「希望の党は絶望の党」「希望の党に希望なしか」「一度解党した方がよろしい」 落選の近藤洋介氏

希望は「一度解党した方がよろしい」 落選の近藤洋介氏

 6選を目指し、希望公認で山形2区に立った近藤洋介氏(52)は22日夜、小選挙区で落選した後、比例復活もできないことが判明し「(希望は)一度、解党した方がよろしい」と語った。

 近藤氏は2003年に旧民主党から立候補し、初当選。以来5期連続で当選を果たしてきた。小選挙区での勝利は09年の1度だけ。民進党県連会長だったが、「安倍1強政治を倒す、この1点で納得した」と希望の公認を受けていた。

 雨の23日朝、地元の山形県米沢市内で演説した近藤氏は、報道陣に対し「(希望の党は)現状だと国民の信任を得ているとは言えない。しっかりと体制を整えないといけないという意味も込め、解党すべきだと言いました」と心の内を明らかにした。

「希望の党は絶望の党」「前原氏の罪は大きい」

 分裂した民進党の地方組織では、落胆や憤りの声が広がった。

 山形県の3小選挙区では、希望の党の候補者3人がいずれも自民党候補に敗れ、比例復活も果たせなかった。民進党県連の幹部は「小池百合子代表の『排除の論理』で、どんどん支持が離れていった。希望の党は『絶望の党』だった」と吐き捨てた。静岡県内の8小選挙区では、民進出身で、希望の細野豪志さんら前議員2人が当選したが、新人は相次いで敗れた。民進党県連幹部は23日午前、「前原代表が野党が一つになろうと英断したのに、結果的には野党がバラバラになってしまった」と批判した。

 一方、東京都内では、民進から出馬予定だった候補者の多くが、希望から「排除」され、ほとんどが立憲民主党から出馬。民進党東京都連に所属する地方議員の多くも立憲民主の支援に回った。同都連では9月中旬、長妻昭・元厚生労働相が都連会長に就任したばかりだったが、長妻氏は立憲民主の代表代行に。ある都連幹部は「会長も不在で、党本部の動きを見守るしかない」と困惑した。

 民進前議員3人が無所属で出馬した三重県では、岡田克也元代表ら2人が当選。党県連幹部は「全国的に、野党共闘が実現した選挙区では自民に勝利しており、希望との合流を選択した前原代表の罪は大きい」と指摘した。

【衆院選】希望の党で出馬の中山成彬氏が森友学園問題で安倍政権を攻撃 「変節」に百田尚樹氏ら保守界隈から批判の声続々

 衆院選に希望の党比例代表九州ブロックから出馬している中山成彬元文部科学相の発言が朝日新聞に14日、報じられ、保守層にショックを与えている。中山氏は平成21年に自民党を除名された後も「たちあがれ日本」「日本維新の会」「次世代の党」などを渡り歩いた。だが、その間も憲法9条改正論者で、南京事件についても事件の存在そのものを否定するなど、右派の代表的な政治家とみられている。

 ところが希望の党からの出馬が決まると、「絶対権力は絶対腐敗する。自民党安倍さん、もういいでしょ。もう代わるべき」などと発言した、と朝日新聞に報じられ、自身のツイッターにも森友学園の国有地払い下げに関し、「安倍夫人に忖度しなければならない権力の影」などと森友学園問題をも蒸し返したことで、作家の百田尚樹氏が15日、かみついた。

 「なんじゃ、このオッサン! 今まで籠池問題について一言も語っていないのに、希望の党に入った途端にこの発言」「小池(百合子・東京都知事)に『言え』と言われたかしらんが、節操がなさすぎる。そこまでして議員になりたいのか…情けない」(自身のツイッターへの投稿から)

 左派の検問に抗議した際、暴力を振るったとして、那覇地検から在宅起訴され、左派の暴力的な活動を沖縄県で告発している同県東村の農場経営、依田啓示さんも「はぁ? 僕は『日本のこころ』タウンミーティングで、同じ経歴を紹介された上で、『あれには全く違法性がないから、安倍総理を支えよう! 』とほんの数カ月前にあなたに言われましたが…。もうあきれてものが言えない! 今まで『国士』として中山夫妻を尊敬してきたのに、この年齢で名前を汚すなんて」と怒りをあらわにしたツイートをした。

 こうした動きに、ツイッターが「荒れている」と周囲に知らされた中山氏は、希望の党へ入ったいきさつを説明する投稿を繰り返した後、16日、次のようにツイッターに投稿した。

 「尊敬する百田尚樹先生に痛罵されていると知り、これまでの経緯を投稿しました。今回も一時は出馬を諦めたように、政治家に恋々としているわけではありません。これからも日本のためという信念は曲げません」

 安保法制に反対しながら、希望の党に入党する際に言説を曲げた旧民進党所属の政治家が続出し、希望の党の求心力が落ちたように、中山氏の「変節」は今後の氏の活動にも影響を与えるかもしれない。

今回は希望の党に希望なしか?

