日馬富士問題に関する武井壮さんのツイートが「正論」だと話題に、専門家も共感「指導は相手ファースト」

日馬富士問題に関する武井壮さんのツイートが「正論」だと話題に…専門家も共感「指導は相手ファースト」

「態度と言葉で導くから尊敬される」

 相撲界を揺るがした、元横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行問題に関して、百獣の王の愛称で知られるタレント・武井壮さんの公式ツイッターにおける投稿が、SNS上で話題となっています。

「みんな認識おかしいよ。先輩の前で携帯触ろうが逆鱗に触れようが注意されたりダメなやつだと思われるただのマナーの欠如。それを失礼だからとぶん殴るのは暴行傷害という犯罪ですよ。本当によく考えて下さいね。『失礼な事』をした相手を注意するのは結構、許さないのも結構、ただ殴れば犯罪ですよ」(11月28日)

「コンビニで店員の態度が気に入らなくてぶん殴る、大統領が記者の態度が気に入らず蹴り入れる、先生が生徒を叱ってる時まともに聞かないからぶん殴る、金メダリストに失礼な態度を取った後輩を先輩がぶん殴る、全部犯罪だし正当化できる理由などない。礼を失ったとしても人格を失うわけじゃないんだよ」(同)

「スポーツ界だろうが会社だろうがなんだろうが立場が上の人間が暴力振るうなんてのは野蛮で低俗な行為だよ。上司や先輩なんてのは立場や経歴が上ってだけで『人としての権利が上』なんて事あっちゃならねえんだよ。下の者の礼節がなってないなら態度と言葉で示して導くから尊敬されるんじゃねえのな?」(11月29日)

 11月29日のツイートは12月1日午後2時半現在「リツイート」が1万4000件、「いいね」が2万7000件に上っており、「正論」「説教や説得をする時にその人の生き方とか考え方が出る説得力ってすごく大事ですね」などと称賛の声が数多く上がっています。

そもそも「礼儀」「礼節」とは?

「礼儀」「礼節」を欠いた部下や後輩に対する指導について「マナーのプロ」の見解とは、どのようなものでしょうか。国内外の企業や大学などでマナーコンサルティングに従事、礼儀・礼節のある人材育成やマナー界における後進育成にも定評があり、国内外で70冊以上(累計100万部超)のマナー本を手がけるマナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。

Q.そもそも「礼儀」「礼節」とは何でしょうか。

西出さん「礼儀とは、思いやりの意味を持つ『礼』を『儀』という形で表現することです。相手に対する思いやりの気持ちを形で伝えることで、自分ではなくまずは相手にプラスをもたらし、結果的にそれが自分にも返ってくるという、お互いにとっての『プラス』を創造するのが礼儀(マナー)です。礼節とは、その状況などをわきまえ、自分自身が節度を持って行動すること。いずれも、社会生活の秩序を保つ上で必要とされるものです」

Q.会社などで、上司が部下に、先輩が後輩に「礼儀」「礼節」を教える場合、大切なことは何でしょうか。

西出さん「それは、礼儀や礼節を『教える』という気持ちを持たないことだと思います。上司や先輩は、礼儀や礼節を教えるのではなく『伝える』というスタンスで接することが大切なことです。なぜなら、礼儀、すなわちマナーは法律や規則とは異なり、絶対的な答えがないからです。相手や状況によってはそれが必要であったり不要であったり、受け止め方も千差万別です。そして、真に相手を思いやる心を持って、なぜ相手に礼儀を伝える必要があるのかを考えた時に、その目的を達成するには、それを伝える側にも礼儀や礼節が必要です。礼儀すなわちマナーはお互い様ですから。お互いに相手を思いやる礼儀があれば、そこにはプラスが生まれます。礼儀(マナー)はお互いがプラス、幸せになるために存在します。ビジネスにおいては『Win-Winの関係』を築くということですね」

「上から目線」の人材育成はダメ

Q.そうした観点から、今回の日馬富士の振る舞いについてどのようにお感じですか。

西出さん「先輩として、真に今後の相手を思うその気持ちから礼儀・礼節を教えたかったのであれば、その伝え方の手段はほかにあると感じました。マナーは相手の立場に立って思いやりの心を表現することであり、社会通念的にもマナー的観点からも、指導において体に影響を与える暴力や、心身に影響を与える言葉の暴力はあってはならないことです。武井壮さんもツイートしているように、上司や先輩であっても、人として部下や後輩よりも上ということはありません。自分の方が相手よりも少しだけ人生経験が豊富なことや、自分の過去の失敗を部下や後輩にはさせたくないという『愛ある思い』から、礼儀や礼節を伝えるのは大事なことですが、人材育成は『上から目線』で自分の考えや感情に任せて頭ごなしにしても効果は出ません。それでは『自分ファースト』『エゴの押しつけ』と思われてしまいます。指導する立場の人間は『相手ファースト』の思いやりの心で、相手が自ら考え、理解し、納得できるようにうまく、その目的やゴールに導くマナー力、つまり人間力と手腕が必要です。そうすれば、相手も周囲も社会も自分も、関係者全員がプラスという結果になるでしょう」

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貴ノ岩、診断書なしで休場へ 春日野部長「何も聞いていない」

 元横綱・日馬富士関による暴行で負傷し、大相撲冬巡業(3~17日)を休場する幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=が診断書を相撲協会に提出していないことが2日、分かった。暴行問題への対応で帯同しない貴乃花巡業部長(元横綱)の代理を務める春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が「2人が診断書を提出していない。貴ノ岩と(十両)大成道。貴ノ岩については何も聞いていない」と明かした。貴ノ岩サイドには、休場の説明も受けていないという。

 巡業の休場には、けがなど「正当」と判断される診断書が必要。師匠の貴乃花親方は九州場所の終盤に貴ノ岩の体調が悪化したと明かしていた。提出は巡業初日まで猶予が与えられ、内容が注目される。

 貴ノ岩は2種類の診断書を作成していた。1枚目は10月29日に鳥取県警に提出。2枚目は九州場所を休場するために作成し「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」で全治2週間程度と記されていた。危機管理委員会が医師に作成根拠を確認すると、場所前の時点で相撲がとれる状態だったという事実が判明した。

 暴行問題を引きずっての巡業になり、春日野部長代理は「注目を集めているわけだから、私生活も含めてね。深夜(遊ぶの)はいただけない」と襟を正す姿勢を強調し、長崎・大村へ向けて福岡市内を出発した。

梅沢富美男、白鵬の「巡業部長を代えて欲しい」に激怒…「膿ってこのことか」

 1日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で日本相撲協会が30日に東京・両国国技館で定例の理事会について特集した。

 理事会には、横綱・白鵬(32)と師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)が呼び出され、九州場所千秋楽の優勝インタビューで観客に万歳三唱を促すなどした言動について厳重注意された。番組では28日に八角理事長(元横綱・北勝海)が行った「講話」で「貴乃花巡業部長を代えてほしい」などと発言したのが白鵬だったと報じた。

 この白鵬の発言に俳優の梅沢富美男(67)は「こんなことを横綱に言わせるのはおかしい。行きたくねぇとか言っちゃいけない話です。そんなことを平気で言わせているのはおかしい。膿っていうのはこのことですか。そんなバカな話しない」と憤慨した

 漫画家のやくみつる氏(58)は「己が化膿した腫れ物になったことに気づくべきです」と指摘していた。

貴乃花親方「日馬富士は引退する必要なかった。何かの陰謀で」…電話受けた友人が「ビビット」で明かす

30日に東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会定例の理事会に出席した貴乃花親方(元横綱、45)から、理事会後に電話を受けたという友人の50代男性が1日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)にVTR出演し、貴乃花の理事会後の話を伝えた。

 理事会後に番組の取材を受けていた男性に貴乃花から電話があり、10分ほどの会話があったという。男性は「親方もかなり興奮されていました」と言い、親方は「理事会は誰か1人の人が主導で、自分の意見を聞き入れてもらえない」「たくさんの、知らない人もいて、しゃべる機会も与えてもらえない」と話していたという。

 男性によると、貴乃花親方は横綱・日馬富士の引退については「日馬富士は引退する必要はなかった」とし「何かの陰謀で辞めざるを得なかった。圧力があったのでは」という旨のことを話したという。また「日馬富士を処分するなら、自分の処分も覚悟していた」というが「何の処分も言い渡されることはなかった」という。

日馬富士暴行事件、小倉智昭キャスター「貴乃花親方がおかしいと思うのは…」

 22日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で大相撲の横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=を殴打した暴行事件を特集した。

 番組では貴乃花親方が相撲協会が要請している貴ノ岩への事情聴取について「警察の捜査が優先」とし拒否していることに小倉智昭キャスター(70)は「貴乃花親方がおかしいと思うのは、警察で捜査中ですからモノは言えませんて対外的には言いますよ」とした上で「自分が所属する団体の調査に関しては、それは普通でしょ。何か不祥事が起こった場合はまず。自分たちの調査が入りますから」と協会の事情聴取に応じないことに疑問を投げかけていた。

 さらに小倉氏は貴乃花親方が協会に「不信感が強い。こういう協会だからこそ自分は改革しなきゃいけないという強い意志がここにはあるんだと思います」と示していた。

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貴ノ岩が説明「相手の目を見ていただけ」

 元横綱・日馬富士の暴行事件で、被害者の貴ノ岩が、激しく殴られたきっかけについて、日馬富士をにらみ返したためではなく、「相手の目を見ていただけ」と鳥取県警に説明していたことが分かった。

 日馬富士は今年10月下旬、鳥取市の飲食店で、貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴り、ケガをさせたとして、鳥取県警が傷害の疑いで捜査し、日本相撲協会も調査を行っている。

 先週公表された協会側の中間報告では、日馬富士は、説教の最中にスマートフォンを見た貴ノ岩の顔を平手で数発殴ったが、にらみ返して謝罪しなかったため、さらなる暴行に及んだとしている。

 しかし捜査関係者によると、貴ノ岩は県警に対し、にらみ返したのではなく、「説教されているので相手の目を見ていただけ」と説明していることが新たに分かった。

 日馬富士はこれをきっかけに逆上し、シャンパンの瓶を逆手に持ち、殴ろうとして勢いよく振りかぶったところ、手からすっぽ抜けて壁にぶつかってしまったため、カラオケのリモコンで貴ノ岩の頭を何度も殴りつけたという。

