洗濯を効果的に!「液体洗剤」「粉末洗剤」を使い分けるポイント

洗濯を効果的に! 「液体洗剤」「粉末洗剤」を使い分けるポイント

普段の洗濯は「液体洗剤」「粉末洗剤」のどちらをお使いでしょうか。最近は液体洗剤が主流になりつつある一方、コストパフォーマンスではまだまだ、粉末洗剤に軍配が上がる――。そんなイメージが一般的かと思いますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 オトナンサー編集部では、それぞれの洗剤の特徴について、東京・旗の台にある三共クリーニングの田村嘉浩社長に聞きました。

粉末よりも優しく洗える液体洗剤

 まずは液体洗剤からです。

 田村さんによると、液体洗剤は水に溶けやすく油汚れを落とすのに向いています。特に、食べこぼした部分に原液を直接塗って洗浄力を高められるのが便利です。液体洗剤には、弱アルカリ性のものが多いといいますが、大量の水に溶かすことで「ほぼ中性」になり、粉末よりも“優しく”洗うことができるため、色柄ものに適しています。

 次に粉末洗剤です。

 アルカリ性が強い粉末洗剤は、汚れを落とすパワーは液体洗剤以上で、衣類全体の頑固な泥汚れや食べこぼしなどを落とすのに向いています。粉末洗剤には、「キレート剤」という成分が含まれ、水中のミネラル分が洗浄を邪魔するのを防ぎます。「マグネシウムやカルシウム、鉄分などを取り除いて洗剤の働きを助けるのです」(田村さん)。

 ただし染色の弱い衣類や、ウールやシルクなど動物性の繊維の衣類には不向きなため、おしゃれ着洗いには向かないそうです。

 田村さんによると、液体にも粉末にも、白い衣類をより白く洗うことに適した蛍光増白剤や漂白剤、除菌剤などを配合したものがあり、「どちらがどう」と一概に言えない部分もあるそう。家計に優しいのは粉末ですが、「両者を使い分けるポイントは、衣類の色や繊維、汚れの種類、部屋干しの有無など。肌着や体操着など、白くきれいに洗いたいものは粉末を、色柄ものやオシャレ着は液体を使うと覚えましょう」。

花粉がつかない! 洗濯のコツは「柔軟剤」にあった

本格的な花粉シーズンの到来で、花粉症の人は日々、つらい症状に悩まされていることと思います。外出中はもちろんのこと、衣類や洗濯物に付いた花粉によって、部屋の中でも症状に苦しむ重症の方もいらっしゃることでしょう。

 そこでオトナンサー編集部では、外に干した洗濯物になるべく花粉を付着させない方法について、三共クリーニング(東京・旗の台)の田村嘉浩社長に聞きました。

静電気の多い衣類に多く付着する

 田村さんによると、花粉は衣類の凹凸が大きければ大きいほど、また、静電気が多ければ多いほど、たくさん付着する性質があります。

 一般に、カシミヤやセーターなど表面がデコボコした洋服には花粉が付きやすく、逆に、ツルツルしたダウンジャケットなどは付きにくいそうです。静電気については、ポリエステルやウールは静電気を蓄積しやすく、綿やレーヨン、キュプラ(スーツの裏地などの素材)などは蓄積しにくいといいます。

 凹凸の大きな洋服は、できるだけ着ないようにするしかありませんが、静電気については発生しにくくするテクニックがあります。それは「柔軟剤」を使うことです。

 田村さんによると、衣類は通常、干すと静電気が空気中の水分へと放出されます。しかし湿度が低い冬場は空気中の水分が不足しており、静電気が放出されにくくなります。

 そこで柔軟剤を使うと、衣類の表面に油分の膜ができ、衣類内に保持された水分へと静電気が放出されるそう。さらに、この油膜には洗濯中の衣類同士の摩擦を防ぎ、新たな静電気の発生を防ぐ効果もあります。

部屋干しにしても構わないが…

 ちなみに、花粉の付着を避けるために“部屋干し”ではいけないのでしょうか。

「部屋干しをすると、部屋の湿度が上がって生乾きになり、厚手の衣類では、内側に雑菌が発生して臭くなる可能性があります。これを防ぐには、扇風機を利用して部屋の空気をかき回すことが大切です」(田村さん)

 ジャケットなど乾きにくい洋服は最初に、湿気を吐き出しやすい裏側を表にして乾かし、十分乾いたら裏返して、表側を乾かすのが効果的だそうですよ。

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