衆院野党第1党は困難=衆参80人目指すも―「国民党」
「国民民主党」(国民党)として船出することが決まった民進、希望両党。
衆参両院議員を合わせ、野党第1党の立憲民主党(63人)を上回る70~80人規模での旗揚げを目指す。ただ、衆院では、目標としていた野党第1党の座を立憲から奪うのは困難な情勢だ。
民進幹部は24日、衆参両院議員を合わせた参加人数について「80人なら大成功だ。70人は超えたい」と述べた。現在は民進53人、希望54人の計107人。この発言は、裏を返せば、少なくとも全体の4分の1程度の不参加が確実となっていることを認めたものだ。
衆院でみると、民進党12人のうち、野田佳彦前首相や中川正春元文部科学相らは不参加の方向で、参加が確実なのは3人程度。希望は51人のうち細野豪志元環境相は無所属で活動する方針を表明し、他の結党メンバーの一部や、大串博志氏らリベラル系議員も新党参加に慎重だ。
このため、筆頭理事として与党との交渉を一手に担う野党第1党は56人(会派としては54人)の立憲が維持する公算が大きい。新党のもくろみは最初からつまずいたことになる。
参院でも、希望の3人全員が国民党に参加せず、希望分党後の別の新党に移る。民進党は現在41人だが、小川敏夫参院議員会長ら立憲との関係を重視する議員は新党に参加しない見込みだ。
「民進議員の半数近くは、参院でも立憲を野党第1会派とすべきだと思っている」。新党に慎重な民進幹部はこう漏らし、立憲入りの動きが雪崩を打つと予測した。