 同席者の間では、リモコンで殴ったのは数発だと説明する者もいれば、十数発殴ったと証言する者もいるという。

 県警は、暴行の経緯や状況をめぐるこうした細かい食い違いなどを確認するため2日に日馬富士を再び任意で事情聴取しており、今週中にも傷害の疑いで書類送検する方針。

貴乃花親方が“白鵬が悪い”と憤っていた…「バンキシャ!」が関係者談伝える

 3日放送の日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜・後6時)では、「貴乃花親方“品格”の神髄 “白鵬が悪い”その真意は」などのタイトルで大相撲の暴行問題について特集した。

 番組ではの貴乃花親方(元横綱、45)の過去のブログを紹介し、貴乃花が横綱の品格について大事にしていることを紹介。

 「品格を大事にする貴乃花親方は今回の暴行事件に関係者にこう話した。『単なる暴行事件ではない』。貴乃花親方は一番悪いのは白鵬だと憤っていたという」とのナレーションが流された。

 暴行騒動があった夜の再現VTRの後、番組MCの福沢朗アナウンサー(53)は「貴乃花親方が協会に頑なな態度を見せているのは、その背景に現場にいた横綱・白鵬の存在があるのではないかということですが…」とコメンテーターにつないでいた。

横野レイコさん、白鵬は「巡業に出るんだったら、不安です」と言っただけと証言

 4日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、元横綱・日馬富士(33)の暴行問題について、3日から始まった冬巡業で巡業部長の貴乃花親方(45)が外れている件について特集した。

 コメンテーターとして出演した相撲レポーター・横野レイコさん(55)は横綱・白鵬が「貴乃花巡業部長の下では、冬巡業に帯同したくない。これは力士会の総意」と語ったと報じられた点について、「白鵬関に取材しました。横綱は言ったこととは違う。『巡業に出るんだったら、不安です』と言ったと話していました」と証言した。

 「貴乃花親方は究極のストイックな方ですから。今の力士たちはゆるんでいるように見えるだろうし、考えさせるために、あえて言わない、言葉にしないところがある。力士たちにとって、貴乃花親方が何を話してくれるのかと期待することころがあったのに、巡業部長になってからの、この2年間、まったく力士と話す機会がなかった」と横野さんは話した。

貴ノ岩が頭から出血するまで…白鵬ら止めず

 大相撲の元横綱・日馬富士による暴行事件で、カラオケのリモコンで殴るなどの暴行について、前頭・貴ノ岩が頭から出血するまで周囲が止めなかったことが捜査関係者への取材でわかった。

 日馬富士は、鳥取市の飲食店で、素手やカラオケのリモコンで貴ノ岩を殴り、ケガをさせたとして、鳥取県警が傷害の疑いで捜査している。

 暴行現場には横綱・白鵬や横綱・鶴竜ら複数の力士が同席していたが、その後の捜査関係者への取材で、貴ノ岩が頭から出血するまで、周囲が日馬富士による暴行を止めなかったことが新たにわかった。暴行は、最終的に白鵬が止めに入るまで続き、貴ノ岩は傷の部分をおしぼりで押さえて店を出たという。

 鳥取県警は、今週中にも日馬富士を傷害の疑いで書類送検する方針。

横野レイコさん、白鵬は「巡業に出るんだったら、不安です」と言っただけと証言

 4日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、元横綱・日馬富士(33)の暴行問題について、3日から始まった冬巡業で巡業部長の貴乃花親方(45)が外れている件について特集した。

 コメンテーターとして出演した相撲レポーター・横野レイコさん(55)は横綱・白鵬が「貴乃花巡業部長の下では、冬巡業に帯同したくない。これは力士会の総意」と語ったと報じられた点について、「白鵬関に取材しました。横綱は言ったこととは違う。『巡業に出るんだったら、不安です』と言ったと話していました」と証言した。

 「貴乃花親方は究極のストイックな方ですから。今の力士たちはゆるんでいるように見えるだろうし、考えさせるために、あえて言わない、言葉にしないところがある。力士たちにとって、貴乃花親方が何を話してくれるのかと期待することころがあったのに、巡業部長になってからの、この2年間、まったく力士と話す機会がなかった」と横野さんは話した。

日馬富士、引退決断の理由は長女へのいじめ…伊勢ケ浜部屋後援会長明かす

 4日放送のフジテレビ系「直撃ライブグッデイ」(月~金曜・後1時45分)では、貴ノ岩(27)への暴行問題で引退した元横綱・日馬富士(33)について特集。日馬富士が所属する伊勢ケ浜部屋の後援会長・伊藤俊一氏が引退決意の真相を語った。

 日馬富士が16歳で入門した時から親交があり、過去9度の優勝の際も常に乾杯の音頭をとってきたという伊藤さん。「日馬富士関は騒動の直後から腹を固めていました。起こったことに対して、責任を取ると言っていました」と、騒動の直後から日馬富士が引退を決意していたことを明かした。

 さらに周囲の説得に対しても引退の決意が揺らがなかった理由について、「お子さんが学校に行ったら、あんたのお父さん、何か悪いことしたんだろと言われて、泣いて帰ってきたそうです。父親として、自分が起こしたことの責任を取る。彼は本当に辛い立場に立ったわけです」と伊藤さんは話していた。

 日馬富士は2010年に結婚した3歳年下のモンゴル人女性との間に1男2女をもうけているが、今回、いじめ被害にあったのは小学校に通う長女だという。

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引退必至の貴ノ岩、診断書提出しないまま“無断休場” 協会VS親方のドロ沼抗争

 大相撲の冬巡業が3日、長崎県大村市からスタートしたが、元横綱日馬富士に暴行を受けた東8枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=は、診断書を提出しないまま“無断休場”の格好となった。暴行問題が明らかになってから姿をみせていない貴ノ岩の体調、所在は依然として不明のまま。引きこもった状態ともいわれており、再び土俵に上がることを不安視する声も挙がり、引退という最悪のシナリオまで噂されるようになっている。師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=は今回の問題をきっかけに、八角理事長(54)=元横綱北勝海=ら日本相撲協会執行部の責任を問い、反モンゴル勢で“大相撲改革”に突き進む考えといわれるが、まな弟子を犠牲にしているといえないか。

 玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東)は3日、横綱稀勢の里ら休場した関取の中で、貴ノ岩だけ、診断書が届いていないことを明かした。

 巡業も本場所同様、休場する場合は診断書の提出が必要。玉ノ井副部長は「状況が状況なので、どうなっているかは分からない」と話し、明大中野中学の先輩でもある貴乃花親方に連絡を取るというが、巡業初日時点で前代未聞の“無断休場”になった。

 巡業部長を務める貴乃花親方自身は11月30日の理事会で、混乱を避ける意味もあり冬巡業不参加が決まったが、弟子の休場届を提出しないというのは、いったいどういう思惑なのか。

 力士は九州場所終了後、今月2日に、冬巡業に参加する組と帰京組に分かれた。ところが貴ノ岩は一人だけ、いまだに福岡県田川市にある貴乃花部屋宿舎内にいる可能性が高い。九州場所中に写真誌にその姿を撮影され、いまも報道各社が田川で密着マークを続けているが、脱出した形跡はない。病院にも行っていないようだ。

 貴ノ岩の診断書はこれまでに2通あるとされ、鳥取県警と相撲協会にそれぞれ提出されている。貴ノ岩は、元横綱日馬富士の暴行を受け、九州場所を休場した際に、「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度」と記された2枚目の診断書を相撲協会に提出した。

 ところが相撲協会の危機管理委員会から経緯を尋ねられた2枚目の診断書を書いた主治医は、骨折はあくまで“疑い”に過ぎず、「11月9日の時点では状態が安定しており、相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断したので退院とした」と説明。「当病院としても、重傷であるように報道されていることに驚いている」としている。

 親方衆から「九州場所にも出られたんじゃないの?」との声が挙がったほどで、冬巡業を休場するなら、新たな診断書が必要になるのは当然だ。

 事件が発覚した11月14日から約3週間。貴ノ岩はずっと宿舎内のプレハブ小屋にいるとみられる。自宅でも3週間も籠もっていれば息が詰まるが、巨漢の力士がプレハブにいるとしたら、精神的に参ってくるのではないか。

 さらにプレハブでは、本格的な稽古はもちろん、四股やスリ足といった基礎運動すらできない。貴ノ岩は九州場所を全休したことで、来年の初場所は十両降格、次も全休となると春場所には幕下まで陥落してしまうとみられている。

 力士はいくら実力があっても、番付が下がると、番付どおりの相撲しかとれないといわれる。このまま貴ノ岩のブランクが伸びれば、再起は難しくなる。貴乃花親方としては、弟子を守るための行動のつもりだろうが、これでは守るどころか、力士生命のピンチに追い込んでいるといえないだろうか。

 野球評論家の張本勲氏(77)も3日、TBS系「サンデーモーニング」で、「(貴ノ岩は)まさか横綱が引退するほどの問題になるとは、思っていなかったのではないか」と前置きした上で、「貴ノ岩も引退するんじゃないか。被害者だけど、生意気な態度を取ると、こんなおとなしい私でも怒りますよ」などと貴ノ岩の復帰を危惧した。

 伝統と品格を重んじているという貴乃花親方だが、そのいで立ちには疑問の声もある。サングラスをかけて場所入りし、相撲協会の理事会の席でもストールを巻いたままで、親方というよりは親分のような風貌だった。

 母親であるタレントの藤田紀子(70)が、出演したテレビ番組で「私が女房だったら、すぐに電話して『ちょっとあなた、やめなさい。みっともないわよ』と言いますよ。“あっち風”に見えないようにしてほしいんですよ」と苦言を呈したほどだ。

 鳥取県警は今週中にも、日馬富士を傷害の疑いで書類送検する見込み。貴乃花親方は弟子のことを考えるなら、1日も早く貴ノ岩をまともな生活に戻してやった方がいい。

日馬富士の引退理由は子供のいじめではなかった…誤った発言を取材で話した後援会長が謝罪

 6日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で大相撲の元横綱・日馬富士(33)の暴行事件について特集した。

 番組は、日馬富士が所属していた伊勢ケ浜部屋の佐藤俊一後援会長を取材。引退を決意した理由を佐藤氏は「家族に対する思いがあった」とし大切な家族を傷つけないためだったと明かした。

 2011年に結婚し1男2女をもうけた日馬富士。事件発覚後、日馬富士は「自分の家ではテレビを付けないようにしている。子供たちがお父さんが悪いことをしたみたいなことを周囲からそういう目で見られていじめられてはいけない」と明かしていたという。

