裸理由に「民衆を導く自由の女神」を掲載禁止、フェイスブックが謝罪
交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(Facebook)は18日、フランスの巨匠画家ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugene Delacroix)の傑作「民衆を導く自由の女神(Liberty Leading the People)」を使用した広告を、上半身裸の女性を描写しているとの理由で掲載禁止としたことは間違いだったと認めた。
掲載禁止となったのは仏パリで上演されている舞台のオンライン広告で、劇の監督を務めるジョスラン・フィオリーナ(Jocelyn Fiorina)氏によると「広告は公開して15分ほどでブロックされ、ヌードを掲載することはできないとフェイスブックから通知があった」という。
そこでジョスリン氏は、女神の裸の乳房を「フェイスブックによる検閲」と書かれた旗で隠して広告を再投稿したところ、今度は禁止されずに済んだという。
民衆を導く自由の女神で描かれているフランス国旗を掲げる女性は共和国を象徴する「マリアンヌ(Marianne)で、この絵はかつて同国紙幣にも登場したことがあるが、ジョスリン氏は昨年6月にも2度、劇の広告に使用しようとしてうまくいかなかったという。
しかしフェイスブックのパリ支部の担当者であるエロディ・ラルシ(Elodie Larcis)氏は、この対応が「誤り」だったとして謝罪。民衆を導く自由の女神は当然フェイスブックで公開可能であるとした上、声明で「今後はジョスリン氏のスポンサー付き広告が承認されると、直ちにお知らせした」と発表した。
フェイスブックが検閲を謝罪 旧石器時代の「ビーナス」像
交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(Facebook)は1日、旧石器時代の傑作とされる彫像「ウィレンドルフのビーナス(Venus of Willendorf)」の画像を検閲によりサイト上から削除したことについて謝罪した。
フェイスブックの広報担当者はAFPに対し、「弊社の広告ポリシーでは、裸体や裸体を示唆するものを許容していないが、彫像には例外が設けられている。そのため、この画像は承認されるべきだった」と説明。「この間違いについて謝罪する。広告主には問題の広告を承認すると伝えた」と述べた。
この彫像は、およそ3万年前に制作された高さ11センチの小さな裸婦像で、オーストリアのウィレンドルフで20世紀初頭に発見された。今回の騒動のきっかけは、昨年12月、イタリアの芸術活動家ラウラ・ギアンダ(Laura Ghianda)氏がフェイスブック上に同像の画像を投稿し、話題を呼んだことだった。
画像が検閲で削除された後、ギアンダ氏は「この像は『危険なポルノ』ではない。現代の主知主義と人類の文化に対する戦いは許容されない」と反発。同像を展示するウィーン自然史博物館(NHM Vienna)も声明で検閲を批判していた。
フェイスブックは、サイト上での特定コンテンツの投稿禁止について、たびたび批判を受けている。
