香港のキャセイ航空乗務員、北朝鮮発射のICBM目撃か「爆発してバラバラになった」

キャセイ航空乗務員、北朝鮮発射のICBM目撃か 「爆発してバラバラになった」

香港のキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)は4日、北朝鮮が先週発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を、香港と米国を結ぶ航空便に搭乗していた同社の乗務員が目撃したとみられると発表した。また、乗組員はミサイルが「爆発してバラバラになった」ところも目にしていたという。

 北朝鮮は11月29日、米本土に到達可能とみられるICBMを発射しているが、同航空の声明によると、乗務員は同日に「DPRK(北朝鮮)が最近試射したミサイルの大気圏再突入とみられるもの」を目視したという。

 同航空は目撃時刻における飛行機の位置について明らかにしていないが、目撃したのは香港とサンフランシスコを結ぶCX893便の乗務員で、所定の手順に従って日本の航空管制当局に報告し、その後も通常通りの対応を取ったとしている。

 ただ、航空機から「かなり離れたところでの出来事」だったといい、同航空は現在の飛行ルートを変更する予定はないとした上で、「今後も警戒を続け、事態の推移を見守る」と表明した。

 また、現地英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)の報道によると、キャセイ航空の幹部は社員などに宛てたメッセージで、乗組員はミサイルが「爆発してバラバラになった」ところも目撃したと説明しているという。

北朝鮮、新型弾道ミサイル発射実験祝う大規模な式典

北朝鮮の首都・平壌で1日、先日同国が行った新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の成功を祝う大規模な式典が催された。国営メディアが2日、同市内の広場で人々が花火や踊りで実験の成功を祝うプロパガンダ色の強い式典の様子を報じた。

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は第1面に、歴代の指導者たちの巨大な肖像画が掲げられた金日成広場(Kim Il-Sung Square)を埋め尽くした兵士と国民が拍手喝采しているカラー写真を掲載。群衆が掲げた横断幕の一つには、「わが国の力と偉大さを全世界に示した『火星15(Hwasong 15)』の発射実験の成功をわれわれは心より祝っている」と書かれている。

 北朝鮮は先月29日、新型ICBMの発射実験を成功させ、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は自国民に対して、核保有国として新たな地位を獲得したと宣言。米国はこれに対して、北朝鮮が長距離核ミサイル開発を続け、軍事衝突を引き起こせば、金政権は「徹底的に破壊される」ことになると警告する一方で、これまでには、北朝鮮を国際的に孤立化させる取り組みも続けている。

 こうした祝賀式典には通常、出席しない金委員長は今回も姿を見せなかったが、代わりに朝鮮人民軍や朝鮮労働党、政府の主要高官たちが顔をそろえた。

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