 この言葉を聞いた佐藤氏は、これまでの取材に「子供がいじめられている」と発言していた。しかし、これに対し日馬富士の妻から「学校はよく子供たちのことを守ってくれました」といじめられていないと報告があったという。佐藤氏は「物事を確かめずに言ってしまいました。申し訳ございませんとお詫びしました」と謝罪したという。

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白鵬と貴乃花に見る「相撲観」の違い

 日馬富士の暴行問題では、貴ノ岩を殴って引退に追い込まれた日馬富士だけではなく、暴行の現場に居合わせた白鵬もすっかり株を下げた。この問題に関する一連の発言で物議を醸した上、貴ノ岩の師匠である貴乃花親方についても、「あの人が巡業部長なら巡業に行きたくない」という意思を相撲協会に示している。そうした白鵬に、「本当に大横綱と言えるのか」と、疑問や違和感を感じているファンは少なくないはずだ。

 成績自体は申し分ない。11月の九州場所で果たした幕内通算40回目の優勝をはじめ、今年までの通算1064勝、うち幕内970勝、横綱としての776勝はすべて歴代1位。いまと昔とでは相撲の中身や力士の置かれた環境などが異なるとはいえ、長い大相撲の歴史の中でも超の字の付くトップクラスの存在である。

 しかし、それほどの実力の持ち主にしては、あまりにも首を傾げたくなる言動が目立つ。九州場所では嘉風に敗れた直後、規則上認められてない物言いを要求して62秒間も土俵に戻らず。優勝インタビューでは「膿を出し切って」「日馬富士関と貴ノ岩関をまた土俵に上げてあげたい」と発言。観衆に万歳三唱を促し、横綱審議委員会から批判され、相撲協会の八角理事長からも厳重注意を受けた。目の前で日馬富士が貴ノ岩を殴打するところを見ていたくせに、どの口でそんなに偉そうなことが言えるのか、というわけだ。

 もっとも、だからといって、白鵬の態度が不遜だという識者やファンの批判が正しいとも、私には思えないのである。私が取材した限りでは、白鵬はふだんから実に稽古熱心、かつ常に真摯な姿勢で相撲に取り組んでいたからだ。宮城野部屋ではいつも厳しい稽古に打ち込み、若手に胸を貸して羽目板にぶつけたり、土俵にたたきつけたり、「ヒーヒー」と喘ぐその若手に「ヒーヒーじゃねえ、この野郎、日本語下手だな」と発破をかけたり。

 当時のインタビューでは、「出稽古に行くより、この部屋での稽古が大事。ここが一番強くなれる」と話していた。意外にも、基本的な考え方は「出稽古禁止」を貫く現在の貴乃花親方、つまり貴ノ岩の師匠と同じだったのだ。実際、貴乃花は「尊敬していた横綱のひとり」だと明かし、「もし現役時代が重なっていれば、貴乃花さんとは一度、肌を合わせてみたかった。あの人の強さを肌で感じてみたかった」という思いも吐露してくれた。

 ときには稽古のあと、白鵬が昔の相撲雑誌を持ってきたこともある。昭和初期の横綱のモノクロ写真をこちらに見せ、その下にある「男女ノ川」という四股名を指し、「なんて読むかわかる?」とこちらに質問。私が答えに詰まっていると、正解は「みなのがわ」だと教えてくれた。「昔のお相撲さんの写真は雰囲気がいいね。おれ、こういう白黒の世界が好きなんだよ」と話す白鵬の表情からは、嘘偽りのない相撲への愛情が感じられた。

 ただ、その半面、日本人の相撲観とは明らかなズレがある、と感じたのも事実。その最たる例が、白鵬が立ち合いに張り差しを多用していることだ。横綱が下位の力士にこんな取り口をするべきではないと、以前はファンだけでなく協会内部の親方衆からもよく批判されていた。相手の攻めを正面からがっちりと受け止め、そこから土俵の外へ押し出してこそ堂々たる横綱相撲だ、と。この張り差しに関しては、師匠の宮城野親方も「横綱なのだから控えるように」と何度も注意。白鵬も最初のうちは殊勝に聞いていたが、そのうちにまた張り差しを連発するようになった。

 そして、角界でこの張り差しに最も批判的で、「卑怯で汚い勝ち方」としている親方が、ほかならぬ貴乃花なのである。今年のNHKの大相撲中継の解説では、「白鵬は立ち合いでずらすんですよね」と、立ち合いでもタイミングを外すようになっていることを、暗に横綱らしくないと指摘していた。

自分の相撲こそが「横綱相撲」

 しかし、白鵬にとっては恐らく、張り差しも微妙な立ち合いも勝つために必要な手段であり、横綱の技のひとつなのだ。自分の相撲観は絶対で、自分の相撲こそが「横綱相撲」という信念がある。審判への抗議、優勝インタビューでの発言、さらに万歳三唱のパフォーマンスと、すべては「白鵬だけの相撲観」が源になっているように思う。横審や理事長からいくら注意されても、何が悪いんだ、というのが白鵬の本音に違いない。

 一方、貴乃花親方の腹の底には、そうした白鵬をはじめとするモンゴル人力士の「汚い取り口」が横行している現状への反発があると思う。対する白鵬も「貴乃花親方の下では巡業に参加できない」と猛反発。かつて「尊敬している」と話していた元大横綱との亀裂は深まる一方だ。

 貴乃花と白鵬の相撲観、どちらが正しいかを断じる資格は私ない。ただ、どちらがより多くの日本人の支持を得られるかは言うまでもなかろう。

芝田山親方がソワソワ、日馬富士騒動での次期理事長選は「棚からぼたもち」か

『日馬富士暴行事件』は第2ラウンドに突入したようだ。 

「日馬富士の引退で幕引きを図ろうとする協会と、それで済ませるわけにはいかないという貴乃花親方がにらみ合っている状態です」(スポーツ紙記者)

 収束するにはまだまだ時間がかかりそうだが、この騒動に困惑している人たちばかりではない。

「なにか大きな騒動や事件が起きたときに、コメンテーターや専門家などがテレビ・雑誌などへの露出が増えて美味しい思いをすることを指して、マスコミでは『○○バブル』と言いますが、今回は『相撲バブル』ですね」(芸能レポーター)

 軍事衝突があったときや北朝鮮のミサイル発射のときは、軍事ジャーナリストや北朝鮮に詳しい有識者が指名されるが、清原和博が覚せい剤で逮捕されたときは元投手の野村貴仁が引っ張りだこだった。

 今回は相撲ジャーナリストや元力士、後援会関係者など相撲に関る人たちが連日、日によっては朝、昼、晩とテレビに登場している。

「事件で相撲がこれほど扱われることは、数年に一度あるかないかのことなので、バブルと言っていいでしょう。出演料はそれほど多くはありませんが、数をこなせばかなりの金額になります」(前出・芸能レポーター)

 そんな中で、バブルと同じように美味しい“棚からぼたもち”を期待している人がいるという。

「最近、芝田山親方がそわそわしているんです」(後援会関係者)

 芝田山親方と言えば元横綱・大乃国。甘いもの好きで『スイーツ親方』と呼ばれているが、その親方がどうしてまた落ち着かない様子なのか?

「もし八角親方が理事長を退くとなったら、後任は誰になるかということなんですが、現在協会の役員の中で横綱経験者は八角、貴乃花、伊勢ケ濱、芝田山の4人。

 今回の騒動で貴乃花、伊勢ケ濱は何らかのペナルティがあると思いますから難しいでしょう。となると、副理事の芝田山が1番有力なんですね」(前出・スポーツ紙記者)

 果たして、甘~いぼたもちを食べられるか。理事長選は来年2月。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

貴ノ岩、マスコミ包囲網突破で九州“脱出”か 貴乃花親方と反撃準備、“第3の診断書”提出も焦点に

 元横綱日馬富士(33)=引退=の暴行問題で、頭部を殴打されて冬巡業を無断休場している平幕貴ノ岩(27)の荷物が5日、東京・江東区の貴乃花部屋に届いたことが分かった。問題発覚後から姿を隠している貴ノ岩は、福岡県田川市の貴乃花部屋宿舎に滞在しているとみられていたが、荷物をまとめて福岡を“脱出”したようだ。一方、相撲協会は同日、貴乃花親方(45)=元横綱=に対し、貴ノ岩の冬巡業休場の理由説明を求め、診断書の提出を改めて要求。貴ノ岩のけがの状態には不明な点も多いことから、貴乃花親方が“第3の診断書”を提出するかどうかも焦点になってきた。 

 頭部を負傷して、九州場所を休場した貴ノ岩の所在は相撲協会もつかめていない。現在の詳細な体調も不明だ。しかし、その貴ノ岩の荷物が、田川市の九州場所宿舎から貴乃花部屋に運び込まれたという。肝心の本人は姿をみせることはなかったが、滞在場所を変えることになったようだ。

 貴ノ岩は日馬富士による暴行事件が発覚した11月14日以降、一度も姿をみせていない。九州場所宿舎のプレハブ小屋にずっと籠もっていたとみられ、一度写真週刊誌に撮影された。テレビ各局も貴ノ岩の姿を撮影しようと張り付いているが、気づかれることなく脱出した可能性もある。

 貴ノ岩は九州場所に続いて、3日から始まった冬巡業を休場している。休場に必要な診断書を提出しておらず、前代未聞の“無断欠勤”の格好になっている。そもそも病院に行った形跡もなく、診断書は提出どころか作成も困難な状況とみられる。

 貴ノ岩のけがの状態については不明な点が多い。これまでに2通の内容の違った診断書の存在が明らかになっており、1通目は鳥取県警に提出されたが、骨折などの記述はなかったとされる。

 九州場所を休場した際に2通目が相撲協会に提出され、この診断書には、「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度」と記されていた。しかし、主治医は相撲協会の危機管理委員会の聴取に対し、骨折はあくまで疑いで「相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断した」と証言している。

 こうした経緯から、貴ノ岩のけがの程度について「それほど重傷ではないのではないか」との見方をする相撲協会関係者もいる。貴乃花親方は、相撲協会やモンゴル力士勢に批判的な立場をとっていることから、「この暴力問題を利用して揺さぶりをかけているのではないか」とも噂されている。

