘していたという。実際に2万~3万円のお金になった人はいたものの、ほとんどの消費者は収入につながらなかったという。
都内の消費生活センターには、昨年10月から今年10月26日まで23件の相談が寄せられている。相談者は26~82歳で、平均約27万4000円、最高で100万円の契約をしてしまった人もいるという。
担当者は「インターネット上には簡単に短時間で大金を稼げる話がたくさんあるが、冷静に検討してほしい。困った時は相談して」と話す。相談は、都消費生活総合センター(03・3235・1155)。
