観光庁、訪日観光客の増加を受け、観光地の公衆トイレの洋式化を急げ!

急げ! トイレの洋式化=訪日客増加で自治体調査へ―観光庁

 観光庁は27日、訪日観光客の増加を受け、観光地の公衆トイレの洋式化を急ぐ方針を固めた。

 外国人には和式トイレが使いにくいとの指摘があるためで、年明けから地方自治体の先進的事例について調査する。

 政府は2020年に訪日外国人旅行者を4000万人に増やす目標達成に向け、多言語での観光案内表示など受け入れ環境の整備を進めている。その中で、観光地の公衆トイレの洋式化も重要な課題と位置付けている。

 観光庁が16年度、全国の自治体を対象に実施した調査では、観光地のトイレは和式が4割で、洋式が6割だった。同庁は洋式トイレが十分に整備されていないとして、補助金を出して自治体や民間事業者に整備を促している。

 今回の調査は、「多くの観光客が訪れており、既存の公衆トイレでは対応できない」「公衆トイレが未設置で、民間施設で補完せざるを得ない」という二つの観点から実施する。民間施設の洋式トイレを自由に使えるようにしている自治体や、観光地図に洋式トイレがある場所を示し外国人旅行者の滞在時間を伸ばした自治体の事例などを把握したい考えだ。

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