 相撲協会の危機管理委員会による、貴ノ岩に対する聞き取り調査を貴乃花親方は徹底的に拒否しているが、一方で冬巡業はすでに始まっている。巡業を休む力士は、正当な理由を相撲協会に説明する必要があるが、貴ノ岩は報告を行っていない。報告の責任は貴乃花親方にある。

 そこで、相撲協会の危機管理部長を務める鏡山親方(元関脇多賀竜)がこの日午後2時半ごろ、診断書の提出を求める文書を届けるため、貴乃花部屋を訪問した。インターフォンを鳴らしたが、誰も出なかったため、文書を郵便受けに入れ、「九州場所でも、ずっと文書でのやりとりだったので。親方に渡してください」と貴乃花部屋の関係者に伝言を残して引き上げた。

 鏡山親方は報道陣を前に「そういうもの(文書)に応えるのが相撲道じゃないのか。ルールなんだから」と、“相撲道”に強いこだわりをみせる貴乃花親方に対し強烈な皮肉も口にした。

 鳥取県警は近日中に、元横綱日馬富士を傷害容疑で書類送検する方針。起訴を求める「厳重処分」を付けるとみられる。

 危機管理委員会は11月30日の理事会で、貴乃花親方から「警察の捜査が終わった段階で貴ノ岩の聞き取り調査に応じる」と言質を取った。高野利雄・危機管理委員長(元名古屋高検検事長)は、日馬富士が書類送検された段階と認識し「貴乃花理事もその趣旨でお答えになっていたと私は理解しています」という。

 貴乃花親方が「書類送検後」と明言しているわけではないが、貴ノ岩をいつまでも人目につかないところに置いておくわけにもいかない。そろそろ潮時だ。貴ノ岩の“脱出”は聞き取り調査の準備である可能性もある。

 貴ノ岩は九州場所の休場で、初場所は十両転落が確実。初場所も休場なら幕下に降格する可能性もある。貴乃花親方は重傷であることを強調しているが、力士としての将来にもかかわるだけに、診断書を提出できないとなると貴乃花親方、貴ノ岩ともに窮地に追い込まれることになる。

 しかし、貴ノ岩は今後、貴乃花親方と合流して反撃の準備を始めるとみられる。貴ノ岩はいつ、どこに姿を現し、何を語るのだろうか。

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横野レイコさん“錦糸町の夜”の事を「白鵬はモンゴル出身の元力士にリサーチをしていた」

 8日放送のフジテレビ系「直撃ライブグッデイ」(月~金曜・後1時45分)で、元横綱・日馬富士(33)の暴行問題で、トラブルの一つとなっている“錦糸町の夜”について相撲リポーター・横野レイコさん(55)が説明した。

 暴行問題の発端ではないかと言われている9月末に起きた錦糸町での口論は、貴ノ岩(27)が、休場中だった後輩力士がジャージー姿で外出していたことを注意をし、止めに入ったモンゴル出身の元力士らに「黙っていてください。あなた達の時代は終わったんですよ」などと発言したと説明。その飲みの席にいた横綱・白鵬(32)の友人が少し話を膨らませて説明してしまったのではないかと話した。

 横野さんは「白鵬は(止めに入った)モンゴル出身の元力士にリサーチをしていた。(口論の内容)確認をしているとのことなので、それだけ横綱は友達から聞いた話をおもしろくないと思ったのかもしれない。(白鵬は)流すタイプです。よっぽど流せないことがあったので、他に確認している所に怒りを感じました」と分析した。

貴乃花親方寄りの世論に危機感? 相撲協会が猛反撃「診断書出せ」「報告・連絡・相談一切なし」

 日本相撲協会(八角理事長=元横綱北勝海)が、テレビのワイドショーなどの影響で世論が貴乃花親方(45)寄りにシフトすることを警戒してか、巻き返し策に乗り出した。

 協会広報部は5日、『日馬富士の暴行問題につきまして』という異例の文書を発表。「様々な報道がなされておりますが、明確な誤り等も散見されております」と指摘した。

 協会が問題視したのは、貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出する際に「八角理事長に対して事前に連絡している」と報じているもの。

 「完全に事実とは異なることをご指摘させていただきます」と記し、こういった事実は一切なかったと断言。「今回の日馬富士の暴行問題につきまして、貴乃花親方から事前に、理事長および協会執行部、事務方に対し、報告・連絡・相談した事実は一切ありません」と強調した。

 「報道各社におかれましては、くれぐれも正確な報道をしていただけますよう、重ねてお願い申し上げます」とクギを刺した。

 一方でこの日、貴乃花親方に、冬巡業を休場している幕内貴ノ岩(27)の診断書を提出するよう文書で要求。一気に“攻勢”に出た格好だ。

 九州場所中の協会執行部の部屋には、さまざまな週刊誌が山積。今回の反論でもわかるように、ワイドショーも細かくチェックしている。

 新聞はおおむね、協会員でありながら執行部に相談も報告もせず鳥取県警に被害届を出した貴乃花親方が騒動を大きくした“元凶”という論調だが、テレビのワイドショーなどでは、貴乃花親方を支持する論調も目立つ。

 タレントの坂上忍(50)は4日のフジテレビ系「バイキング」で、冬巡業から「貴乃花親方を外すなら、白鵬も外したら。それがフェアでしょ。けんか両成敗で白鵬も不参加でいいんじゃないか」と発言し議論を呼んだ。

貴乃花親方の“代弁者”花田景子さん講演会に潜入 横綱論を展開、「お酒ほとんど飲まない」モンゴル勢に耳の痛い話も

 沈黙を続ける貴乃花親方(45)を内助の功で支えているのが妻で元フジテレビアナウンサーの花田景子さん(53)だ。女将として奮闘する一方で、全国を巡る講演会収入で部屋を助けている。今月2日には出身地である宮崎市に登場。潜入した夕刊フジ記者の前で、親方直伝の「横綱論」を展開した。

 冒頭で宮崎市出身の景子さんは「この県民性にずいぶん助けられています。楽天的で、明るくて、元気で、大ざっぱ。細かいことを考えていたら大変ですよ。“どうにかなるかな”と生きていかないと前には進めませんから」としみじみ。貴乃花部屋は大変な騒動に巻き込まれているが、自分に言い聞かせているような言葉で、講演会はスタートした。

 「支え、育てる~わたしの生きがい~」と題した講演会の大半は、相撲部屋の女将としての話。相撲道に邁進する横綱貴乃花が、いかにストイックな生活を送っていたかを明かした。

 「綱は神聖なもの。神社のしめ縄と同じ。綱を締めている横綱は、神様に近い存在でなければいけない。だから10人の付き人がいて、横綱の生き様で、彼らに力士道、相撲道を見せていかなければいけない。これが力士の最高峰・横綱の使命だと思います」と横綱論を展開。こういった話は、景子さんが貴乃花親方から日々聞かされ、染みついていったものであることは間違いない。

 「現役の頃はお酒もほとんど飲まなかった。引退する直前ぐらいから、赤ワインは体にいいらしいわよ、と私が勧めましたけど。『感覚が鈍る気がする』とほとんど飲みませんでした。そんな話を弟子にすると、師匠が憧れの存在なのでほとんど飲みません」。酒の席でトラブルを起こしたモンゴル勢にとっては、耳の痛い話を続けた。

 また「結婚したら、ペットボトルのふたも開けてくれなくなった。そういうことで筋をおかしくすることもあるそうです。爪もまわしを握る感覚が違ってくるからと、ヤスリで削っていました。彼の日々の生活を見ていると、それだけ身体を気遣わなければ、土俵で集中できないのかと思います」と貴乃花親方の相撲哲学を代弁した。

 今回の騒動をみてもわかるように、師匠である貴乃花親方は頑固なタイプ。めったなことで弟子をほめることはないという。そこで景子さんの出番だ。

 「師匠はあまり言葉を投げかけない。母親である女将さんは、ほめることを大事にしているけど、みんな『師匠何て言ってましたか?』と聞いてきます。師匠が伝えたいことを代弁することも役割なんです」と弟子をサポートしている。

 九州場所中の23日に愛媛で行われた講演では「連日の報道は本筋とずれているような気がする」と物申す場面もあったというが、この日は暴行問題に触れることはなく、「大変な九州場所でありましたが、無事終わりました。宮崎巡業(8日)に貴景勝、貴源治が来ますので、応援してあげてください」と呼びかけたのみだった。

 依然公の場で口を開いていない貴乃花親方の真意を代弁し、イメージダウンを最小限にとどめる上で、景子さんが果たしている役割は大きい。

相撲協会の対応は、なぜこうも非常識なのか 協会に不足しているのは「共感する能力」だ

 当コラムは東洋経済オンラインの有料メールマガジン「本田雅一のIT・ネット直球リポート」からの抜粋記事です。

日馬富士が酒宴で後輩の貴乃岩を暴行、傷害を負わせた事件は、人気・実力とも充分兼ね備えていた現役横綱の引退にまで発展した。人々の関心が高く、報道が過熱する背景には、日本の国技として一定以上の人気を保っているだけでなく、職業力士による大相撲を興行する日本相撲協会が公益財団法人として認定されているという背景もあるだろう。

 公益財団法人ということは、すなわち単なるスポーツ興行ではなく、古来より伝わる日本固有のスポーツである相撲の伝統と文化を後世に伝え、守り、普及させるといった文化振興事業ということだ。

 しかし、実際の大相撲がかなり“興行側”に偏った活動となっていることは、誰もがご存知のところだろう。

ネット全盛時代の危機管理について考える

 伝統と文化を守る文化振興事業というのならば、一定の節度を持って運営されなければならない。そこに重大な問題が生じた。北朝鮮が新型ICBMと思われるミサイルを発射した中で、そうしたニュースを押しのけてまで行われる過熱報道は、個人的に行き過ぎという印象もあるが、日本相撲協会の位置付けや過去の不祥事から続く「またか」という思いがこのニュースバリューをさらに引き上げているように感じる。

 さて、この事件はさまざまな謎に包まれた日馬富士の電撃引退から、さらにドラマティックな展開へと移ろうとしているが、本記事はその最新ニュースを追いかけようというわけではない。ネット全盛時代の危機管理について考えてみよう、というのが今回の記事の主旨だ。

 大相撲を巡る不祥事は以前よりあったが、近年、特に2007年に『週刊現代』が八百長告発を行ったあたりからは、力士暴行死事件、大麻事件、野球賭博事件など度重なる醜聞が露呈するようになった。