今回の衆議院選挙では、残念ながら私が期待した希望の党の得票は伸び悩み、予想を相当下回りそうだと思います。その原因の一つとして、民進党内のリベラル勢力を排除する発言をされたというのが大きいと言われていますが、それはおかしいと思います。確かに小池都知事の言い方にも問題があったことは否めませんが、この解散があったかたこそ、民進党議員は救われたと思います。もし民進党があのままこの選挙に挑めば、恐らく大敗は免れなかったでしょう。小池さん率いる希望の党が民進党のリベラル系議員を公認しないことにしたことで、民進党を解体して中道の右寄りと左寄りを分類することに成功したのですから、これについては褒められるべきことだと思います。ただ安倍首相を倒すということだけに勢力を費やし、その後の政策がバラバラならば、それこそこの国がおかしくなってしまいます。今朝もフジテレビの報道2001で作家の江上剛氏が希望の党の細野氏に対して、「何故リベラル系を排除したのだ、安倍首相と倒すことが目的なら、排除せずに全てを受け入れる寛容さ、即ち武士の情けが必要だろう」と怒った口調で言われましたが、それをしていたら結局民進党が名を替えるだけになってしまいます。何のために希望の党に合流するのか理解できなくなり、そんなことをやってしまえば逆に国民の支持を得られないでしょう。だから江上氏はよくそんなことを言えるな、と呆れてしまいました。

希望の党はちょっと極端な公約を掲げていますが、やはりできないことを並べては意味がないので、先ず一つ確実に成果を上げられるものを公約に謳い、それを確実に実行することが望ましいと思います。ただ口先だけじゃないか、と国民に思わせてしまえばマイナスです。できることを選んで公約にするべきです。できないことは国民にとって関心がないわけですから、一見美味しそうだと思う料理でも値段が高くて庶民が食べないのと同じで、庶民にとって関係のないことをいくら綺麗に見せても無意味であると言えます。ですから希望の党はそこを誤ったように思います。また、小池都知事は最初に明確に衆議院選挙には出ないと言っていませんでした。確かに日本語で「出ません」とは言いました。しかし聞く側にとっては本当に出ないのかどうかよく分からないような含みを残していたと思います。それがまたマイナス要素であると言えます。都政では築地を混乱させて何も解決していませんし、その他様々な問題も着手できていません。成果のない都政を放棄して国政に出ると言うようなことはあってはならないのです。ですから大阪府の松井知事と同じく、国政は他の人を立ててやるのが本当でしょう。ちょっと小池さんは世論を読み間違えたように思います。都民は小池さんの成果を求めています。成果も出さずに希望の党に投票する人はきっとあまり多くないでしょう。また希望の党は何をやりたいのか今一つよくわからず、自民党との差は何かということが問われているように思います。ですから共産党は希望の党を自民党の補完勢力だと言っています。どうしてもそう見えていしまうのもまたマイナスです。そして極め付けが元民進党議員で希望の党の公認を受ける方々の顔が見えないことです。民進党のどのような人が公認を受けたのか、今一つよく分かりません。

と言うことで、今回は希望の党の躍進は期待できませんが、次の選挙に期待したいと思います。


希望の党は絶望の党か?think希望の党は希望なしか。yell

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

希望の党ショック! 支持率崖っぷち たった1%の希望…“小池フィーバー”見る影もなし

 希望の党が崖っぷちに立たされている。世論調査の支持率は軒並み低空飛行が続き、8日に事実上閉会した特別国会でもほとんど見せ場を作ることができなかった。小池百合子前代表(東京都知事)という「看板」を失った後の展望はなお描けていない。

 「正直、さまざまな反省がある。この反省をしっかり踏まえて、来年の通常国会はパワーアップして臨んでいきたい」

 希望の党の玉木雄一郎代表は8日の両院議員総会で、殊勝な言葉を連ねて特別国会を振り返った。

 実際、希望の党を取り巻く状況は極めて厳しい。多くの世論調査で支持率は下落の一途をたどり、2、3両日のJNN(TBS系)の調査では1・0%(前回比2・4ポイント減)という衝撃的なデータが示された。「小池フィーバー」で一時的に高まった期待値は見る影もない。

 ジリ貧状態のなか、頼みの綱は他の野党との連携だ。玉木氏は8日、国会内で記者団に、他党との統一会派結成について「選択肢としてはあり得る」との認識を示した。民進党などを念頭に置いた発言とみられる。

 ただ、安全保障法制などへの反対で足並みをそろえる立憲民主、民進(衆院では会派「無所属の会」)、共産、自由、社民の5野党と希望の党の間にはすきま風が吹く。改正組織犯罪処罰法の廃止を求める「共謀罪廃止法案」の提出をめぐっては、希望の党が党内の意見集約を断念し、5野党だけでの提出となった。

 5野党と距離を置く日本維新の会も、希望の党には冷ややかだ。維新の馬場伸幸幹事長は8日の記者会見で、古巣の民進党に秋波を送る玉木氏を「母屋に戻って、暖かいコタツでミカンでも食べながら楽しくやったらいい」と突き放した。

 孤立する希望の党は、民進党の「離党予備軍」の眼中にも入っていないようだ。民進党幹部は、数人の参院議員が立憲民主党入りするという観測を示した上で、こう肩をすくめた。

 「希望の党には、よほどの物好きじゃないと行かないでしょ」(松本学)

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