スバル、排ガス測定値も改ざん 社長「企業風土根っこ」
スバルは2日、出荷前の車の燃費などを確認する「抜き取り検査工程」で、測定値の書き換えがあったと明らかにした。これまで改ざんの疑いがあった燃費に加え、燃費を算出する際に使われる排ガスの測定値も書き換えていた。社長交代の会見で吉永泰之社長は「大きな問題。根っこは企業風土にある」と話した。
改ざんの疑いが浮上したのは昨年12月。無資格者に完成車の検査をさせていた問題で実施した調査に、「燃費の測定値の変更行為があった」と発言した検査員がいた。スバルは「書き換えの可能性がある」として改めて調査を外部の弁護士に依頼。今回初めて改ざんを認めた。
検査はカタログ値に示した燃費通りかどうかについて、完成車を任意で抜き取って走行時の排ガスなどを調べる。
国土交通省などによると、燃費の検査行為は道路運送車両法の保安基準の対象外。だが燃費の測定に必要な排ガスの検査は保安基準の対象だ。今回、新たに排ガスの改ざんも認めたことで、道路運送車両法に抵触する可能性がある。
排ガスも燃費も一定の基準値を超えた車は出荷できないが、スバルは今回の改ざんは基準値の範囲内だったと説明。改ざんの動機などを調べた上で、3月末までに国交省に報告する予定だ。現時点では対象車のリコール(回収・無償修理)はしない考えだ。
スバル社長、燃費データ書き換え認める
スバルの吉永泰之社長は2日、完成した車の燃費を確認するために行う「抜き取り検査工程」の一部で、測定値の書き換えがあったと明らかにした。燃費が一定の範囲におさまるよう不正に測定値を改ざんしていた。吉永氏は記者会見で「カタログ値が変わることではないが、大きな問題だ」と話した。
スバルが無資格者に完成車の検査をさせていた問題で、外部の弁護士による抜き打ち検査で昨年12月に測定値の不正の疑いが発覚。外部の弁護士らが調査を進めていた。同社によると、品質への影響はないという。3月末までに最終的な調査内容を報告するという。