 以前からそうした問題は存在したのかも知れないが、“環境”の変化によって、不祥事を抑え込み内部に留めることが難しくなってきたのだろう。

 環境は変化している。とりわけ情報伝達の速度は早く、また大きな組織から見ると取るに足らない個人であっても、時にSNSなどで発言が注目され、瞬く間に考え方が広がっていくのが現代だ。

時代の変化を読み取れない組織が“延焼”を促進

 日馬富士による暴行傷害事件における日本相撲協会の対応、広報、あるいは事件を取り巻く人物の行動や発言を見ていると、そうした環境変化を正しく認知できず、結果として世論の強い反発を招いている。非ネット時代であれば、あっという間に風化し、単なる“週刊誌ネタ”だけですぐに終息したのだろうが、今は報道する側もネットで世の中の反応をリアルタイムで感じながら伝え方を考えている。

 筆者はこうしてITやネットカルチャーをテーマにしたメルマガを書かせていただいているが、今回のケース、もちろん暴力による傷害事件を軽く扱うことは問題だが、一方で協会の“コミュニケーション下手”にも、問題を大きくする原因があると感じた。

 日本相撲協会の対応、あるいは協会員である力士たちの対応でもっとも良くないのが、“自分たちの常識”が世の中の多くの人の感覚とズレていることを認識できていないことだ。ズレを認識できていないため、誤った言葉や行動を選び、事を収めようとしているのに、なおさら炎上するといったことを繰り返す。

 日々、稽古で研鑽を積んでいる力士たちに、一般常識と角界の常識の違いを把握するのは難しいのではないか、という話もあるが、協会理事や部屋の親方たちには力士たちが活躍する環境を作る責任がある。当然ながら“協会の中”と“協会の外”の考え方や物事の捉え方が異なることを充分承知した上で弟子たちを指導し、危機発生時の言動や行動をすべきだ。いや、そもそも問題発生の温床となる悪しき習慣を断つといった改革を行うべきだ。

 中でも筆者が“象徴的”と感じたのは、日馬富士の引退会見である。

 日馬富士は引退会見で、暴行被害者の貴乃岩に問題があったため、先輩として指導する目的で暴行を働いたと話した。“暴力という手段を用いたことが誤りだった”とする会見にもかかわらず、まったく矛盾する“生活態度の指導に暴力を用いる”ことを、心のどこかで肯定しているように感じられる。この貴乃岩に対する暴行を“指導”と話したところに、今回のさまざまな問題が凝縮されている。

 「だから日馬富士は酷い男だ」と書きたいわけではない。日馬富士が暴力によって指導を行った背景には、“後輩を指導する際、場合によっては暴力も許される”とする誤った認識、空気があると考えるべきだろう。なぜなら、同席していた他の力士、力士以外の関係者も、“暴力による指導”で頭皮を縫い合わせるほどの負傷を負う事件があったあとにも、事件が明るみになる前まで何ごともなかったように振る舞っていたのだ。

 そのことは、同じく引退会見で「貴乃岩が(暴行事件の翌日、日馬富士のところに)謝りにきた」という部分からも透けて見える。暴行を受け、怪我を負った側である貴乃岩が謝罪したのは、同郷の先輩力士の“指導”を(自発的か否かは不明ながら)受け入れ、納得しているからこそといえる。

 すなわち、大型リモコンを用いて殴打するという凶器を使った暴行を“指導”と捉える背景、空気感があり、入院するほどの大けがでもなければ、見過ごしてもおかしくないということだろう。ここまで大きな社会問題として取り上げられることに困惑している関係者が少なくないことからも、暴力の結果が露呈したときに今回の事態を招くと予見できなかったことを指し示している。

協会に不足しているのは“共感する能力”

 ところで、筆者は“日本相撲協会内の問題”として捉えるとき、関係者全員が納得の上ならば、世の中の常識をそのまま当てはめる必要はないと考えている。男性だけの組織の中、屈強な格闘家が集い、強烈な縦社会の中で生きているのだ。そこには、一般常識では推し量れない独特のルールがあってもおかしくはないと思うからだ。

 ところが話が“暴行傷害事件”となってくると話は変わってくる。当人たちが納得していた暴行傷害事件だったにもかかわらず、貴乃岩の師匠である貴乃花親方が被害届を出して刑事事件とした理由は筆者にはわからない。

 しかし、被害届が出されたのだから、その時点で協会内だけの問題ではなくなり、一連のできごとは一般常識のもとに判断されるようになる。報道され、多くの人たちが知ることになれば、それぞれが持つ常識の範囲で“暴力行為に対する評価”が行われ始るのだ。

 今回の問題を、もっと身近なテーマに置き換えて考えてみよう。仮に、今回起きたことが学校内や職場の出来事だったらどうだろうか。

 「仲間内で遊びに行ったカラオケボックスで、後輩の態度が悪いからと説教をしていたら、彼女からメールが入ったと言って笑いながらスマホを弄り始めた。ムカついたのでリモコン使って殴った。後輩の態度がなっていないのを正そうとしただけだ」

 「弊社の社員が飲食店で後輩社員に暴力行為を行った。彼は責任をとって辞職すると話しているが、実にもったいない。すばらしい能力を持った社員だったのに」

 こんな説明の仕方が許されるはずはない。

 他にも引退会見には不思議な言葉遣いがあった。それは「横綱としてあるまじき」という部分である。横綱という品格が求められる地位だからこそ、暴力を用いるべきではなかったと読めてしまう。真意はわからないが、本来ならば「社会を構成するひとりの人間として(暴力は)あるまじき」行為だったと言うべきだ。

ものごとを“整理”し、それぞれに正しい対処を行う

 日本相撲協会内の問題をどのように解決していくのか。指導の中で使われる暴力に対して、どう対処していくべきなのか。あるいは、もう少し踏み込むならば、ライバル同士である別部屋の力士が集まり、地方巡業とはいっても八百長事件を経た大相撲において興行期間中に親睦会が開催されることの是非も問わなければならない。

 こうしたことは、暴力問題とは別に協会内で解決しなければならない。解決できないのであれば、このネット時代、協会内と一般社会の間にある常識の乖離があからさまなものになり、人々からの支持を失うだけだ。

 ネット時代には文字や画像、動画などの形で、個人の意思がさまざまな形で表出する。そうした中で、現状の認識や物事の捉え方が乖離したまま一方的に情報発信しても、決して共感は得られない。

 そして共感を得られなければ、さまざまなところから「おかしい」「常識がない」と意見が上がってくる。ふだんはさほど大相撲に興味がない人たちでさえ、そこに自分の意識や常識との乖離をみれば「なんだそれは、ヒドすぎる」と声を上げ、そのひとつひとつの声が新たな非難の声を生み出していく。

 暴行傷害事件に関しては、厳正な捜査のもとに法的な裁きを受けるべきだろうと思うが、今回のような非常事態において、どう危機に対処してコミュニケーションを取っていくべきなのか。さまざまな意味で今回の事例は良い教材となるだろう。

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相撲協会がフジテレビに抗議文…「グッディ!」の内容は「極めて悪質で、背信的」

 日本相撲協会は9日、元横綱・日馬富士関(33)が幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=への暴行問題に関する報道で、事実と異なる内容があるとして、フジテレビに抗議文を送付したと発表した。

 抗議文は6日に同局の情報番組「直撃LIVE グッディ!」で放送された内容に対して。貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)の支援者と名乗る男性のインタビューを放送し、11月15日に貴乃花親方が「完璧にだまされた」と話していたとする証言を紹介した。同親方がそう話した理由をこの男性は推測として、暴行問題の対応をとる約束をかわしながら、九州場所前に対応がないこと、11月11日の臨時理事会で議題に上がらなかったことなどが協会への不信感につながっているとしている。

 だが協会側は貴乃花親方との間で約束をし、それを破ったために同親方が怒っているというのは事実無根としている。また貴乃花親方に放送された内容を確認したことも明かし、「いずれも心当たりはございません。いずれもマスコミから出ている根拠のない、伝え聞いたような情報である」との回答を得ていることも抗議文では明記している。

 相撲協会は5日、貴乃花親方が八角理事長(元横綱・北勝海)へ、暴行問題について事前に連絡しているという一部の報道は誤りで、そのような報道を控えてほしいと発表していた。その翌日に協会が否定したものと同趣旨の放送をしたことを、「極めて悪質で、背信的」と主張している。

 このような形で放送することで、協会の名誉と信用を毀(き)損され、日常業務を混乱されていると抗議。速やかな謝罪、訂正がなければ、放送倫理・番組向上機構に番組の問題点について審議を求める申し立てがあることも抗議文に記していた。

貴乃花親方、暴行事件発覚後に支援者に「だまされた」と告白…「グッディ!」が独自取材

 6日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)で元横綱・日馬富士(33)に暴行を受けた幕内・貴ノ岩(27)の師匠・貴乃花親方と5年来の付き合いがあるという支援者を独占取材した。

 支援者は九州場所の「2日目に巡業部屋で会いました」と明かし、その時の貴乃花親方の様子を「ほんとに機嫌が悪かったですよ」と振り返った。

 翌日の11月14日に暴行事件が発覚し、15日に心配になって電話を入れたという。その時に「大丈夫ですか?って言ったら大丈夫だ」と親方は答え、会話の中で「完璧にだまされたと言っていました」と明かした。「だまされた」という矛先が誰なのか、何なのかは不明で「何についてだまされたのかは分からないけど、怒っていました」と支援者は明かしていた。

 番組は、「だまされた」の意味を独自に取材。この支援者は相撲協会との間にしっかりとした対応を取るなどの約束があったにもかかわらず場所が始まる前までに何の対応がなかったのでは?と指摘したという。

 貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出したのはは10月29日。協会は鳥取県警から連絡を受けて11月2日に把握していた。協会は、九州場所初日前日の11日に臨時理事会を開いたが、暴行事件が議題に上がらなかった。さらに貴ノ岩は休場したが、日馬富士は出場したことにも怒っているのではと推測した。

 こうした推測に相撲取材歴30年の横野レイコリポーター(55)は、臨時理事会の議題は「定款の見直し」とした上で「理事なので、大事な話があるじゃないですかとおっしゃればよかった」などと指摘した。「組織人として協会を正しく行くためには、話し合っておっしゃれば良かった」と繰り返し、貴乃花親方の支援者が取材に応じていることに「自分はしゃべらなくて、後援者の方がしゃべられる。後援者の方は親方の許可をもらっているんですか? 親方にとってもプラスにならないと思うんです」と持論を展開していた。

