カフェイン中毒者が急増中、過剰摂取には要注意
眠気を防ぐというと、コーヒーなどが浮かびますが、最近はカフェインの入った清涼飲料が人気です。このカフェインの過剰摂取によって中毒になり、病院に運ばれる人が急増、死者も出ているんです。
薬局やコンビニなどで簡単に購入できるカフェイン入りの清涼飲料水、いわゆるエナジードリンク。
「若い世代の方に大変売れています」(ミヤモトドラッグ本川越店 販売スタッフ 藤村多恵子さん)
夜勤や長時間の労働など、多くの人が眠気を防ぐ目的で購入し、さらに効き目を求める場合は、錠剤タイプを購入する人もいるそうです。
「就活生なので、就活疲れとかで、次の日面接とかで1発決めたい時はよく飲みますね」(エナジードリンクを飲んだことがある人)
「(飲んだ)瞬間は効くような気がします、自己暗示かもしれないけど。カフェインが強いから頭痛くなっちゃう」(エナジードリンクを飲んだことがある人)
日本中毒学会が行った調査によりますと、カフェインを多く含んだドリンクや薬を過剰に摂取したことによって中毒を起こし、病院に運ばれるケースが年々増加。調査に協力した38の救急医療施設で、2011年度から5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、このうち3人が死亡していたことがわかりました。調査を担当した埼玉医科大学の上條教授は、カフェインの摂取には注意が必要だと言います。
「カフェインというのは比較的に安全な薬だと思われているんですけど、カフェインは興奮作用がありますので、短時間のうちに摂取しすぎると、吐き気、激しい嘔吐が出たり、心拍数が上がって動悸を感じたりする。そういうことが起こっています」(埼玉医科大学 上條吉人 教授)
カフェインは、コーヒー100ミリリットル当たり60ミリグラム、紅茶で30ミリグラム、煎茶には20ミリグラム含まれています。一方で、カフェイン入りの清涼飲料水には100ミリグラム含まれているものもあります。
「数時間以内に(カフェインを)1000ミリグラム(=1グラム)以上摂取すると中毒症状が起きます 」(埼玉医科大学 上條吉人 教授)
上條教授によるりますと、カフェイン中毒は若者に多く、背景には、自動販売機や店で手軽に購入できることから依存や乱用といったケースが目立ってきていると言います。過去には、エナジードリンクとカフェイン入りの錠剤を頻繁に飲んでいた深夜勤務の20代の男性が中毒で死亡する事故も起きています。
「(店では)お飲みになる時に『注意書きをお読みくださいね』と言ってます」(ミヤモトドラッグ本川越店 販売スタッフ 藤村多恵子さん)
エナジードリンクには、一日1本を目安、カフェインに敏感な方はお勧めしないなどと書かれているが、いずれも表示は小さく、目立ちません。
「(錠剤などは)無制限に購入することができるので販売数を制限することが大事」(埼玉医科大学 上條吉人 教授)
働く人、勉強する人にとっては魔法のようなカフェインの作用。しかし、強い刺激には注意が必要です。