日馬富士 きょうにも書類送検の方針

 大相撲の元横綱・日馬富士が今年10月、鳥取市内で平幕の貴ノ岩に暴行しケガをさせたとして、鳥取県警は11日にも傷害の疑いで日馬富士を書類送検する方針。

 傷害の疑いで書類送検されるのは元横綱の日馬富士。鳥取県警によると日馬富士は10月26日の未明、鳥取市内の飲食店で平幕の貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴り、頭にケガをさせた疑いが持たれている。

 鳥取県警は、日馬富士から2度にわたる事情聴取を行ったほか、被害者の貴ノ岩、そして同席していた横綱の白鵬などからも事情を聞いた。その結果、容疑が固まったとして、11日にも書類送検する予定。

 鳥取県警は、暴行の状況や、貴ノ岩と示談が成立していないことなどから、起訴や略式起訴を求める「厳重処分」の意見をつける方針で、鳥取地検が今後、起訴するかどうかを判断することになる。

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貴親方「終わりじゃない」 日馬書類送検も聴取は地検判断待つ

 大相撲の平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)に暴行をはたらき頭部にケガを負わせたとして、鳥取県警は11日、傷害容疑で元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)を書類送検した。鳥取地検は年内にも略式起訴とする見通し。貴乃花親方(元横綱)はスポニチ本紙の取材に、貴ノ岩の体調が思わしくないことを明かし、日本相撲協会の危機管理委員会による聴取は地検の判断まで待つ姿勢を示した。

 貴ノ岩側が鳥取県警に被害届を提出した10月29日から40日余り。元横綱・日馬富士は書類送検された。県警は書類送検時に、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられるが、鳥取地検は略式起訴する方向で検討に入ったという。地検は詰めの捜査を進め、正式な裁判を求める起訴ではなく、罰金を簡易裁判所に求刑する流れになりそうだ。

 送検により捜査は一つの節目を迎えた。日本相撲協会の危機管理委員会は、元横綱以外にも同席していた白鵬、鶴竜の両横綱、関脇・照ノ富士の聞き取り調査を終えている。だが、被害者である貴ノ岩の聴取は、師匠の貴乃花親方の意向で実現していない。この日は、危機管理部長を務める鏡山理事(元関脇・多賀竜)らが東京都江東区の貴乃花部屋を訪れた。だが、4度目の訪問でも貴乃花親方とは接触できず。冬巡業を休場している貴ノ岩の診断書提出を求める文書と、聞き取り調査を求める文書を入れた封筒をポストに投函(とうかん)した。聞き取りに関して希望の日時も伝えたという。

 11月30日の理事会では、県警の捜査終了後、貴乃花親方が危機管理委員会による貴ノ岩の聴取に協力する意向を示したとされる。だが、現時点で貴ノ岩の状態は思わしくなく、聴取に応じられる状況ではないもようだ。貴乃花親方は本紙の取材に応じ、貴ノ岩の具合について「良くないので大変なことになっているんだよ」と答えた。さらに、日馬富士が書類送検されたことに「捜査に協力するのは国民の義務ですから、協力は惜しみません」と話した上で「まだ全てが終わったわけではない」とあくまで地検の判断を待つ姿勢を示した。

 危機管理委が聴取を要請する文書を出したが、八角理事長は「一番は体調を整えてから。(聴取に)答えられる状況をつくっていかないと」と貴ノ岩の体調を気遣った。危機管理委は20日の横審、臨時理事会までに最終報告を提出したい意向だが、それまでに聴取できるかは微妙な状況だ。世間を揺るがしている暴行問題で、被害者から話を聞かずに最終報告をまとめるのは、あってはならないこと。迅速に問題に対処してきた相撲協会だが、年内決着は厳しい状況となった。

デーモン閣下 貴親方には苦言「弟子の指導責任はどうなのか」

 貴乃花親方について閣下は「相撲協会の理事として経営者でもある。経営者の一人として謝罪してもよかったのではないか」と、理事としての責任を果たしていないと指摘した。

 さらに「酒癖が悪くない日馬富士がよっぽど腹を立てて、こういうことに発展してしまった。横綱を怒らせるようなことをしてしまった弟子の指導の責任はどうなのか」と苦言を呈した。

坂上忍 白鵬の“品格問題”に持論「のさばっている人を叩いているけど…」

 俳優の坂上忍(50)が6日放送のフジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)に生出演。連日取りざたされている大相撲の「横綱の品格」について、自身の考えを語った。

 番組では「勝ちにこだわる相撲」と題して横綱・白鵬(32)の相撲内容を特集。過去に白鵬が繰り出した張り手や猫だましといった戦法が一般的には横綱らしくないものだということを、専門家の話をまじえて紹介した。これに坂上は「白鵬関の勝ちにこだわっている相撲、横綱なのに張り手かまして…っていうのは見ていたら分かる」とし、「(横綱の)品格品格っていつまでも言うなら、横綱らしくない相撲を取ったら謹慎かクビにしちゃえばいい」と持論を展開した。

 「それぐらい指導を徹底する根性がない人が上に立っているから、そういう力士がのさばってしまう」と続け、「のさばっている人を叩いているけど、それを容認している上の師匠たちを叩かないといけないんじゃないの」と語った。

 また白鵬が巡業中に浴衣ではなくジャージーを着ていた問題についても「ジャージーにまでケチつけられて…。こういうの申し訳ないけど、くだらない」とバッサリ。ゲストの相撲レポーター・横野レイコ氏(55)にジャージー着用はルール違反ではないことを確認し、「何がダメなの」と“ジャージー批判”に納得がいかない様子だった。

松本人志「僕は日馬の味方」引退に納得できず こじるりの貴親方ダメ出しには同調

 ダウンタウンの松本人志(54)が3日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)に対して暴行事件を起こし、引退した大相撲の元横綱・日馬富士(33)について言及した。

 松本は「(日馬富士は)引退する必要はなかった」と強調。「なぜ相撲協会は受理したのか。(日馬富士の暴力の)根底にあるのは正義感だったと思う。酒の場でやり過ぎたのはあるが、相手は一般人ではない」と持論を語り、「(相撲界は)人を張り倒し、投げ倒す世界で、土俵以外のところで暴力を一切ダメというのは無理がある。だったら稽古どうやってつけるんだろう。稽古と体罰はグレーなところ。それで強くなる力士もいる。僕は日馬富士の味方」と続けた。さらに、騒動が大きくなった背景にはモンゴル人力士が注目されすぎていることを挙げ「身も蓋もないが、日本人力士がもっと強くなればいい。相撲協会もふんどしつかまれて、あたふたしているのが情けない」と嘆いた。

 タレントの小島瑠璃子(24)は、「普段は相撲に全く興味がない」と明かし、あくまでも“24歳の女子”の立場で騒動を考察。貴乃花親方について「何かを変えたくて、矢面に立っている。相撲への愛があって何かを変えたいと思ってるのは伝わる」としながらも「あのメガネかけちゃダメ。私たち(芸能人)も芸能人ぽくなるのでダメだよって、言われる」「(マフラーを)首にまかないで両サイドたらすのは理解できない」などと厳しくファッションチェック。松本も「(服装で)あえて悪役を買っちゃってる。いで立ちで損している」とその意見に納得していた。

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貴ノ岩、協会の聴取に現れず 鏡山危機管理部長怒りあらわ

 日本相撲協会の鏡山危機管理部長(59)=元関脇・多賀竜=が13日、貴ノ岩が同委員会の聴取に現れなかったことに不快感を示した。

 この日午後に都内の貴乃花部屋を訪問したが、応答はなく用意した書簡をポストに入れて引き返した。国技館に戻ると待ち受けた報道陣に対して、「今日(聴取の日)だった。来なかった、来るのを待っていたけど。来ないのは意思表示でしょ」と怒りをあらわにした。

 今月5日から貴乃花部屋にはこれで5回目の訪問。前回訪れた11日には部屋関係者からFAXで文書のやり取りを行うことを提案されていたが、「FAXというわけにはいかない」と直接出向いた。しかし対応がなかった。投函(とうかん)した文書は「今日なぜ(聴取に)これなかったのか」という問い合わせの内容だったという。

 先月30日の理事会で貴ノ岩の聴取は、事件を起こした元横綱・日馬富士関の書類送検後という認識で、相撲協会は解決に向けた手順を進めていた。この日の応対でその約束を破られた形となった。

貴乃花親方、元日馬富士書類送検の日に居留守か

 大相撲の元横綱・日馬富士関(33)が11日、幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=を暴行した事件で鳥取県警に傷害容疑で書類送検された。師匠の貴乃花親方(元横綱)は、送検後に貴ノ岩が日本相撲協会の聴取に応じることを許可していたが、都内の貴乃花部屋を訪問した鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)を“門前払い”。元日馬富士関は担当弁護士による声明で貴ノ岩サイドに謝罪する意向を表明したが、連絡が取れていない状況も明らかになった。

 元日馬富士関が書類送検されてから約2時間後。貴ノ岩への聴取“解禁”を待つかのように、鏡山危機管理部長が動いた。午後0時半過ぎに「貴乃花理事」と記された大きめの封筒を手に貴乃花部屋のインターホンを2回押すと、部屋関係者が応答した。

 鏡山部長「親方に文書を持ってきました」

 部屋関係者「FAXでよろしいのに。わざわざ申し訳ないので」

 鏡山部長「これ(封筒を郵便受けに)入れていいでしょうか?」

 部屋関係者「次回からFAXをお使いくださいませ」

 鏡山部長「分かりました。入れさせてもらいます」

 貴ノ岩の冬巡業休場に関する診断書の提出要請や、危機管理委員会の聴取を求める書類を持参したと思われるが、室内に入れずインターホン越しの会話に終始した。5日から合計4回目の来訪にもかかわらず“塩対応”ともいえる扱い。貴乃花親方は午後2時40分に自動車で外出しており、同部長の来訪時は“居留守”をしていた可能性もある。

 貴乃花親方は九州場所中から貴ノ岩の聴取を拒絶してきたが、先月30日の理事会で、高野利雄・危機管理委員長は、警察の捜査終了を意味する書類送検後には貴乃花親方が聴取に協力する意向を示したと明かしていた。いわば“約束の日”に反応がなく、八角理事長(元横綱・北勝海)は「その(対応の)ために巡業に出ないでもらっている。電話で済む話なんだけど…。協会に来てほしい」と、渋い表情を浮かべた。

 加害者側の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)はこの日午後に両国国技館を訪れ、八角理事長に元日馬富士関の書類送検を報告。「きちんとすることをしないとね」と話した。八角理事長によると、貴ノ岩の聴取日は「(貴乃花親方サイドに)伝えてある」という。「正直に答えられる状況をつくる。一番は(貴ノ岩の)体調を整えてから。彼を協会員として守ります」。協会トップは公平性を強調したが、貴乃花親方の出方次第では、最終報告がされる予定の20日の臨時理事会以降に結論がズレ込むかもしれない。

まるでイタリアのマフィア…貴乃花親方は“着こなし”で損している!

元横綱の日馬富士関が貴ノ岩関へ暴行を加えた事件が連日マスコミを賑わせています。そんななか、当事者の2人以上に注目を集めているキーマンが貴乃花親方です。ここで最初に明言しておきますが、私は親方の考えに基本的には賛同しています。それなりの理由が状況から透けて見えるし、親方なりの軸や芯が通っていると思えるからです。だからこそ“着こなしで損をしている”のが非常にもったいないと感じます。

■被害者側なら悪役のようなイメージは避けるべき

最近の親方はタイドアップしたスーツにストールを巻くのが定番。ティアドロップ型のサングラスを掛けていることも少なくありません。ベースはダンディなスタイル。ストールを垂らすだけの巻き方も「垂らし巻き」などと呼ばれて決して間違いではありませんし、サングラスもレイバンの名作「アビエーター」かそれに近いデザインなので王道と言えます。奇抜なアイテムは選んでいないのに、印象は良くありません。

小島瑠璃子さんはテレビ番組『ワイドナショー』で「貴乃花親方の服装が変」とダメ出し。坂上忍さんはテレビ番組『バイキング』で“イタリアのマフィアみたい”と表現していますし、ネットで見る限り世間的な印象もそれに近いようです。相撲協会と闘うことも辞さないという決意がマフィアのような雰囲気を強調しているのかも知れませんが、被害者側なのに悪役のように見えてしまっているのは印象の面で大きく損をしていると言わざるをえません。

母親である藤田紀子さんがテレビ番組で「親方は、イタリアが好きですから」とコメントしていることから、親方はイタリアのダンディなスタイルや着こなしが好きなのかもしれません。ストールやマフラーに関しては、子どもたちからの贈り物で思い入れが強いという情報もあります。そうした好みや想いをスタイリングに投影することは悪いことではありません。ただし、今回の場合は状況が状況なので、強そうなヒールのイメージで得することはないでしょう。

■キングカズはシーンにマッチする絶妙な服装でアピールに成功した

スポーツ界×ファッション×イタリアンマフィアで思い出すのは、キングカズこと元サッカー日本代表の三浦知良選手です。映画『コッドファーザー』が好きというのは有名な話で、マフィアの研究が趣味という噂も。その影響からかスーツを愛用し、保管用に専用マンションまで購入。ここ数年は特定のテーラーでオーダーしたスーツしか着ていないようです。

そんなカズ選手は、自己プロデュースに関してしたたかに計算しているのではないかという説が濃厚です。1993年にJリーグの初代MVPに選ばれた際の表彰式が象徴的。フォーマルなタキシードが奨励されていたにも関わらず、1人だけ赤いスーツで出席したのです。

MVPとしての登場シーンは華やかさがいっそう際立っていました。お祝いの席、主役のMVP、ブラジル帰りの個性的な選手……などの要素が重なり、ドレスコードを破った問題よりもカズ選手の個性やスーツへのこだわりが広く知れ渡る結果となりました。何をどこまで計算していたかは確認できませんが、他のエピソードを考えればドレスコードを破る価値があるという勝算はあったはずです。

貴乃花親方は幼い頃からマスコミの注目を集めていたので、対メディア戦略はお手の物。今回の騒動を表に引っ張り出すことには成功しているわけですから、状況を考慮して着こなしにはもう少し気を使うべきです。着用するアイテムはそのままだとしても、カメラが回っているときはサングラスを外す、人前に出るときはストールをコートの中に入れるか手に持つ……その程度の差で謙虚なイメージが生まれ、マフィアな印象は払拭できます。味方は今より増えるはずです。

■織田信長に学べ──服装はコミュニケーション手段のひとつ

たかが着こなし、たかがファッションと思うかもしれませんが、服装はコミュニケーション手段のひとつ。意識を少し変えるだけで自分の味方をしてくれる存在になり得るので、活用しない手はありません。見た目の印象を狡猾に利用した例としては、織田信長の逸話が有名です。

“尾張の大うつけ”や“かぶきもの”と呼ばれていた信長は普段、髪はボサボサで着物の着こなしは自己流。人としての評判も良くありませんでした。取るに足らない人物だと考えたからこそ、隣国の斎藤道三は娘を嫁がせ、尾張を乗っ取ろうと画策したわけです。ところが2人が初めて面会した際、信長は絢爛な烏帽子を被り、きっちりとした正装に着替えていました。

さらに、丁重な言葉使いや深いお辞儀などで礼を尽くしました。悪評とのギャップにやられた道三は、すぐに信長を気に入って味方になったという話です。服装や所作がイメージだけでなく、その場の流れや相手の考えも変えることができるエピソードと言えるでしょう(実際はもっと細かい戦術も駆使していたようですが、それはまたの機会にでも)。

歴史的なリーダーは自己プロデュースの一環として、服装や見た目にも気を使っている人が多いと言われています。相撲界を変えるリーダーになるべき貴乃花親方だからこそ、自分の好みや個人的な思い入れだけでなく、シーンを意識した着こなしを実践してほしいものです。

睡眠薬常用の貴ノ岩「あとから腫れや後遺症」 貴乃花親方の有力支援者が激白「まともな顔ちゃう」

 鳥取県警は11日、元横綱日馬富士(33)を傷害容疑で書類送検したが、被害者の幕内貴ノ岩(27)は姿を見せず、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=は日本相撲協会の危機管理委員会による聴取を拒否し続けている。被害者側の師弟に対する批判の声も高まる中、貴乃花部屋きっての支援者で龍神総宮社(京都府宇治市)の祭主、辻本公俊(よしとし)氏(65)が夕刊フジに激白。貴ノ岩は後遺症や精神的な不調から「眠ることができず睡眠薬を飲んでいる」と話した。同社は、毎年3月に大阪で行われる大相撲春場所中、境内に貴乃花部屋の宿舎が置かれることで知られている。(聞き手・山戸英州)

 焦点は危機管理委による貴ノ岩への聴取が実現するかどうかに絞られている。貴乃花親方は県警の捜査終了後に聴取に協力する意向を示したとされるが、11日も危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)が聴取への協力などを求める文書を手渡すために貴乃花部屋を訪れたところ、居留守を使って対応しなかった。現状でも、貴乃花親方には貴ノ岩の聴取に直ちに応じる意思はなく、スポーツニッポンの取材には「(書類送検は)終わりじゃない」と話し、最悪、年越し、初場所まで混乱が続く可能性がある。

 暴行事件が発覚した11月14日以降、公の場に一切姿を見せていない貴ノ岩の所在は依然として不明だが、夕刊フジが龍神総宮社を訪れたのは、その貴ノ岩が境内に匿われているとの噂があったからだ。

 --貴ノ岩は

 辻本氏「おらへん言うてるのに。ワシは嘘はつかへん。変な工作も一切せえへんし。ウチで預かっていれば、預かってるってちゃんと言うよ」

 --最近、貴乃花親方や貴ノ岩と連絡は

 「してません。こういうときはしません。(貴乃花親方が)黙して語らずしてんのに、わちゃわちゃ電話できますか。(貴ノ岩には)一番初め(暴行事件発覚直後)だけ、『大丈夫か』とか『頑張れよ』と。それだけですよ」

 --貴ノ岩はいまどこに

 「聞いていないけど、病院を探しとるでしょ。ひょっとしたら、病院が見つかったかもしれんけど。(11月の九州場所を休場した際)全治2週間という診断書が出たけれど、もうひとつ定かではないしね。マゲ結った上から殴って、あんだけ頭パカッと割れて、医療用ホチキスで9個って、普通やったら10針以上やろな。普通のワシらの頭やったら、もっとおかしくなってる。そやから貴乃花親方はびっくりしたんやろな。これ、傷害事件やから。世間やったら、普通は警察に捕まりますよ。当然逮捕ですわ」

 --モンゴル出身力士らが集まった宴席で事件は起きた

 「集団で容認した暴行傷害事件ですよ! 白鵬やら鶴竜やら、あれだけのケガをするまで誰も止めへんのやから。止めんとあそこまでさせた。なぜあの場にいて、もっと早く止めなかったのか。日馬富士にモノを言えるとしたら、横綱しかいませんやろ。白鵬しか。白鵬よりは、(日馬富士の方が)同じ横綱でも格下やしね。(元大関の)照ノ富士まで止めに入って、どつかれとるしね」

 --貴ノ岩はケガの程度でいえば、現在開催中の冬巡業はもちろん、11月の九州場所にも出場できたはずだという指摘もある

 「こう(事件直後のケガだけを)見たら全治2週間でしょうけど、あとから腫れや後遺症が出ているみたいですよ。寝られへんから睡眠薬を飲んどるという。それで顔がむくんどるんちゃう? (事件直後に参加した)巡業のときの顔を見たら、尋常じゃなかった。まともな顔ちゃうもん」

 --日本相撲協会の巡業部長でもある貴乃花親方が10月29日に鳥取県警に被害届を提出し、その段階で協会には全く報告をしていなかったことも批判を浴びている

 「親方が報告したか、してないか知りませんよ。そこまで聞いてへんから。でも普通、内で収められへんでしょ、頭割られたような事件は。だからそれはそれとして警察に届けて。起訴とか、結果を待ってからでしょ。先に協会に届けたりしたら、ひょっとしたら口裏を合わせられないかと心配しますよ。『横綱が悪い』なんて誰が言います? そもそも協会にすぐ届けるべきなのは、現場にいた人間でしょ。横綱3人もいてて。あの2人(白鵬と鶴竜)が協会に届けるべきでしょ。えらいことしてしまいました言うて」

 --協会の危機管理委員会は貴ノ岩への聴取を要望。診断書を提出せずに冬巡業を休場していることも批判されている

 「刑事事件になってるのにさ、何の聞き取りですか。意味が分からん。貴ノ岩は気も参っとるのにさ。(九州場所)休場になって余計悩みますよ。次は十両やって。そうなりますよ、一生懸命やってきたのに。何の温情もない。惻隠の情もない。普通やったら、『こういう状況の時やから、ゆっくりしてくれ。巡業もええさけに』というはずや。『おまえのせいで横綱も引退しよったんや』『親方のせいや』なんて雰囲気になったら萎えませんか? 危機管理委員長も、貴ノ岩が謝らんでにらんだからや、謝っとったらここまでしいひんとかいって、そんなバカな話がありますか」

日馬富士の心の師明かす「日馬関は貴ノ岩が心配だと言っていた。そういうタイプの力士ですから」

 13日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=暴行問題で引退した元横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=について特集した。

 番組には日馬と10年来の付き合いで食事も50回ほど共にした「心の師」的存在の蓮華院金剛寺の木原秀成住職が生出演。11月29日の引退会見後に日馬と会った際の様子を明かした。

 「水曜日(6日)にメールをして、1週間前に直接会って話をしました。日馬関は貴ノ岩が心配だと言ってました。その気持ちを強調していました。(もともと貴ノ岩をかわいがっていた?)そういうタイプの力士ですからね」と木原氏。

 日馬富士が来年9月に引退相撲と断髪式を行う予定であることを明かした上で、頑なに沈黙を守る貴乃花親方(元横綱、45)について「日馬関は貴ノ岩が相撲を取れなくなるんじゃないかと心配していた。協会のため、ファンのため、今後の相撲道のためにも貴乃花親方がここまで胸襟を開かないのはなぜなんだろう?」と疑問を呈し、「彼の相撲道のためにも(相撲協会の)聴取に応じるべきだと思います。どう見ても貴乃花親方に違う意図があるのではないか。貴乃花親方と協会の間にもっと深い(対立の)原因があるのではないか」と続けた。

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宮根キャスター、協会の事情聴取拒否の貴乃花親方に疑問「普通の会社なら考えられない」

14日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、大相撲の元横綱・日馬富士関(33)の暴行問題で、被害を受けた幕内・貴ノ岩(27)の師匠・貴乃花親方(元横綱、45)が日本相撲協会の危機管理委員会による貴ノ岩の聴取を拒否した一件を特集した。

 宮根誠司キャスター(54)は13日の鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)の5度目の部屋訪問も無視した形の貴乃花親方の姿勢に「これは社長が重役に『ある社員のことを聞きたい』と言っているのを無視しているのと同じ。普通の会社なら考えられないですよ」と一般企業に例えて批判。「5回訪問して会えなかった相撲協会の困惑は分かる。貴乃花親方にも相撲協会の“重役”として、積極的に調査に応じる義務があるのではないでしょうか」と続けた。

日本相撲協会がミヤネ屋へ抗議文「不十分な取材に基づき事実と異なる内容を放送」

 日本相撲協会は11日、日馬富士の暴行事件について「不十分な取材に基づき事実と異なる内容を放送した」として、読売テレビに抗議文を送ったことを公表した。

 日本相撲協会によると、12月1日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」で、日馬富士暴行事件について「貴乃花理事が『暴行事件について八角理事長に言って、その後警察に届けた』と知人に話していた」と証言する池口恵観氏のインタビューを報じ、テロップで「八角理事長に報告した後、警察に被害届け提出か」などと放送。貴乃花理事が八角理事長に報告した後、貴ノ岩の被害届を鳥取県警に提出した可能性が高いとする内容を放送したと説明した。

 だが、これは事実ではなく「当協会が暴行の発生を初めて知ったのは鳥取県警からの電話によってである」と説明。貴乃花理事から八角理事長に報告はなかったと改めて訴え、事実ではないとした。

 更に、「池口氏の証言は貴乃花理事の知人から間接的に聞いたという伝聞に過ぎず、伝聞証言を放送素材として利用すること自体、慎重に考慮しなければならないことは、放送に携わるものとして当然の責務」と訴え、八角理事長や貴乃花理事への裏付け取材について「その努力を一切行わないまま伝聞証言に基づいて番組作りするのは、あってはならない無責任な姿勢・態度です」とミヤネ屋の取材姿勢を非難した。

 このため、日本相撲協会は「名誉毀損・信用毀損によるテレビ番組への抗議文送付のお知らせ」と題し、報道各社へコメントを送付。「元横綱日馬富士の暴行問題に関し、不正確な事実に基づくテレビ放送等により協会としても大きな被害を被っているところですが、本日、不十分な取材に基づき事実と異なる内容を放送した讀賣テレビ放送株式会社宛てに、代理人の弁護士名で添付の抗議文を送付致しましたのでお知らせします」と説明。そして「報道関係者各位におかれましては、引き続き、正確な事実関係に基づく十分な取材を行った上での報道をあらためてお願い申し上げます」としている。

相撲協会、臨時理事会までの貴ノ岩聴取断念 年内の収束困難に

 元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の暴行事件を調査する日本相撲協会危機管理委員会(高野利雄委員長=元名古屋高検検事長)が、20日の臨時理事会までに被害者の平幕・貴ノ岩を聴取することを断念したことが15日、危機管理委関係者の話で分かった。20日に予定していた調査の最終報告には間に合わず年内の収束は極めて難しくなった。

 臨時理事会では予定通り調査報告を行うが「最終報告」の文言を変更する可能性があるという。関係者は聴取について「こちら側がいくら言っても来ない。もう無理だろう」と明言した。

 貴ノ岩の聴取協力を求めて貴乃花部屋を連日訪れていた鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)は、両国国技館で終日業務に当たった。「何もない。今日も座りっ放しだった」と貴乃花親方から連絡がなかったことを明かした。臨時理事会では暴行問題の関係者の処分が話し合われる見通しだ。

協会悲鳴「もう無理」貴ノ岩の聴取あきらめた

 大相撲の元横綱日馬富士関から暴行を受け、現在は冬巡業を休場している平幕貴ノ岩(27=貴乃花)の診断書が、巡業最終日の17日まで提出されない見通しとなった。問題の全容解明を目指す日本相撲協会危機管理委員会の鏡山部長(元関脇多賀竜)は15日、この日は「何もない」と動きがなかったと明言した。同部長が再三、貴乃花部屋を訪れて提出を促した、休場に必要な診断書は依然として届かず。協会は平日業務で鏡山部長も「土日は休み」と話しており、16、17日中に正規の手順で診断書が提出されることはなくなった。

 さらにこの日、危機管理委が20日の臨時理事会までに、貴ノ岩への聴取を断念したことも分かった。貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)が、鳥取地検の処分が出るまで協力しないと協会に文書で伝えており、関係者は「こちら側がいくら言っても、来ない。もう無理だろう」と話した。理事会では予定通り調査報告を行うが「最終報告」の文言を変更する可能性がある。

 関係者によると、診断書の提出や聴取への協力以外にも貴ノ岩の病状の確認など、貴乃花部屋に届けたいずれの文書にも回答はないという。診断書未提出の休場力士がいながら、巡業が終わる異例の事態を招くことに加え、20日予定の最終報告も間に合わず。年内の問題収束は難しくなった。

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<相撲協会>元日馬富士処分は「引退勧告相当」提案へ

 元横綱・日馬富士の傷害事件で、関係者の聴取などを行っている日本相撲協会の危機管理委員会が、20日に開かれる臨時理事会で元横綱への処分は「引退勧告相当」と提案する方針であることが18日分かった。元横綱は既に引退して協会員ではない。だが、協会関係者は「横綱だったことを重く見て、横綱がこれだけのことをやったら、この処分が相当というものを残したい」としている。

 危機管理委は先月の九州場所中から事件が発生した酒席に同席した力士らに事情聴取を進め、11月30日の理事会では中間報告を行った。今月20日の臨時理事会では当初、最終報告とする予定だったが、被害者の前頭・貴ノ岩関(貴乃花部屋)への聴取が実現していないため、同日は現段階での調査内容を報告する一方、関係者の処分案も提案する方針だ。

 協会の現行の懲罰規定には、けん責▽報酬減額▽出場停止▽業務停止▽降格▽引退勧告▽懲戒解雇--がある。各力士の模範となる横綱が傷害事件を起こしたことを重く見て、危機管理委は処分をするなら2番目に重い「引退勧告」相当と判断したと見られる。【飯山太郎】

貴乃花親方、相撲協会に貴ノ岩の聞き取り調査に応じる方針の文書を送っていた…「あさチャン」が速報

TBS系「あさチャン!」(月~金曜・前5時25分)で元横綱日馬富士の暴行事件に関連し、被害を受けた貴ノ岩の師匠・貴乃花親方が19日に貴ノ岩が相撲協会の聞き取り調査に応じるという文書を送っていたことが新たに分かったと報じた。

 また、相撲協会は20日午後に暴行事件についての臨時理事会を開くが、番組では貴乃花親方の処分は、貴乃花親方本人への聞き取り調査が終わっていないという理由で今日の処分は見送る方針と報じていた。

<大相撲>貴乃花親方に異例の批判 横審委員長「責任放棄」

 大相撲の元横綱・日馬富士による傷害事件への対応を協議するため、臨時開催された20日の日本相撲協会・横綱審議委員会(横審)=委員長・北村正任毎日新聞社名誉顧問。横審委員9人のほか、高野利雄危機管理委員長(元名古屋高検検事長)らが出席した会合は約1時間半に及んだ。委員会終了後、記者会見した北村委員長は、貴乃花親方(元横綱)の行動について異例の批判を繰り広げた。【岸本悠】

 横審は本来現役の横綱に対してのみの諮問機関だ。しかし、北村委員長は「横審は、相撲協会と世の中を結ぶ一つの大事な中間」と説明した上で、被害者である貴ノ岩関への協会の聴取を長期間拒否してきた、師匠の貴乃花親方のこれまでの行動について異例の言及。「1人の親方であり、理事である責任を全く放棄している。これは普通の組織体の中ではあり得ない」と厳しく指摘した。

 北村委員長は引退勧告に相当するとした元日馬富士について「自発的に引退したとはいえ、全力士の模範となるべき横綱が暴力を振るったことは、重大なことだと判断せざるをえない。そういう責任が横綱にはある」と断じた。

 また、酒席に同席しながらトラブルを食い止められなかった白鵬関や鶴竜関についても「あれだけの回数殴られる、大けがをさせられるのには、それなりの時間もあったはず。暴力ざたになることを抑える機会はあった」として、厳重注意に相当すると説明した。

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